【時系列でわかる】引っ越しでやることリスト! 忘れてはいけない手続きを解説
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「引っ越すことになったけど、一体何から始めたらいいんだろう」
そう思っている、そこのあなた。
新生活の始まりはワクワクしますが、引っ越しは「やること」が山積みです。
荷造りはもちろん、考えるだけで頭が痛くなりそうな役所関係の手続き、ライフラインの解約や契約、そして新居での快適な生活に欠かせないインターネット回線まで…。
成功の鍵は、何よりも計画にあります。
「あれもこれも忘れてしまった…」となる前に、やることを事前に把握し、時系列で整理しておきましょう。
この記事では、引っ越しでやることをリストにして、引っ越し前、引っ越し当日、引っ越し後に分けて解説します。
慌てることなく、スムーズに引っ越しできるよう、一つずつチェックしていきましょう。
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[目次]
1.引っ越しの全体像を掴もう
2.引っ越しが決まったらすぐにやることリスト
2−1.引っ越し日の確定
2−2.初期費用の準備
2−3.引っ越し方法の検討
2−4.現住居の解約手続き
3.引っ越し 1 カ月前〜 2 週間前までにやることリスト
3−1.勤務先や通学先へ住所変更申請
3−2.不用品の処分
3−3.梱包資材の準備
3−4.使用頻度の低い物の荷造り
3−5.インターネット回線の手続き
4.引っ越し 1 週間前までにやることリスト
4−1.役所関連
4−2.ライフライン (電気、ガス、水道) 関連
4−3.郵便物などの転送手続き
4−4.使用頻度の高い物の荷造り
4−5.新居のレイアウト検討
5.引っ越し前日までにやることリスト
5−1.すぐに使う物の荷造り
5−2.冷蔵庫、洗濯機の水抜き
5−3.挨拶品の準備
5−4.新居の掃除と状態確認
5−5.現住居の掃除
6.引っ越し当日にやることリスト
6−1.荷物の搬出
6−2.忘れ物チェック
6−3.鍵の返却と敷金精算
6−4.荷物の搬入
6−5.ライフライン (電気、ガス、水道) 関連
7.引っ越し後にやることリスト
7−1.役所関連
7−2.自動車、バイク関連
7−3.金融機関、各種保険会社関連
8.引っ越しで見落としがちなインターネット回線
9.まとめ
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1.引っ越しの全体像を掴もう
引っ越しは、単に荷物を移動するだけでなく、さまざまな手続きや準備が伴う一大イベントです。
まずはその全体像を掴み、引っ越しにはどのような段階があるのかを確認しましょう。
【引っ越しの全体像】
| 準備段階 | やることの一例 |
|---|---|
| 事前計画、準備 (〜 2 週間前) | 引っ越し日の確定、引っ越し方法の検討、不用品処分、荷造り準備、インターネット回線の検討 |
| 引っ越し直前 (〜前日) | 役所での転出手続き、ライフラインの停止手続き、荷造り、掃除 |
| 引っ越し当日 | 荷物の搬出と搬入、鍵の返却、ライフラインの開始手続き |
| 引っ越し後 | 役所での転入手続き、各種住所変更手続き |
やることを事前に把握しておくと、抜け漏れが防げるだけではなく、心に余裕をもって引っ越し作業を進めることができます。
2.引っ越しが決まったらすぐにやることリスト
引っ越しが決まり、希望に合った新居を決めた瞬間から、やることは盛りだくさん。
【引っ越しが決まったらすぐにやることリスト】
| やること | 内容 | |
|---|---|---|
| ① | 引っ越し日の確定 | 引っ越し希望日を決めます。 |
| ② | 初期費用の準備 | 必要金額を確認し、期日までに準備します。 |
| ③ | 引っ越し方法の検討 | 引っ越し業者を利用するのか、自分で引っ越しをするのかを検討します。 業者利用の場合は複数社を比較、早期に予約しましょう。 自分で引っ越しをする場合は必要に応じて車などを手配します。 |
| ④ | 現住居の解約手続き | 定められた期日までに解約の通知をします。 (駐車場を契約している場合には駐車場の解約手続きもしましょう) |
計画的な引っ越しへの第一歩を詳しく確認していきましょう。
2−1.引っ越し日の確定
最初に行うべき最重要事項と言っても過言ではない、「引っ越し日の確定」。
これが決まらなければ、次に進むべき具体的な行動も決められません。。
新居の入居可能日と、現住居の退去日を考慮して、引っ越し日を決定します。
この際に、現住居の契約書を確認し、解約に関する規定を確認しておくと良いでしょう。
2−2.初期費用の準備
引っ越し先が賃貸物件の場合は敷金、礼金、仲介手数料、火災保険料など、物件を購入する場合には頭金や手付金などの初期費用が必要となります。
余裕をもって、支払い期日までに資金を準備しておきましょう。
不明な点があれば、不動産会社や大家さんに確認することをおすすめします。
2−3.引っ越し方法の検討
引っ越し方法は大きく分けて、引っ越し業者を利用する方法と自分で荷物を運んで引っ越しをする方法の2種類があります。
【引っ越し業者利用と自分で引っ越しのメリット、デメリット】
| 引っ越し方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 引っ越し業者利用 | ・労力負担が最小限 (プランによっては荷造りから荷解きまでしてくれる) ・時間と体力が節約できる |
・費用がかかる ・繁忙期などは希望の日時で引っ越し作業ができないことも |
| 自分で引っ越し | ・費用が安い ・引っ越しの日時を自分の都合だけで決められる |
・新居や荷物を傷つけるリスクが高い ・車や梱包資材などを手配する必要がある |
引っ越し業者を利用する場合には、業者の選定と見積もりの依頼が重要。
複数の業者から見積もりを取ることで、料金やサービス内容を比較検討でき、より条件の良い業者を見つけやすくなります。
早めに予約すると、希望の日時で引っ越しできる可能性も高まります。
一方、自分で引っ越しをする場合には、必要に応じて車や梱包資材などの手配が必要となります。
どれくらいの荷物を、どれくらいの大きさの車で、何往復するのかなど…考えることはたくさん。
家族や友人など、引っ越し当日に作業を手伝ってくれる人がいたほうが作業はスムーズに進むかもしれません。
[コメント]
おそらく、人よりも引っ越しの経験が多いと思われる筆者。 毎回節約のために引っ越し業者を利用せず、自分で引っ越しをしていましたが、とにかく大変でした。 初めて引っ越し業者を利用した際、その手軽さに感動した記憶があります。
2−4.現住居の解約手続き
新生活へのワクワクで、意外と見落としがちなのが、現住居の解約手続き。
一般的には退去日の 1 カ月前までとされている場合が多いですが、現住居の契約書をしっかりと確認し、定められた期日までに解約の通知をしましょう。
期日を過ぎてしまったり、定められたとおりの手続きがされていなかったりすると違約金が発生する可能性もありますので、注意してくださいね。
また、駐車場を契約している場合には、駐車場の解約手続きも必要です。
こちらも並行して契約内容を確認し、早め早めに手続きをしましょう。
3.引っ越し 1 カ月前〜 2 週間前までにやることリスト
いよいよ本格的な準備に取り掛かる時期がやってきました。
この時期に各種手続きの準備や、荷造りの下準備などを進めておくと、後々の負担が大きく軽減します。
【引っ越し 1 カ月前〜 2 週間前までにやることリスト】
| やること | 内容 | |
|---|---|---|
| ① | 勤務先や通学先へ 住所変更申請 | 担当者へ確認し、届出住所を変更します。 (転校や転園が必要な際は必要書類を確認しましょう。) |
| ② | 不用品の処分 | 処分方法を検討し、方法に応じて処分手続きをします。 |
| ③ | 梱包資材の準備 | ダンボール、ガムテープ、緩衝材などを用意します。 |
| ④ | 荷造り (使用頻度:低) | 季節外れの衣類など、日常に必要のない物から作業を進めます。 |
| ⑤ | インターネット回線の手続き | 利用している回線を移設するのか解約するのかを決めます。 |
3−1.勤務先や通学先へ住所変更申請
企業や通学先によって、引っ越しの際の必要書類や手続き内容が異なる場合があります。
まずは担当者へ確認し、準備を進めていきましょう。
転校や転園が必要な距離での引っ越しの場合は、その手続きも必要となります。
在籍している学校 (保育園、幼稚園、小中学校、高校など) に、引っ越しに伴う転校や転園手続きについて問い合わせて、必要書類や手続きの時期を確認しておきましょう。
3−2.不用品の処分
引っ越しは、家中の不用品を見直す絶好の機会。
計画的に処分を進めていくと、荷造りの負担軽減にもなりますし、引っ越し費用も節約できます。
まずは処分したい物のリストアップから始めましょう。
処分方法としては、主に 3 種類。
粗大ごみとして回収してもらう、リサイクルショップやフリマアプリに出品する、不用品回収業者に引き取ってもらうといった方法があります。
【不用品の処分方法とメリット、デメリット】
| 処分方法 | メリット | デメリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 粗大ごみ回収 | ・収集場所に出すだけなので手軽 | ・費用がかかる ・回収日まで日にちがある場合もある |
・事前申し込みが必要 |
| リサイクルショップ or フリマアプリ |
・収入が得られる可能性がある ・環境に優しい |
・手間がかかる ・売れない場合もある |
・汚れていたら綺麗にするなど配慮が重要 |
| 不用品回収業者 | ・すぐに処分できる ・まとめて依頼可能 |
・費用がかかる ・業者によって価格の幅がある |
・業者選定の必要あり |
粗大ごみ回収など、不用品の処分の仕方は各自治体によって異なります。
粗大ごみの定義や規定などは現住所地の自治体へ確認してください。
引っ越し日が近づくにつれて忙しくなりますので、不用品の処分には早めに取り掛かりましょう。
3−3.梱包資材の準備
荷造りで欠かせないのは、ダンボールやガムテープ、緩衝材などの梱包資材。
ダンボールは、引っ越し業者を利用する際には用意してもらえることもあるので、確認しておきましょう。
また、スーパーやドラッグストアなどで無料でもらえる場合もあります。
サイズ違いで複数個用意しておくと便利です。
3−4.使用頻度の低い物の荷造り
この時期から、普段あまり使わない物は荷造りを始めてしまいましょう。
まずは、季節外れの衣類や書籍、来客用の食器など、日常に必要のない物から手をつけていくとスムーズです。
毎日少しずつ作業をすることで、引っ越し直前の負担を大幅に軽減できます。
3−5.インターネット回線の手続き
引っ越しに伴い、インターネット回線の手続きも忘れずにしましょう。
新居での快適な生活に欠かせない、インターネット環境の準備はここから始まっています。
・新たに回線の契約をする場合
新居で利用したいプロバイダーを選び、申込み手続きをします。
開通工事の日程調整が必要なので、早めに申込みをしておきましょう。
新居の回線には、最大 10 Gbpsの超高速通信ができる「So-net 光 10ギガ」がおすすめです。
現在契約中のプロバイダーには、現住居での利用停止日を伝え、解約手続きをします。
契約更新月以外での解約は、違約金が発生する場合がありますので、よく確認してくださいね。
レンタル機器 (ルーターなど) がある場合には返却方法もあわせて確認してください。
・現在契約している回線を引き続き使いたい場合
現在契約している回線を引き続き使いたい場合には、移転手続きが必要です。
契約中のプロバイダーにて手続きを行いましょう。
現在 So-net 光をご利用中で、継続利用を検討している方は引越しナビをご確認ください。
『8.引っ越しで見落としがちなインターネット回線』でもお伝えしますが、 So-net 光 10ギガでは
最大 10 Gbps の超高速通信ができるプランを提供しています。
家族全員が同時に動画やオンラインゲームを楽しんだり、リモート会議などで使用したりしてもストレスがなく、インターネットを利用できます。
新生活のスタートと共に、ご自宅のインターネット環境を見直し、快適なものに変更するのもおすすめです。
・マンションにおすすめの光回線は? 戸建タイプとの違いや導入の手順を解説
・光回線の乗り換えはめんどくさい? 手順や方法、メリット、注意点などを紹介
・一人暮らしのネット環境にはWi-Fiがおすすめ! サービスの種類や選び方、注意点を解説
4.引っ越し 1 週間前までにやることリスト
引っ越し当日まであと少し。
このタイミングになると、役所での手続きや電気、ガス、水道といったライフラインの手続きが集中します。
漏れがないように、一つずつ確認していきましょう。
【引っ越し 1 週間前までにやることリスト】
| やること | 内容 | |
|---|---|---|
| ① | 役所関連 | 必要な手続きを確認し、適切に転出の作業をします。 |
| ② | ライフライン (電気、ガス、水道) 関連 |
使用停止手続きをします。 |
| ③ | 郵便物などの転送手続き | 郵便局の「転居・転送サービス」を利用します。 |
| ④ | 荷造り (使用頻度:高) |
最低限必要な物を残して、作業を進めます。 |
| ⑤ | 新居のレイアウト検討 | 家具の配置図などを作るのもおすすめです。 |
4−1.役所関連
「役所での手続き」と聞くだけで、なんだか難しそうに感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
でも大丈夫。
転出時に役所で行う主な手続きを一覧にまとめていますので、これを見ながら手続きをしていきましょう。
※現住所地から異なる自治体への転出の場合の一覧となります
※自治体によって手続きが異なる場合がありますので、詳細は各自治体の担当窓口にお問い合わせください
【引っ越しに伴う役所での手続き一覧 (転出) 】