光回線の乗り換えはめんどくさい? 手順や方法、メリット、注意点などを紹介
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「光回線の乗り換えはめんどくさい」という話を聞いて、乗り換えを躊躇している方もいるでしょう。乗り換えには手続きが必要なため、めんどくさいと考える方も一定数いるのは事実です。しかし、サポート体制が整った会社であればそういっためんどうからも解放されます。
本記事では、光回線への乗り換えがめんどくさいといわれる理由や乗り換え方法、乗り換えるメリット、タイミングなどを解説します。おすすめの10ギガ(10Gbps)プランも紹介するため、ぜひ参考にしてください。
※ 本記事においてSo-net 光とは「So-net 光 1ギガ(So-net 光 S/M/L)」と「So-net 光 10ギガ」のことを指しています
光回線を乗り換える方法と手順
光回線を乗り換える主な方法は、以下の3つです。
・転用
・事業者変更
・回線新設
それぞれの方法の概要や乗り換え手順を解説します。工事の有無や必要な手続きについても紹介しているのでご参照ください。
転用
転用とは、フレッツ光回線から光コラボ回線(光コラボレーション)に乗り換えることを指します。
フレッツ光回線は全国で利用でき、NTT東日本・西日本が提供している回線です。光コラボ回線では、このフレッツ光の回線を借りてサービスを展開しています。転用のメリットは、回線自体の変更がないため、工事が基本的には不要である点です。
※ 品目変更、移転を伴う場合には工事が必要になります
転用の主な流れは、以下のとおりです。
・転用承諾番号をNTT東日本またはNTT西日本に連絡して発行してもらう(電話もしくはウェブ申込)
・取得した転用承諾番号を新しい光コラボ回線事業者に提示し、申し込みを行う
転用する場合は、まず転用承諾番号の取得から始めましょう。
事業者変更
事業者変更とは、光コラボ回線を利用中の方が、他の事業者の光コラボ回線へ乗り換えることを指します。
事業者変更では光コラボ回線事業者が変わるだけのため、工事をすることなく手続きが可能です。また、利用中のフレッツ光回線を継続利用することも変わらないため、次項で紹介する回線新設とも区別されます。
事業者変更の主な流れは、以下のとおりです。
・事業者変更承諾番号を契約中の光コラボ回線事業者に発行してもらう
・取得した事業者変更承諾番号を乗り換え先の光コラボ回線事業者に提示して、申し込みを行う
現在利用中の光コラボ回線を解約して乗り換える場合には、違約金が発生する可能性があるため、注意しましょう。
回線新設
回線新設とは、利用中の回線を解約して光回線を新たに契約する方法です。「転用」や「事業者変更」に当てはまらない乗り換えがこれに該当します。
たとえば、auひかりやNURO光といった独自の回線網を利用しているサービスや、ケーブルテレビのインターネット回線から、So-net光のような光コラボレーションへ乗り換える際に必要となる手続きです。また、初めて自宅に光回線を導入する場合も回線新設となります。
回線新設では、回線設備の入れ替えなどが必要です。回線新設の手順は、以下のとおりです。
・光コラボ回線事業者に申し込みを行う
・光回線の開通工事を行う
・(契約中の回線がある場合)工事完了後、利用中の回線を解約する
なお、回線新設申し込み時の開通工事は通常約1カ月程度で完了しますが、申し込み時期や回線の種類、物件状況により最大2〜3カ月かかることもあるため、注意しましょう。
光回線への乗り換えがめんどくさいといわれる理由
光回線への乗り換えは、めんどくさいと感じられがちですが、その理由は乗り換え方法によって異なります。それぞれ必要な手続きがあるため、めんどくさいと思わなくてすむように、手続きの内容を事前に把握しておくことをおすすめします。
転用の場合
転用の場合は、転用承諾番号の取得が必要です。忙しい方からすると、取得することだけでも手間に感じてしまうこともあるでしょう。
さらに、転用承諾番号には有効期限があります。有効期限は発行日を含む15日間で、期限を過ぎると乗り換えができなくなるため注意が必要です。
事業者変更の場合
事業者変更をする場合は、事業者変更承諾番号を取得しなければなりません。利用している回線事業者から取得するもので、こちらにも有効期限があり、発行日を含んだ15日間とされています。
また、事業者変更の場合は更新月以外に事業者変更を行うと違約金が発生する可能性があります。自分の契約における解約月がいつなのか、事前に確認しておくことが大切です。
回線新設の場合
回線新設の場合は、「新規申込と解約の手続きを別々に行う必要がある」「開通工事の調整・立ち会いが必要」といった点がめんどくさいといわれる理由です。
さらに開通工事はもちろん、すでに別回線を利用中であれば撤去工事が必要な場合もあります。
工事完了までに、1〜3カ月程度はかかるため、乗り換えないままにしておくという方もいます。
光回線を乗り換えるメリット
光回線を乗り換えることで得られる主なメリットは、以下のとおりです。
・月額基本料金が安くなる
・通信環境が安定する
・特典・キャッシュバックを受けられる
月額基本料金や通信環境に不満を覚えている場合には、回線を乗り換えることで多くのメリットが得られるでしょう。
月額基本料金が安くなる
光回線を乗り換えると月額基本料金が安くなる可能性があります。光回線の月額基本料金は事業者によって異なるためです。
また、サービス内容が同じでも料金が異なるケースもあります。光回線を乗り換える際には、自分の希望に合った事業者をいくつか比較して検討するようにしましょう。
通信環境が安定する
光回線を乗り換えることで、通信環境が安定する場合があります。たとえば、IPv6 IPoE方式対応の光回線を利用する場合です。IPv6 IPoE方式の光回線は従来のIPv4方式やIPv6 PPPoE方式と比べて通信の混雑が少ないため、大容量のデータでもスムーズにやり取りできます。普段から動画配信サービスを見る方やオンラインゲームを楽しんでいる方には、IPv6 IPoE方式の光回線へ乗り換えるのがおすすめです。
特典・キャッシュバックを受けられる
光回線を乗り換えることで、事業者の実施している特典やキャッシュバックなどを受けられる可能性があることもメリットのひとつです。光回線事業者の中には、「初月無料」「最大○カ月無料」といった特典を設けているところがあります。
事業者によって特典は異なるため、光回線を乗り換える際には、気になるものがないか確認しておくようにしましょう。
光回線を乗り換える際の注意点
光回線を乗り換える際の注意点を紹介します。気をつけたいのは、以下の3点です。
・プロバイダメールが使えなくなる
・回線工事が必要な場合がある
・違約金が発生する場合がある
回線乗り換え後にこんなはずじゃなかったとならないためにも、あらかじめ注意点を把握しておきましょう。
プロバイダメールが使えなくなる
現在利用している光回線を解約すると、これまで使っていたプロバイダメールを使えなくなる可能性があります。プロバイダメールは、プロバイダと契約しているから使用できるメールアドレスです。
契約を解除するとプロバイダから付与されたメールアドレスも使えなくなるため、注意しましょう。
重要なメールがプロバイダメールに保存されている場合は、あらかじめフリーメールアドレス(Gmailなど)を取得して転送設定しておくようにしましょう。
回線工事が必要な場合がある
光回線を乗り換える際には、回線工事が必要になる場合があることは理解しておきましょう。
乗り換え方法別の工事の有無は、以下のとおりです。
・転用:原則工事は不要だが、最大通信速度を変更(品目変更)する場合には工事が必要
・事業者変更:原則工事は不要
・回線新設:新規で光回線を引き込むため、工事が必要
自分が該当する乗り換えパターンを把握して、工事の有無をあらかじめ理解しておきましょう。
違約金が発生する場合がある
光回線の乗り換えにおいて、プロバイダを解約する場合には違約金が発生する可能性があります。
転用、事業者変更、回線新設のどの方法で乗り換える場合でも、契約内容によっては違約金が請求されるケースはあるので注意しましょう。
違約金の金額は、プロバイダとの契約内容によって異なります。違約金の有無や金額については、契約時に渡された契約書や請求書などであらかじめ確認しておきましょう。
光回線の乗り換えを考えるタイミング
光回線の乗り換えを考えるタイミングとしては、月額基本料金が高いと感じた場合や速度に不満を覚えたときなどが挙げられます。ここでは、乗り換えタイミングについて解説します。
月額基本料金が高いと感じたとき
利用している回線事業者の月額基本料金が高いと感じた場合は、乗り換えタイミングといえます。
初年度や2年目までの月額基本料金は、特典やキャンペーンによる割引・キャッシュバックなどによって抑えられていることが多いのが特徴です。特典やキャンペーン終了後も継続して利用し、月額基本料金が通常料金になったとき、割高に感じてしまうかもしれません。
光回線を乗り換えれば、特典やキャンペーンを受けられるため月額基本料金を抑えられます。
速度が遅いと感じたとき
回線速度が遅い場合も、乗り換えのタイミングです。回線速度は、プロバイダや回線事業者との契約内容以外に、利用環境にも影響を受けます。
回線工事後は速度も出て快適に使用できていたとしても、数年経つうちに接続するスマートフォンやWi-Fiルーターなどの機器自体が経年劣化することで、体感速度が落ちてしまうケースは少なくありません。
引越しをするとき
引越しも、光回線を乗り換えるのに適したタイミングです。引越し後も同じ回線を利用するのであれば、転居先での工事が必要になります。
その場合、工事費用を負担することになるため、このタイミングで乗り換えて費用を浮かせるという方法も考えられるでしょう。
契約更新を迎えるとき
現在使用している回線が契約更新を迎える場合には、乗り換えを検討してもよいでしょう。光回線の契約期間が定められている場合は、一般的に2年もしくは3年で自動更新となります。契約更新期間に回線を乗り換えれば、違約金がかかりません。
工事費の分割払いが完了したとき
回線工事費の分割払いが完了したタイミングも、乗り換えに適しています。回線工事には、数万円の工事費がかかるため、分割払いにしている方も多いでしょう。工事費の残債がある場合に回線を解約すると、残債を一括請求される可能性があります。
ただし、残債がなくても契約途中の場合には違約金が発生する可能性もあるため、注意しましょう。契約更新と工事費の分割払い期間は、それぞれ別に設定されているケースが多いためです。
分割払い終了月と契約更新月の両方をあらかじめ確認したうえで、乗り換えに臨みましょう。
まとめ
光回線を乗り換えるには、転用や事業者変更、回線新設の3つの方法があります。転用であれば転用承諾番号の取得、事業者変更であれば事業者変更承諾番号の取得が必要です。また、回線新設では回線工事が必要になります。
いずれの場合でも何かしらの手間がかかるため「乗り換え=めんどくさい」というイメージが付いてしまっているようです。
そのため光回線を乗り換える際には、サポート体制の整った会社を選ぶようにしましょう。
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(この記事が書かれたのは2025年8月です。)