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記事公開日:2024.02.01

法人向けネット回線・インターネット回線はどう選ぶ? 個人向けとの違いは?

※記事公開日時点の情報です。

「会社を立ち上げたが、法人向けインターネット回線の選び方がわからない」
「費用だけではなく、リスクも抑えて法人向けのインターネット回線を選びたい」
「計画中の事業所移転や支店開設では、コストもリスクも最小限でネット環境を整えたい」
このようなお悩みを抱えていませんか。

法人向けインターネット回線を契約すると、個人向けの回線よりも多くのサービスやサポートを受けられ、メリットが大きいです。

本記事では、法人契約と個人契約のインターネット回線の違いを整理しながら、法人向けインターネット回線の選び方やおすすめ、デメリットなどについて解説していきます。

法人向けインターネット回線と個人契約の違い

インターネット回線の契約方法には、「法人契約」と「個人契約」の2種類があります。

「個人契約」は一般家庭向けの光回線、「法人契約」は法人に特化したサービスやオプション、サポートなどが追加された光回線を契約します。

ビジネスで使用するインターネット回線だからといって、必ずしも「法人契約」を選ぶ必要はありません。ただし、「法人契約」には次の5つの特長があるため、個人契約との違いを理解したうえで利用目的に適した契約を選びましょう。

  • 固定IPアドレスを取得できる
  • セキュリティサービスが充実している
  • サポート体制が充実している
  • 領収証書が発行される
  • 専用回線で混雑の影響を受けにくい

ひとつずつ見ていきましょう。

固定IPアドレスを取得できる

法人向けインターネット回線を契約すると、固定IPアドレスを複数取得できます。IPアドレスとはインターネット上の「住所」のことで、インターネットに接続された機器が、双方を識別し、特定の相手にデータやファイルを送るために利用されます。

個人向けインターネット回線では接続するたびにIPアドレスが変更されるため、WEBサイトを公開してもIPアドレスが変わりアクセスできない状況になります。

一方、法人向けインターネット回線では固定IPアドレスを複数取得可能です。固定IPアドレスを利用すれば、WEBサイトの運営やクラウドサービスによる情報共有、リモートデスクトップの利用など、さまざまなことができるようになります。

セキュリティサービスが充実している

先述の固定IPアドレス取得は「VPN」というセキュリティサービスの利用にも役立ちます。「VPN」とは、固定IPアドレス同士をトンネルでつなぎ、第三者がアクセスできないセキュリティ環境を構築してくれるサービスで、データを暗号化して安全に通信できる仕組みです。

「VPN」を利用すれば、出張先や外出先から社内ネットワークにアクセスするとき、または、本社と支店など離れた場所からアクセスするときなどに、安全な環境でネットワーク接続できます。

さらに、近年の法人向けインターネット回線には、クラウド型の統合脅威管理(UTM:複数のセキュリティ機能が統合されたサービス)がセットとなっている回線も多いです。クラウド型のセキュリティサービスであるため、迅速な導入が可能で最新のサイバー攻撃にも対応できます。

個人情報や機密情報の取り扱いが増えた現代において、セキュリティは会社や顧客を守るうえで必要不可欠な要素です。

サポート体制が充実している

会社でインターネットが使えなくなると業務に大きな支障が生じるため、法人向けのインターネット回線契約ではサポート体制が充実しているサービスが多いです

プロバイダによってはサポートデスクやコールセンターの窓口が法人向けと個人向けで分かれているため、電話やチャットの対応も早く、24時間対応可能な場合もあります。

インターネット回線にトラブルが発生したときや、契約に関して疑問があるときなど、迅速に手厚いサポートを受けられる点は、法人向けインターネット回線の特長です。

領収証書が発行される

法人向けのインターネット回線契約では、法人名義で領収証書や請求書を発行してもらえます。

規模に関わらず、会社として事業を行っているのであれば、税申告の際に領収証書や請求書が必要です。

領収証書や請求書を発行してもらえれば、毎月のインターネット回線の料金を経費として計上できます。

また、個人事業主やフリーランスとして活動している方も、確定申告で経費として申告する際に役立ちます。適切な税申告をするためにも大切に保管しましょう。

一方、個人名義でインターネット回線を契約すると領収証書や請求書を発行してもらえないことが多いです。

専用回線で混雑の影響を受けにくい

法人向けインターネット回線では、混雑の影響を受けにくい専用回線サービスを用意しているプロバイダも存在します。プロバイダによっては帯域保証型サービスや占有型サービスとも呼ばれます。

専用回線なら、通信が混雑する時間帯でも、契約した法人向けに一定の帯域が確保され、通信速度を保証してくれるため、通信遅延が起こりにくいです

近年では、動画配信サービスや音楽配信サービスを利用する個人が増えたため、夜間だけではなく日中も通信混雑が起こりやすくなりました。専用回線を設け、個人向けと法人向けの帯域を分離することで、高速で安定したインターネット環境が手に入ります。

法人向けインターネット回線を選ぶときの注意点5つ

法人向けインターネット回線を選ぶときの注意点は主に次の5つです。

  • プロバイダが法人契約できるか
  • 月額料金だけではなく実質料金は安いか
  • ストレスのない通信速度か
  • 提供エリアの広さは十分か
  • 回線のタイプは使用用途に適しているか

それぞれ詳しく見ていきましょう。

プロバイダが法人契約できるか

インターネット回線を提供するプロバイダは数多く存在しますが、個人契約のみ提供しており、法人契約に対応していないプロバイダもあります。

また、法人契約に対応していても、コールセンターやサポートデスクが個人契約と同じ窓口に集約されているケースも見られます。個人契約と窓口が同じだと、トラブル発生時に速やかな対応が受けられず、ストレスを感じるおそれがあるでしょう。

インターネット回線を選ぶときは、プロバイダが法人契約できるか、また、法人向けのサポート体制が整っているかを確認しましょう。

月額料金だけではなく実質料金は安いか

月額料金は安いに越したことはありません。ただ、光回線選びの際は、単純な月額料金だけではなく、月額割引キャンペーンやキャッシュバック、工事費や解約金なども加味した実質料金にも目を向けましょう。

例えば、契約初月から一定期間は割引キャンペーンで安かったとしても、本来の月額料金が高く、キャンペーン終了後も継続して使っていたら実質的な負担額は高くなってしまうでしょう。本来の月額料金が低ければ、キャンペーンや特典適用後でもそのような心配はいりません。

割引キャンペーンやキャッシュバックが適用された見かけ上の月額料金ではなく、実質的な料金で判断してみてください。

ストレスのない通信速度か

ビジネスで使うインターネット回線として、ストレスがなく快適な通信速度であるかどうかにも注意しましょう。

そこでおすすめしたいのがIPv6通信(IPoE接続)対応のインターネット回線です。IPv6通信(IPoE接続)は新しい次世代のインターネット接続方式です。

IPv6通信(IPoE接続)では、従来の混雑しているPPPoEのネットワークを回避するため、地域や時間帯の影響が少なくなり、快適にインターネットを利用できます。

So-net 光 minico」ならIPv6通信対応の無線ルーターを永年無料でレンタルできるため、ストレスのない通信速度が得られます。また、「So-net 光 minico」は、必要に応じて単発で高速通信が可能になるオプションサービス「さくさくスイッチ」も利用できるため、「So-net 光 プラス」と同等の高速な通信環境で作業可能です。

提供エリアの広さは十分か

通常インターネット回線には提供エリアが定められており、エリア外ではインターネットを利用できません。

例えば、「ピカラ光」は四国エリアのみ、「コミュファ光」は東海エリアのみが提供エリアとなっています。

全国に拠点を持っている、または、今後も同じ事務所を使うとは限らず将来的に事務所移転や支店開設を予定している場合には、提供エリアが広いかどうかをあらかじめ確認しましょう

提供エリアが広ければ、離れた場所に移転しても引き続き利用できるため、インターネット回線を他社へ切り替える手間がかかりません。

回線のタイプは用途に適しているか

ストレスなく業務を行うためには、通信速度や同時接続台数、ファイルのアップロード制限などの観点から用途に適した回線を選ぶことも重要です。

近年はテレワークやクラウドサービスの普及によって、リモート会議や大容量データのアップロードを行うことが増えました。しかしプロバイダによっては、同時接続台数やファイルのアップロード容量に制限を設けていることもあります。

業務内容や用途に適した回線を選ばなければ、業務に支障が生じてしまいます。通信遅延やストレスに悩まされることなく、快適に業務ができる回線を選ぶとよいでしょう。

法人向けインターネット回線のデメリット

多くのメリットがある法人向けインターネット回線ですが、契約をするうえでは次のようなデメリットも発生するため注意しなければいけません。

  • 契約時の必要書類が多い
  • 月額料金が高額になりやすい

ひとつずつ見ていきましょう。

契約時の必要書類が多い

インターネット回線を個人契約する場合、免許証や健康保険証といった本人確認書類があれば手続きは完了します。

一方、インターネット回線を法人契約する場合、法人確認書類が必要となります。プロバイダにより多少異なりますが、契約時に以下のいずれかの書類を求められることが多いです。

  • 登記簿謄本(または履歴事項全部証明書)
  • 法人の印鑑証明書

いずれも新しいウィンドウで開く法務局で請求できる書類ですが、取り寄せや準備に時間がかかることもあるため、契約前に必要書類をあらかじめ確認しておきましょう。

月額料金が高額になりやすい

法人契約の場合、インターネット回線の月額料金以外にも追加で費用が発生することがあります。例えば、ビジネスアカウント管理やオプションサービスなどの利用料です。

法人契約は、個人契約に比べて幅広いサービスを利用できる反面、月額料金が高額になるおそれがあります。

固定IPアドレスの複数取得や、トラブル保守対応サービス付帯などのオプションを検討している方は、事前にオプション料金を確認し、トータルの月額料金をイメージしておきましょう。

法人契約でインターネット回線を利用するなら「So-net 光 minico」がおすすめ!

「個人契約」に比べて「法人契約」ではさまざまなメリットを得られることをお伝えしてきました。

法人契約でインターネット回線の利用を検討している方には「So-net 光 minico」がおすすめです。

So-net 光にはさまざまなインターネット回線サービスが存在しますが、「So-net 光 minico」には次のような特長・特典があります。

  • 契約期間なし
  • 解約金(違約金)なし
  • 回線工事費が実質無料
  • 戸建・マンションともに月額料金がずっと業界最安クラス
  • 高速・安定した通信が可能な「v6プラス」対応ルーターが永年無料
  • 開通までの期間ポケット型Wi-Fiを初月0円〜レンタルできる(32日目以降は46円/日〜)
  • NUROモバイルユーザーはNUROモバイルの月額基本料金が1年間割引(So-net光&NUROモバイルセット割への申込みが必要)
  • オプションサービスが充実している(安心サポート+、まとめてバスターなど)

は業界最安クラスの月額料金でありながら、安定した高速通信を実現しています(マンション:3,400円/月、戸建て:4,500円/月)。

なぜ、業界最安クラスにもかかわらず安定した高速通信を実現できたかというと、「So-net 光 minico」が専用設計した帯域を利用して機能を通信に絞ったシンプルなサービスとなっているからです。ただし、通信が混雑する時間帯には「So-net 光 プラス」と比べると速度が遅くなる場合があります。

遅くなるといっても、日中に仕事で利用したり、夜にWEBの閲覧や標準画質の動画鑑賞をしたりする程度の通常利用であれば、支障のない通信速度です。一方、海外拠点と大画面でオンライン会議を頻繁に実施したり、夜間帯に大容量データをダウンロードしたりするような場面では、速度低下が気になってしまうかもしれません。

速度低下が気になる方は、1回220円で利用できるオプションサービス「さくさくスイッチ」を前日までに申し込めば、翌日は「So-net 光 プラス」と同等の高速な通信環境で作業できるため、ご安心ください。

このように「So-net 光 minico」は混雑時に通信速度が低下することはありますが、月額料金の安さを見れば、コストを抑えつつ安定した高速通信のインターネット環境が整えられるインターネットサービスです。解約金や契約期間の縛りがなくリスクも最小限に留められるため、事業所移転や支店開設などを予定している事業者の方には特におすすめです。

また、昼間の通信速度が速く安定し、かつ、リーズナブルな「So-net 光 minico」は、混雑の可能性が高い夜間帯に利用ニーズが少ない個人店舗のような小規模法人や、夕方以降にネット環境を利用する機会の少ない個人事業主などにとってもまさにピッタリの回線プランといえます。

一方、「24時間どの時間帯も通信速度低下は困る」という場合には、混雑の影響を受けにくく最大1Gbpsの高速通信が可能な「So-net 光 プラス」がおすすめです。auやUQモバイルキャリアをお持ちの方なら、支払い料金が永年割引される特典もあります。

そのほか、独自回線で安定した高速通信に強みを持つ「au ひかり」も、月額料金が安く、契約期間を自由に選べるためおすすめの回線です。「So-net 光 プラス」同様、auやUQモバイルキャリアをお持ちなら、支払い料金が永年割引される特典も付いています。ただし、インターネット回線の提供エリアは限定されるため注意が必要です。

まとめ

本記事では、法人向けのインターネット回線について解説しました。

法人向け(法人契約)のインターネット回線には、個人向け(個人契約)のサービス内容に加えて、豊富なオプションや充実したサポート体制、専用回線による安定した高速通信が用意されている特長があります。

インターネット回線を見直す際には、安定した通信速度をリーズナブルな価格で利用できる「So-net 光 minico」がおすすめです。契約期間や違約金がないため、利用シーンに応じた柔軟な利用が可能です。

ストレスのない、より快適な通信環境を構築するためにぜひ導入を検討してみてください。

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