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インターネットの安全利用に欠かせないアップデート【Windows OS編】

パソコンのOSやアプリケーションに、外部からの侵入を許してしまうような深刻な問題が見つかることがしばしばあります。問題が見つかると、それを修正するプログラムが配布されるので、これを適用して最新の状態にする「アップデート」という作業を行います。この作業を怠ると、ウイルスに感染しやすい危険な状態のまま、パソコンを使い続けることになってしまいます。今回のトピックスは、Windowsユーザーが必ずやっておかなければならないWindows OSのアップデートについて説明します。インターネットを安全に利用するために、常にシステムを最新状態に更新しておきましょう。

■「アップデート」が必要な理由

OS(注1)やアプリケーション(注2)、プラグイン(注3)などに不具合が見つかると、開発元では不具合を修正するための更新プログラム(パッチ)を公開します。「アップデート」とは、公開されたパッチをインストールして、OS、アプリケーション、プラグインなどを最新の状態に書き変える(更新する)ことです。

パソコンのセキュリティを危うくするような不具合を「脆弱性(ぜいじゃくせい)」と呼びますが、脆弱性の中には、悪用されるとウイルス感染の引き金になってしまうものもあります。脆弱性を修正するためには、アップデートを実行しなければなりません。アップデートをしないと、パソコンを危険な状態で使い続けていくことになるのです。

(注1) OS:オペレーティングシステム。パソコンを動かすための基本ソフト。Windowsでは、新しい順にWindows 8、7、Vistaなどがある。

(注2) アプリケーション:文書の作成やWebサイトの閲覧などの、特定の作業を行うためのソフトウェア。アプリ、応用ソフトなどと呼ばれることもある。

(注3) プラグイン:アプリケーションに機能を追加するためのプログラム。


★コラム:「アップデート」と「アップグレード」

アップデートとアップグレードの違いを知っておきましょう。

・アップデート
不具合の修正や、ちょっとした機能追加を目的とする、小規模な更新。また、そのためのパッチをインストールすること。

・アップグレード
製品を根本から改良するための大規模な更新。また、現在持っている製品から、できあがった新しいバージョンの製品へ移行すること。

たとえば、Windows 7を利用している場合に、Windows UpdateやMicrosoft Updateを利用してWindows 7にパッチを適用するのがアップデートであり、Windows 8に乗り換えるのがアップグレードです。

■インストール、アップデートと管理者権限

ソフトウェアのインストールやアップデートのような、システムの設定・変更を伴う操作を行う際には、管理者権限をもつ管理者アカウントで許可を与える必要があります。管理者アカウントを設定した覚えのない方は、Windowsを初めてセットアップしたときのアカウントを思い出してください。それが管理者権限を持つ管理者アカウントです。

管理者権限を持たないアカウントでWindowsにログオン(サインイン)している場合には、管理者権限が必要な際に「管理者アカウント」のパスワードを入力するよう求められます。
管理者権限を持つアカウントでログオンしている場合には、管理者権限が必要な際にWindows 7/8では「次のプログラムにこのコンピューターへの変更を許可しますか?」、Vistaでは「続行するにはあなたの許可が必要です」というメッセージを表示し、確認を求めてきます。「はい(Y)」を選択して進んでください。


図1 ダイアログボックスを表示してユーザーに許可を求める(Windows 7/8)

■アップデートの前に~コントロールパネルの開き方と表示の切り替え方

コントロールパネルの開き方と、表示の切り替え方を覚えましょう。

【コントロールパネルの開き方】

  • <Windows XP/Vista/7では>
  • (1) [スタート]ボタンをクリックします。スタートボタンは、パソコンの画面の左下にあります。

    図2:スタートボタン

  • (2) [コントロールパネル]をクリックします。図3は、Windows7での表示例です

    図3:Windows7のコントロールパネル
  • <Windows 8/8.1では>
  • (1) スタート画面から[デスクトップ]を選択し、デスクトップ画面を表示します。
  • (2) 画面の右上隅にマウスポインターを合わせ(タッチパネルの場合は画面の右端からスワイプ)、チャームの[設定]を選択します。

    図4:デスクトップ画面を表示

  • (3) [コントロールパネル]を選択します。

    図5:[コントロールパネル]を選択(Windows 8/8.1)

    Windows 8.1の場合には、デスクトップ画面で[スタート]ボタンを右クリックして開いたメニューから、[コントロールパネル]を選択することもできます。

    図6:[コントロールパネル]を選択(Windows 8.1)

【コントロールパネルの表示を切り替える】

  • <Windows Vistaでは>
  • 初期設定では、いくつかのカテゴリに分類したカテゴリ別の表示になっています。クラシック表示に切り替えたり、カテゴリ別表示に戻したりしてみましょう。
    [クラシック表示]をクリックするとアイコン表示に、[コントロールパネルホーム]をクリックするとカテゴリ表示に戻ります。

    図7:Windows Vistaの表示

  • <Windows 7/8/8.1>
  • 初期設定では、コントロールパネルはカテゴリ別の表示になっています。[表示方法]で[大きいアイコン]を選択して表示を切り替えたり、[カテゴリ]を選択して元に戻したりしてみましょう。

    図8:Windows 7/8/8.1の表示

■自動更新を利用しよう

Windowsには、自動的にアップデートを行う自動更新機能があり、初期設定で有効になっています。「予期しないタイミングでプログラムが通信を始めてしまうのはいやだ」ということで、自動更新を無効にしている人がいるかもしれません。パソコン関連のWebサイトをこまめにチェックし、必要な情報をすばやくキャッチして、的確な対策をとれる人ならそれでもいいでしょう。しかしその自信がない人は、自動更新を有効にしておくようおすすめします。

■Windowsをアップデートする

Windowsのアップデートは、コントロールパネルの「Windows Update」で行います。Microsoft Officeなどの他のマイクロソフト製品も利用している場合には、下記のMicrosoft Updateサイトにアクセスし、画面の指示に従って必要なソフトウェアをインストールしましょう。インストール後は、「Windows Update」でWindowsと他の製品の両方の更新プログラムを取得できるようになります。

○Microsoft Update サイト(マイクロソフト)
http://update.microsoft.com/microsoftupdate

このサイトに「Windows Update はコントロール パネルの一部になりました」と表示される場合には、「Microsoft Update」はすでにインストール済です。


図9:未インストールの場合の画面表示


図10:インストール済の場合の画面表示

「Windows Update」の起動は、Windows Vista/7の場合は、[スタート] ボタン→[すべてのプログラム]→[Windows Update] の順に選択します。Windows 8/8.1の場合は、画面の右上隅にマウスポインターを合わせ(タッチパネルの場合は画面の右端から内側にスワイプ)、チャームの[検索]→[設定]の順で選択し、「Windows Update」を検索するか、コントロールパネルから起動します。

「Windows Update」の詳しい利用手順については、以下のページから、使用しているOSに対応したページを参照してください。

○Windows Update 利用の手順(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/security/bulletins/j_musteps.mspx


図11:Windows Updateの画面

【自動更新の設定を行う】
パソコンを常に最新の状態に保つために、「Windows Update」の自動更新を有効にしておきましょう。初期設定では、自動的に毎日更新チェックを行い、インストールするようになっています。設定の変更は、「Windows Update」の[設定の変更]で行えます。自動更新についての詳細は、以下のページを参照してください。

○パソコンを最新の状態に保つには何をすればいいの?(マイクロソフト)
http://support.microsoft.com/kb/879101/ja

※コントロールパネルの表示が図と違う場合は、カテゴリ別表示に切り替えましょう。


図12:自動更新の設定

■Windowsのサポート終了について

2014年4月にWindows XPのサポートが終了し、大きな話題になりました。サポートが終了してしまうと、その後は製品に問題が生じてもアップデートが行われないのです。Windows製品は、サポートがいつ終了するのかが予め決められており、最短で発売から10年間は、セキュリティ更新プログラムが無償で提供されます。

サポート期間中には、不具合の修正や新しい機能を追加するプログラムをまとめたサービスパック(SP)と呼ばれるものも提供されます。このSPの提供から一定期間が過ぎると、SPをまったく適用していないOSや古いSPしか適用していないOSは、更新プログラムが受け取れなくなってしまうので注意しなければいけません。

継続してセキュリティ更新プログラムを受け取りインストールするためには、サポート対象のSPをインストールしておく必要があります。詳しくは、以下のページを参照してください。

○マイクロソフト サポート ライフサイクル
http://support.microsoft.com/gp/lifecycle/ja

現在使用しているWindowsのバージョンとサービスパックの確認方法については、以下の資料を参照してください。なお「Windowsのバージョン確認方法」の説明にある「Windowsキー」とは、キーボードの左下にある、Windowsのマークのついたキーのことです。

Windows 8にはSPはありませんが、上位のWindows 8.1がSPと似た方法で提供されており、SP1相当の扱いになっています。Windows 8でサポートを継続するためには、Windows 8.1に移行する必要があり、8.1公開2年後となる2015年中には、Windows 8のサポートは終了する予定です。

(執筆:現代フォーラム/鈴木)



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