2011 年3月11日に発生した東日本大震災は、東北から関東の広域に及ぶ地域に未曾有の被害をもたらし、多くの尊い命が失われました。
「みちのく未来基金」は、「真に復興の礎となるのはこれから育つ若者たちである」という考えから、東北の地に設立された基金です。
東日本大震災で両親またはいずれかの親を亡くした子どもたちが、大学・短大・専門学校へ進学するために必要な入学金・授業料の全額を返済不要で給付しています。被災した遺児たちが、その夢や希望を諦めずに成長し、将来故郷の復興の力になってほしいという願いから、進学のサポートを行っています。
ソニーネットワークコミュニケーションズはこの活動に賛同し、2013年よりSo-netの会員の皆さまに「ソネットポイント募金(※)」を通じた支援をお願いしておりました。
会員の皆さまよりお預かりした募金は、7年間で総額1,500万円ほどに達し、特に2020年度は、例年の倍に近い400万円ほどの募金を頂戴しました。
お預かりした募金は、全額当社より「みちのく未来基金」へ寄付し、子どもたちの夢や希望を実現するための進学支援へ役立てられる予定です。
東日本大震災で親を亡くした遺児は1,756人とされています(※)が、「みちのく未来基金」では、2020年12月末時点でこれまで901名の子どもたちの進学を支援しています。
そして2021年2月、震災から10年を待たずに、必要な奨学金が予定額に達する見込みとなりました。
(※)2015年に厚生労働省が発表
これに伴い、ソネットポイント募金も2021年3月15日をもって受付を終了させていただきました。
これまでご支援いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。
今年の4月にも、新たに73名の子どもたちが基金を利用して進学されました。
進学された「みちのく生」たちが、この先も夢を持ち続けながら成長されることを願っています。
「みちのく未来基金」の活動は、公式ホームページや公式facebookからもご覧いただけます。
改めて、会員の皆さまの長年にわたるご支援に、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。