Sony

お知らせ

2015年2月12日
ソネット株式会社

「So-net メールサービスへの不正アクセス」の
被害影響範囲、原因調査結果、再発防止策について


 平素はSo-net をご利用いただき、誠にありがとうございます。

 

So-netが1月9日に公表しました、「So-net メールサービス」に対する悪意の第三者によるお客さまのメールアドレス/メールアドレスパスワードを用いた不正アクセスについて、これまでの調査において判明した、被害影響範囲、原因調査、再発防止策をご報告いたします。

 

 

■ 被害影響範囲

So-net では、悪意の第三者による不正アクセスの被害状況全体を把握するため、弊社サービスを構成しているサーバ群のアクセスログを調査いたしました。結果は以下の通りです。

 

お客さまのメールアドレス、およびメールアドレスパスワードを利用した不正アクセスの対象アカウント数は31,529 IDとなります。

 

<詳細>

  • メール不正受信認証(pop)が行われた該当アカウント数:31,529 ID
  • メール不正削除が行われた該当アカウント数:4 ID
    ※ 該当のお客さまには個別にご連絡します
  • メール不正送信が行われた該当アカウント数:1,014 ID
  • メール不正閲覧が行われた該当アカウント数:不正閲覧された該当者を特定することはできませんでした


また、当該不正アクセス元から、個人情報の閲覧/改ざん、またはサービスの不正申込/不正解約を行った形跡は確認されておりません。なお、So-net ではメールアドレスと異なる文字列のユーザーID への変更をお願いして参りましたので、メールサービス以外での不正行為の危険性は低いと考えております。

 

■ 原因調査

So-net のサービス全体を対象として、メールアドレスとパスワードが漏えいした可能性として想定し得るケースをリストアップし、以下の調査を通じて検証を行いました。

  • 認証試行の傾向、メールアドレス/パスワードリストの分析
  • サーバへの不正侵入形跡調査
  • サーバの不正操作形跡調査

 

検証の結果から、原因の特定には至りませんでしたが、推察できたことは以下の通りです。

  • 脆弱性検査の結果や、サーバへの不正侵入の痕跡がないことなどから、インターネット側からの不正アクセスによりメールアドレス とメールアドレスパスワードを窃取された可能性は低いと推察されます。
  • 不正アクセスされたケースにおける認証の成功率や、入会日・入会経路・コース・サービス等の共通性の有無についての検証結果や、サーバの不正操作の痕跡がないことなどから、内部からデータが漏えいした可能性は低いと推察されます。
  • アクセス履歴の検証結果などから、事前に何らかの手段でメールアドレスとパスワードのペアを複数組入手し、それを試行した後、“なりすまし”によりメールの受信認証、メール送信を行ったと推察されます。
     

 

■ 再発防止策

【So-net の対策】

これまでの対策

■ メールサービス

  • 総当たり攻撃(ブルートフォースアタック)の予防/検知
  • 大量不正送信(spam)の予防/検知

■ 全体

  • メールアドレスと異なる文字列のユーザーID への変更

 

今後の対策

So-net ではこのたびの事態を踏まえ、以下の対策を行います。

■ メールサービス

  • 不正アクセス予防/検知の強化(2015年2月 予定、一部導入済)

■ マイページ

  • ログイン履歴表示機能(2015年春 予定)

 

【お客さまへのお願い】

不正アクセスによる被害を防ぐためのお客さまへのお願いとSo-net の対応について、以下のご案内をしております。

不正アクセスによる被害を防ぐためのお客さまへのお願いとSo-net の対応について

 

So-netでは、今回の事象を厳粛に受け止め、継続的なセキュリティ強化・対策に取り組んで参ります。