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2020年02月24日 18時00分発表

海辺に吹く風・1


2月も下旬を迎え、日差しの暖かさを感じられる日も多くなりました。この時期は、冬と春の天気が混在している時期と言えそうです。その一つの例として、「風」が挙げられます。
日本海の低気圧が発達する時には、「春一番」と言われる南風が強まり、低気圧の通過後、冬型の気圧配置になると、北西風が吹き付けます。この強風の代表選手が同居する時期、風に大きく影響を受ける海の波でもいくつか注意が必要になります。
通常、海岸付近は、まわりに障害物が少なく風は、四方八方、どの方向からでも吹いてきます。ただ、大きくは沖から岸に吹く風と岸から沖に吹く風に分けられます。
海辺の風がこのどちらになるかで海や波の振る舞いかたが大きく変わるため、サーフゼなどマリンスポーツをする人は沖からの風を「オンショア」岸からの風を「オフショア」という特別な名前を付けて区別しています。
この場合、ショア(SHORE)は浜辺、海岸を意味し、浜辺にオン(ON)する、つまり上に乗る風、浜辺からオフ(OFF)する、つまり離れていく風、ということになるのです。

海に吹く風・2


さて、それではオンショアの場合とオフショアの場合では、どのようにふるまいが違うのでしょうか。
通常、海上の波は吹走距離(すいそうきょり)が長い時、つまり風の吹いてきた距離が長いほど風下で波が高くなります。ですから風向きがあまり変わらず、オンショアが強い時は、岸に近い所ほど波が発達することになります。
一方、オフショアが強い時は岸近くでは、比較的おだやかな海でも沖に行くと、波が高くなっていることになります。
オンショアが強いと釣りやサーフィンなどをする沿岸部では、強風や高波のため、足下に注意が必要です。とくに、砕けた波は、元の波の5から6倍のスピードで打ち寄せるので波打ち際でも危険度が低くなるわけではありません。
また、オフショアが強いと、プレジャーボート(ヨットやモーターボート)などは湾内等に停泊している時は揺れを感じなくても、沖合では白波が立っていることもあるので、出発には十分な検討が必要になるのです。



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