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2021年02月25日 18時00分発表

春の一日


1日の時間帯を表す言葉には季語になっているものがあり、そのうち春の季語であるものもいろいろあります。
例えば「春暁(しゅんぎょう)」は、夜中が過ぎてまだ暗いうち、夜が明けようとするころを指します。
その後夜がほのぼのと明けはじめ、次第に物が見分けられるようになると「春曙(しゅんしょ)」となります。両方とも夜明けごろの時間帯を表しますが、時間的にはわずかな違いがあり、区別することができます。
「春昼(しゅんちゅう)」は春の昼のことで、「昼」を季語にしているのは春だけです。冬の寒さからの解放と心の安らぎを感じさせる春の昼は、焼きつけるような夏の昼とは異なるからでしょうか。
「春夕(しゅんせき・はるゆうべ)」は、なかなか暮れきらないのんびりとした夕暮れの感じを表した言葉で、「春宵(しゅんしょう)」は夕暮れより少し時間が進み、夜になって間もないころのことです。
そして、おぼろにかすんだ「春の夜」が訪れます。
このように、春は他の季節と比べても細かな時間を表す季語が存在しています。これは凍えるような冬が過ぎて訪れた春におもむきを感じる昔の日本人の気持ちの表れなのでしょうか。

春は曙


ぽかぽかとした春らしい陽気が待ち遠しい季節ですが、みなさんは春の一日のうちでどの時間帯が好きですか。
「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは・・・」これは平安時代の随筆「枕草子」の冒頭部分ですが、みなさんも一度は耳にしたことがあるでしょう。
作者清少納言は、「春はあけぼの」、つまり春は、日の出前の空が明るくなるころが一番美しいのだと言っています。
だんだん白んでいくうちに、山のきわの空が少し明るくなって、紫がかった雲が細くたなびいているところが春はよいのだ、と言い切っているのです。
それまで春は「春宵」が良いとされてきていて、この文章は当時の常識を破る新鮮な見解だったようです。おそらくたった数分の間に起こった春の景色の微妙な変化を色鮮やかに表現しています。
平安時代に清少納言が春で一番美しいとしたあけぼのの空、少し早起きしてご覧になってはいかがでしょう。



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