体験レポート 生きものの大切さを学ぼう。夏野菜の収穫体験と川の生きもの観察2018年8月11日 佐久市

まずは、炭素循環型農業（微生物に野菜を育ててもらう農法）を用いる磯村さんのトウモロコシ畑へ。
大人の背丈ほどあるトウモロコシに子どもたちは少しだけ戸惑っている様子でしたが、すぐに慣れてお目当てのトウモロコシを次々にもぎとっていきました。採ったトウモロコシはその場で皮をむいてガブリ！

「おいしい！」「甘い！」「フルーツみたい！」といった感想が次々にでてきました。口いっぱいに生のトウモロコシをほおばる子どもたち。
ペロリと１本完食していた様子が印象的です。

「美味しいのは色が濃いトマトですよー」という磯村さんのアドバイスもあり、みんなで色の濃い真っ赤なトマトを次々に収穫。
収穫しながらの、味見を止められないほどの美味しいプチトマト！
「トマトってこんなにおいしいのー?？」「皮が薄くて食べやすい！」といいながら、味も色も濃いトマトをパクパクと口に運んでいきました。

収穫体験の後は、ハウス横に準備されたテントの下で青空ランチ。

採れたてのトウモロコシやトマトはもちろん、案内人・磯村さんが運営する「つながり自然農園」でとれたお米のおにぎりや自家製大豆で作ったお味噌やお醤油も。
自然の味を生かしたおいしい野菜、お米の本来の味をお腹いっぱい満喫することができました。

ヒョイっと田んぼの泥を網ですくいあげると、蛙、ハゼ、ゲンゴロウ、そして絶滅危惧種に指定されている虫もちらほら。自然豊かな場所でしか生きることのできない虫たちに参加した虫好きなお父さんも驚いている様子でした。

次に向かったのは、初谷温泉の渓谷。
前日に雨が激しく降ったので、水の流れが比較的落ち着いている上流に向かいました。そこはまるで秘密基地のさらに奥！といった素敵な場所。
川の水は冷たくて透明で川の音が心地よく響く幻想的な場所です。

「冷たいー」と悲鳴をあげながら川に入る子どもたちでしたが、カニ、サンショウウオをはじめ、珍しい虫たちがここでもいっぱい。ネイチャーガイドとしても活動していた、磯村さんの知識があったおかげで、採った虫の名前や特徴などをその場ですぐ聞くことができました。

澄み切った空気、木漏れ日、時折吹くマイナスイオンたっぷりの風。
大人も子どもも川遊びをしながら、磯村さん監修のフィールドワークをめいっぱい楽しむことができました。

酷暑から逃れ、昔ながらの里山風景を残す佐久市の内山地区に癒された数時間。
美味しいお野菜と磯村さんの名ガイドを、友人や知り合いにもぜひ体感してほしいなと思いました。
今年は「平成最後の夏」という言葉をよく耳にしますが、充実した夏休みの１日となりました。
良い体験をありがとうございました。

まずは、トウモロコシの収穫。
磯村さんのトウモロコシは、昨年から食べていますが、いつ食べても最高においしい。特に、収穫してすぐ食べるトウモロコシは格別。とても贅沢だなといつも思っています。
4歳の長女も、あっというまに一本食べてしまいました。

生もおいしいですが、お昼に磯村さんが用意してくれた、焼きトウモロコシも最高でした。

次に、トマトの収穫。くだもののように甘いトマトをたくさんいただきました！

トマトを収穫した場所の近くで、昼食をとりながら、みんなで田んぼの生き物を捕って観察。

今回、この生き物観察を夏休みの宿題の自由研究にしようと思って、長男は一生懸命、磯村さんの話しを聞きながら、生き物観察をしていました。

とても良いものができそうです！

最後に川遊びですが、昨晩の大雨で川が増水しており、予定していた川では遊べず、山の中に少し入って、小川で川遊びと生き物観察をしました。
川ってこんなに冷たいの？！というくらい冷たく、私は長い間足を入れることができませんでしたが、長男は磯村さんとずっと小川で生き物探しをやっていました。
子どもってすごい！(笑)

磯村さんの体験には何度も参加していますが、なぜか毎回同じ様な内容でも飽きない。大人も夢中になる特別な体験がここにあるんですよね。終わったあとの適度な疲労感も心地よい。本当に毎回あっという間に終わってしまう。
私たち家族にとって、ここは本当に特別な場所になっています！