体験レポート 八ヶ岳の森でゆっくり楽しむ、スローキャンプ体験2017年9月9日 立場川キャンプ場

と、言ってもこちらが準備するものは何もなく、既に藤田さんたちがダッチオーブンに素敵な料理を用意してくれていました。
これからどんなものができるのか、ひと品ずつ説明をしてくれました。

「のんびり自由に過ごしてください」との事だったので、お言葉に甘えハンモックでひと眠り...とは行かず、童心に返り、近くの綺麗な小川で遊んでしまいました。
ぽかぽかと日差しが暖かかったので、ひんやりとした川の水がとても心地よかったです。
調子に乗り靴下までぐっしょり濡れていたのは秘密です。

お昼ごはんの完成です。大切なのは「だいたい」だそうです。
だいたい柔らかくなったら、なんとなく美味しそうになったら、できあがりです。
スローキャンプの極意を学んだ気がしました。

このトマトのやつでした。(料理名は聞きそびれてしまいました。)
ほどよい柔らかさの具材の旨みと、トマトスープが身体に染み渡ります。
自然の中で食べるということも後押ししてくれて、ここまで前のめりに野菜をガツガツ食べるのは久しぶりでした。

おやつの時間。チーズやジャム、バゲットを串に刺して直火焼き。
小さい頃にアニメで見たあれやこれを、大自然の中で再現です。

たくさんお伺いできました。名前は伏せますが、誰もが知っている有名な映画のロケ地になっていること、たまに上空を飛んでいたヘリコプターが何をしているか、長野県に住んでいる人ならではのあるあるなど、「えーっ！？」の連続でした。

時間を気にせずひたすらのんびり、お腹がすいたらご飯で、またのんびりと、良い意味で同じ1日でもすごくまったりと長い一日を過ごすことが出来ました。
少し涼しくなると、それはそれで違った楽しみがあるのかなと、次の開催がもう既に楽しみです。

会場の長野県富士見町にある立場川キャンプ場は、林の中のキャンプ場で自然を満喫できるところ。
地面で直に火を焚けるキャンプ場はめずらしいそうです。
キャンプ場というと、きっちり区画を区切ってあるイメージだったのでこの自由そうな雰囲気は新鮮に感じられました。

到着後、案内人の藤田然さんからスローキャンプとはなんぞや？のお話が。
あえて一生懸命なにかをすることをせず、ただただのんびりした時間を楽しむキャンプだそう。
なかなか普段の生活では「あえて何もしない」ということは難しいですが、場所を変えてでもリフレッシュするのはいいなと思いました。

藤田さんが用意しておいてくださったごはんは地元産の野菜がいっぱい。
ダッチオーブンを使って蒸し焼きとスープ。
かぼちゃ、さつまいも、じゃがいもの蒸し焼きのお鍋。

ひらたけ、ズッキーニ、ブロッコリー、なす、トマト、たまねぎの蒸し焼き。

キャベツ、ひらたけ、しめじ、黄色のズッキーニ、ベーコンのトマト煮。

蒸し焼きやスープはダッチオーブンでそのまま直火に。
蓋が閉まらないときは石をそのまま乗せちゃっていいそうです。ワイルド (笑) ！

ほかにも、大根葉とえのき、しめじ、ミョウガのお味噌汁。もちろんお味噌は地元の信州味噌。

皮付きのまま火にくべて蒸し焼きにしたとうもろこし、大根ときゅうりをざくざく薄切りにして塩もみしたもの、パン、などなど。

味付けもいい意味で適当 (笑) 。
素材がいいからシンプルな味付けだけで十分すぎるほどおいしいです。
清々しい空気がよりおいしさを引き立ててくれます。

地元名産の赤いルバーブで作ったディップは、蒸し野菜にもパンにも合ってめちゃくちゃ美味しかったです！

ごはんと同じくらい楽しみにしていたのがハンモック。色とりどりのハンモックがおしゃれ。
ハンモックに寝そべってきれいな空気を吸いつつ川のせせらぎの音を聞いたり。木漏れ日がキラキラして眺めもきれい！

すっかりハンモックを買いたくなってしまいました。
といっても、なかなか自宅に独立した柱はないので難しいですが… (笑) 。

八ヶ岳にある「テーブルランド」さんのコーヒーをミルで挽いて淹れてくれました。
このドリッパーだと薄めの仕上がりになってしまいがちだそうですが、テーブルランドさんのコーヒーは相性がいいとのことで、とってもいい香りと味がしっかり感じられました。
コーヒーをたくさんおかわりしまくり、お腹いっぱいーといいつつ、コーヒーのお供にパンやチーズ、マシュマロを炙って食べたり。
ひたすら食べて飲んで (笑) おしゃべりもいっぱい楽しんでキャンプは終了しました。

日常とは違う、ゆったりとした時間を過ごすことができて久しぶりに心からリフレッシュできました。
キャンプは初めてでしたが、気負わないで気軽に楽しめるというのも私にとっては新たな発見で、キャンプに興味が湧きました。
月並みですが、やっぱり自然はいいなと感じられた1日でした。

高速を降りた途端、そこは自然のエアコン！涼しい〜っていうのが第一印象。
キャンプ場というのはもう少し開けたところだと思っていましたがここは違います。
ほとんど森の中。そして近くには川が流れていてとても気持ちの良いキャンプ場です。

案内人の藤田さんから「今日はスローキャンプなので、何をやってもよいですし、どんだけゆる〜く滞在できるかを体験してほしいです」と説明を受けました。とにかくこの藤田さん、ほわっとしていて安心感のある人です。
ゆる〜く滞在してほしいとのことで、野菜なども切ってあり、特にやることがない状態でした。
既に美味そう〜〜〜

あとは火にかけるだけ！「これってどれぐらいの時間火にかけるんですか？」の質問に「だいたいで！」という回答。何を聞いても、だいたいで！というスタンス。
キャンプでいちいち調味料を何グラムとかそういうのじゃなくてだいたいで！というのは僕にすごい合ってる！
このゆる〜い感じ好きかも？

火にかけている間は自由です。ハンモックで各自ゆられます。
ハンモックでちゃんと寝るのはじめてかも？かなりやばいです。寝ちゃいます。
空気も良く、涼しくて、気持ちがよいのでこれは癖になりそうですね。

さて出来上がりました！地元産の野菜たちです。今朝採れた採れたての野菜を蒸したり、スープにしたり。これは見るからに美味しそう〜
食べてみたらすごく美味かったです。

ただ量が多くて完食は無理でした。さらにパンやルバーブのジャムを作って食べたり、とうもろこしを焼いて食べたり、紅茶、コーヒーに、マシュマロを焼いたり、チーズを焼いてとろ〜りとしたところを食べたりと大満足！

今回のスローキャンプ。かなりよかったです。なんせゆる〜い感じで進行していき、時間もあっと言う間でしたね。特に疲れるようなこともせずにダラダラしていただけです。
こういう時間の使い方も必要だな〜ってすごく思いました。
あっと言う間でしたが時間はゆっくり流れた気がします。今度は泊まりでやりたいな。