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体験レポート 夏の入笠山&山草観察体験2017年8月19日 富士見町

夏の入笠山&山草観察体験に参加してきました。
(40代・男性)

天気は心配していましたが予報では晴れときどき曇りの天気
なんとか雨はふりそうにないですが山の天気は変わりやすいので雨具を持参して富士見パノラマリゾートに予定より早めに到着。

ゴンドラでまったり

ゴンドラに乗り込みゴンドラ山頂駅まで15分ぐらい乗ります。
この間思っていたより長く街並みがどんどん小さくなっていきます。
まったりとした時間が過ぎていきます。

下界と違う世界

下界とは違い霧がかかってて幻想的です。
着いたらガイドさんと一緒にストレッチを行いゆっくりと歩きます。
直ぐに花の説明などをしてもらって「はやっ!」もう説明はじめるのか〜って心の中で思いました。

自然を大切にしています。

入笠山は自然を保護するためにシカが木の皮をたべるらしく食べたら木が腐ってしまって枯れるらしいのでそういうのを保護しているみたいです。
冬は解放しシカも入れるようにしているみたいです。

やっと入笠湿原

湿原に入りました。急に開けて湿原が現れます。この雰囲気がとても良くて気持ちが良く、空気もよく感じました。雲が流れていて曇り空なのが残念でしたが、気温も程良く、気持ちよく歩けました。花もたくさん咲いていてガイドさんは細かく説明してくれて親切でした。

あともうちょいで山頂

湿原をすぎるとあと一息で山頂です。
途中アサギマダラ(蝶々)がいて初めて見た蝶で綺麗でした。

山頂からは360度の大展望

がしかし・・・曇り空でしたほとんど下界はみられませんでしたがちらっと見えたり見えなかったりしてそれも逆に楽しめました。
諏訪湖も見えたり見えなかったりしていました。ここでお昼をいただきます。

案内人伊藤さんから貴重なお話

帰りはさすがに下りなので早いです。
今回山彦荘の伊藤さんから貴重な話をしてもらい。
ロープウェイが無い頃の話や湿原を保護するのに活動をしている話などを聞きました。
ちょっと時間がなかったのでもう少し話を聞きたかったです。

今回こういうイベントに初めて参加しました。
普段通りすぎてしまう花などの話や入笠湿原の歴史などを聞けてとても貴重な体験でした。
不慣れで途中へばってしまいましたがとても有意義な1日でした。
日帰りとは思えないほど沢山の体験をした気がします。

晴天を祈りつつ・・・。
(40代・男性)

「touch」の田舎体験メニューに載っていた、清々しそうな晴天の入笠山の画像を見て、「こういうところを歩いてみたい!」と思い参加しました。

朝。前夜の激しい雨は上がったものの晴天とはいかず、曇り空。変わりやすいと言われる山の天気がいい方に変わってくれることを祈りつつ、「富士見パノラマリゾート」に到着。集合場所へ向かう途中、サイクルウェアに身を包んだ方々を数多く見かけました。スキー場であることはもちろん知っていましたが、ここはマウンテンバイクのコースとしても有名なのだそうです。

10時30分、出発。まずはゴンドラに乗り、標高1,780mのゴンドラ山頂駅まで標高差730mを15分で一気に上ります。相変わらずの曇り空ですが、途中で雲の切れ間から眼下に広がる麓の風景を見ることができました。山頂駅につくと、スキーで使うようなストックを一本拝借。これが、少々膝に不安のある私をあとで大いに助けてくれました。

さぁ行こう!と思ったところで、まずは準備体操。ガイドさんのご指導の下、まずはジョギングをするようにその場で足踏みしながら両腕をブラブラ。「ゾンビ体操」というのだそうです。続いては呼吸法。こちらは「鼻で吸って、口で吐く」のが鉄則とのこと。これからおよそ5時間の山歩き、焦ってはいけません。初めから色々勉強させて頂きました。

緑濃き森を歩く

スタートしてしばらくの間は、比較的なだらかな道が続きました。笹と木々に包まれた緑の森の中を歩いているととてもいい気持ちです。やがて、鹿よけの鉄柵と看板が見えました。こういう景色の中ではやや異質に見えますが、鹿による食害を防ぎながら観光客も迎え入れるためには必要な対策であるとすぐに理解出来ました。よく見ると看板、鉄柵そして防護ネットの色は出来るだけ景観を損ねないよう配慮されているように思いました。

待望の景色

鉄柵の格子を開けて中に入ると、一気に視界が開けました。眼下に見下ろす入笠湿原。今回の参加の決め手となった、あの風景です。先ほどの森が「癒し」なら、こちらは「爽快」。つかの間ではありましたが薄日も差してくれました。さまざまな種類の花が咲いていて、ガイドさんの説明を聴きながら、あるいは出発前に頂いた小冊子を見ながら歩く時間はとても楽しいものでした。気が付くと、私たちのツアー以外の方が「やっぱりガイドさんがいるといいわねー」と言いながら同行していたのが印象的でした(笑)。
木道も整備されておりとても快適。先程の鹿よけ対策とともに、入笠山を守る方々の日々の努力に敬意を表したいと思います。

本格登山!

湿原を抜け、休憩の後、いよいよ入笠山山頂を目指します。景色は変わり、再び森の中へ。前半、整備された遊歩道を歩いていくと、草花に蝶が舞う姿が数多く見られました。中でもアサギマダラという蝶は色鮮やかでした。鱗粉が少ないため長距離を飛ぶことが出来、秋から冬にかけて南へ飛び越冬するのだそうです。ガイドさんの説明により、美しいだけでなくたくましい蝶であることを知りました。途中には沢などもあり、晴れ間がのぞくときが徐々に多くなってきたので涼しげです。

やがて、「熊が出ました」という緊張感のある看板を過ぎ、山頂へ近づくにつれ、道は徐々に「遊歩道」から「山道」に様子を変え、徐々に険しくなってきました。あと少しというところで、道が二手に。一つは「岩場コース」、もう一つは「迂回コース」。ガイドさんが案内したのは「岩場コース」。細かいお話は忘れてしまいましたが(結構疲れてきたので・・・)、登りにはこちらの方が適しているとのこと。

道はいよいよ狭くなり、岩場などを進むことおよそ30分。ここで、出発時に教わった「鼻で吸って口から吐く」呼吸法とお借りしたストックがここで大活躍。そしてついに、再び視界がパッと開けました。入笠山山頂到着!

行程全体に占める割合はさほどではないにせよ、最後はいわゆる「ガチの」山登り。素人の私がいうのも僭越ですが、靴とウェアはそれなりのものが必要だと思います(ご家族連れやご年配の方も多数お見かけしましたが、軽装の方はやはり苦戦されているようでした)。

八ヶ岳、富士山そして日本アルプスを一望できる「360度のパノラマビュー」が魅力という入笠山ですが、残念ながらこの日の山頂は軒並み雲に覆われていました。これは雲海だ!と見方を変えようとしましたが、少々無理がありました(笑)。晴天は次回に期待したいと思います。それでも、八ヶ岳高原や諏訪湖を望むことが出来、それを見ながら食べる昼食は格別。そして、同じツアーの山に慣れた方が携帯コンロでお湯を沸かしさらに紙コップと味噌汁を分けて下さり、一層楽しい時間を過ごしました。

花を楽しみながら、山彦荘へ

次の目的地である山小屋「山彦荘」へ向けて下山を開始しました。登山を終えたことで何となく心の余裕も生まれ、すいすいと進みます。また、行きとは異なるルートを通るので飽きません。途中、名前は「御所平」で合っていますでしょうか、広々とした草原がありました。そこを縫うようになだらかに下る道には多種多様な花が咲いていて、目を楽しませてくれました。先程のアサギマダラも数多くいました。

入笠湿原への入口にある「山彦荘」に着くと、オーナーの伊藤さんが笑顔で迎えて下さいました。
山に入って49年。当時荒れた無名の湿地だったこの場所を、草刈りなど地道な努力の末に花の名所と言われる湿原を築き、14年前には入笠の花を守り育てるボランティア協会を創立し現在も活動されているとのこと。お話を聴きただただ頭の下がる思いでした。頂いた協会の記念誌は当地に咲く多彩な花たちがカラー刷りで収められており、さながら「入笠の花図鑑」。うれしいお土産の一つになりました。

次回こそは・・・。

山彦荘を出発し、再び入笠湿原を通り(但し、行きとは異なるルート)、15時頃にゴンドラ山頂駅に戻って来ました。癒しの森、開放感あふれる湿原、美しい草花、達成感に満ちた登山、楽しいガイドさんの案内、山を守り続ける山小屋オーナーのお話など、内容の濃いとても充実した4時間半でした。惜しむらくは、天候。皮肉にも下りのゴンドラに乗ったあたりから本格的に空が晴れ渡ってきました。次回は晴天の入笠湿原、そして入笠山頂の360度パノラマに出会えることを願いつつ、富士見をあとにしました。

その他の声

  • ・丁寧に山野草を案内頂き、分かり易く、楽しかったです。(30代・女性)
  • ・普段気づけない点を気づけて勉強になりました。(30代・女性)
  • ・ガイドさんの説明がとても細かく丁寧で勉強になりました。入笠山もっとゆっくり回ってみたいと思いました。(40代・女性)
  • ・しっかりした山登りが出来て、歩きごたえもあり、説明も楽しく、充実していました、ありがとうございました。(40代・男性)