いきつけの田舎 touch youtube Facebook Instagram 別ウインドウで開く pdf この体験をはてなブックマークにエントリーする Twitterでシェアする Facebookでシェアする LINEで送る

案内人 波多野ゆふ 薬草専門家(原村)

八ヶ岳に自生する薬草とともにある暮らしを提案する

足元に生えている植物を雑草として刈ることへの疑問から、ゆふさんの薬草研究家への道がはじまりました。

八ヶ岳に自生する薬草に出会って

ワークショップ形式で、季節ごとの薬草の活用法や、薬草を原料に塗り薬やコスメをつくる講座を開催しています。この地域に移住してきたのは7年前。移住直後は地元の薬用植物園に勤務していたんです。植物園として植えた植物を育てて、雑草として勝手に生えてくる植物を刈ることがおもな仕事だったんですが、しだいにその事に疑問が生じてしまって(笑)。 調べてみると、雑草として刈っている植物も実はほとんどが薬草なんですよね。そこから、この地域に自生する薬草に興味を持つようになり、薬草の研究を続けています。

はじめは自分で研究をするだけで満足だったのですが、2年前くらいから、たくさんの人に薬草のことを紹介したい!という衝動がおこって、ワークショップを開催することになりました。

カキドオシを使ったコスメづくりワークショップ

季節ごとの八ヶ岳の薬草について、その見分け方をお伝えしたり、薬草を原料に塗り薬やコスメなどを作り、お手当方法もお伝えしています。身近に生えている薬草を取り入れると気持ちがおだやかになるので、その薬草をどうやって暮らしに取り入れるか、などを自分自身で研究してからみなさんに提案しています。

普段は家の周りを散歩をして、時々に生えている植物をみつけて、食べてみたりお風呂に入れたり、色々と試す毎日ですね。

ツアーでは、カキドオシという薬草を使って化粧水を作る体験をして頂きます。カキドオシは日本では古来から暮らしの中で使われてきました。この薬草を皆で採取して、八ヶ岳の湧き水で蒸留し、化粧水を作ります。蒸留することで薬草の成分が抽出されるんです。あとは、さまざまな薬草の薬効や暮らしの中での使われ方もお話したいと思います。

このワークショップは子どもさんと一緒に参加される方も多いのですが、理科の実験みたいで、蒸留した水が出てくる瞬間に歓声が上がったり、子どもさんも楽しかったと喜んで頂ける方が多いんですよ。

季節ごとにみせる姿が八ヶ岳の最大の魅力

この地域の魅力は、なんといっても季節がはっきりしていることです。春夏秋冬、どの季節もその時期ならではの風景があって、そのどれもがいい季節だなぁと思わせてくれますよね。自分と自然がきちんと呼応している感じがします。

遊びに来てくれるみなさんへ

湧き水を使うことや、人が栽培したものではない「自生している薬草」を摘むところから行うこと。そういったことは、この地域で行うワークショップでないとなかなかできないです。ぜひ体験しにきてください!

    読み込み中