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絵本作品紹介

金の魚

金の魚

夢の大きさと分相応であることのバランスが、いかに大切か考えさせられるお話です。新版では、よりダイナミックにお話の展開を楽しめるように、画面を大きくし、BGMも一新! 最後に嵐で家が飛んでしまうシーンは圧巻です。

文:立原えりか、絵:篠崎三朗、音楽:瓜田幸治、声:茶風林、制作:北島佳子、英語訳:株式会社シー・ピー・ユー

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作者のことば

原作はかなり長く、おかみさんの願いは家に始まって御殿へ、王様から天子、ローマ法王から神様へとエスカレートして行きました。おだやかで明るかった海が、願いがエスカレートするにつれて暗くなり、不吉な色に変化していく様子もこまやかに描かれています。グリム童話は創作ではなく、グリム兄弟がドイツの各地を歩いて、人びとから聞いた昔話を集めたものでした。「白雪姫」や「シンデレラ」「ヘンゼルとグレーテル」などはハッピーエンドですが、人間と人生の醜い部分、辛いできごとを語っているものもたくさんあります。この話も、欲望の愚かさを語って人びとをいましめているのです。が、「もっと良くなりたい。贅沢な暮らしをしたい」と望まなければ、発展も進歩もあり得ません。おかみさんが「元も子もなくしてしまった」のは、空想力が貧弱だったからなのです。鳥や魚になってみたいと願う無邪気さを持てないと不幸になるよ、と戒められているような気がしました。(立原えりか)


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