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深谷シネマ

エンタメ・施設 2019.02.14 酒蔵を改装して作られた深谷シネマ「山田洋次監督や高畑勲監督も訪れた、知る人ぞ知る映画スポット」

埼玉県深谷市に誕生した深谷シネマは、全国で唯一の酒蔵を改装して作られた映画館です。

現在の深谷シネマがあるこの場所では、かつて七ツ梅酒造と呼ばれる酒蔵が「七ツ梅」という日本酒を作っていて、かの葛飾北斎の作品にも描かれるほどの銘酒だったそうですよ!

そんな深谷シネマはJR深谷駅から歩いて約10分程度のところにあるのですが、深谷駅に降り立つとビックリ!なんとそこには東京駅そっくりの駅舎がそびえ立っていました。

深谷シネマ外観

深谷駅が東京駅にそっくりな理由は大正時代にまで遡ります。

良質な土が取れることで有名な深谷は日本有数のレンガの町として栄え、大正時代に東京駅の丸の内口駅舎が建築された際、深谷のレンガが採用されたのです。

つまり東京駅のレンガは深谷で作られていたんですね。そうした背景があって、1996年の深谷駅の改装時に、東京駅をモチーフにレンガ風のデザインが施されたという訳なのです。

そうした歴史的背景から、深谷にはレンガで作られた建物が多いんですよ。

深谷シネマ外観2

駅を降りて早々、深谷の意外な歴史を知ることになりましたが、駅を出て深谷シネマに向かうと、深谷シネマの敷地内にもレンガ作りの建物が!

そう、300年以上の歴史を持つ旧七ツ梅酒造の3000㎡の敷地内には、江戸時代から昭和初期までに建設された、異なる時代に建設された蔵などが今でも残っており、それらの一部は深谷のレンガで作られているのです。

旧七ツ梅酒造
旧七ツ梅酒造2

旧七ツ梅酒造は歴史的にも貴重な建築物であることから、深谷シネマは、歴史的建築の活用事例としても全国から注目されているんですよ。

中に入ってみると、天井などに酒蔵時代の面影が見られます。

旧七ツ梅酒造 内観

深谷シネマは映画関係者にも注目されている映画館で、『男はつらいよ』で有名な山田洋次監督や『となりのトトロ』で有名な故・高畑勲さんもこの映画館を訪れたようです。

サイン色紙

館内を散策していると、フリースペースがありました。これは市民交流スペースと言って、作品を見ない人も自由に利用できるスペースが設けられています。

もちろん映画鑑賞をしたお客さんもフリースペースを使うことができて、友人同士で来た人たちの中には、映画の感想を語り合う人もいるようですよ。

深谷シネマ フリースペース

そもそも深谷シネマが作られたのは「映画館は町の必需品」という運営者たちの考えが背景にあるようです。

深谷シネマには年間約2万5000人ものお客さんが来場するのですが、それは言い換えれば、深谷の商店街にそれだけの人数が流れ込んでいることを意味します。

深谷シネマに映画を観に来れば、その帰りに食事をして帰ったり、喫茶店でコーヒーを飲んだり、あるいはお土産を買って帰る人もいるかもしれない。

そうすれば、深谷シネマをハブにして地域経済や地域コミュニティが少しでも活発化するのではないか、という考えのもの運営されています。

深谷シネマ フリースペース2

現在、埼玉県では、大宮などの都市部にできたシネコン(複合大型映画館)にお客さんが集中しているため、町の小さな映画館が次々と失われています。実際、埼玉県には映画館が1軒もない市町村が7割にも上るのです。

映画館はまとまった人数のお客さんが、毎日コンスタントに足を運ぶため、地域経済や地域コミュニティに与える影響が小さくありません。

その意味でも、映画館は町を維持していく上で「町の必需品」とも言えるのでしょうね。

キネマ食堂七ツ梅結ぃ房

さて、深谷シネマの話をするなかでカタイ話がいくつかありましたが、かつてこの場所で作られていた「七ツ梅」という日本酒のこと、気になりますよね!

何しろ、300年以上もの歴史があり、かの葛飾北斎の作品に描かれるほどの銘酒なのですから・・・

現在、七ツ梅は神戸の酒蔵が継承者として、その味を引き継いでいるのですが、なんと、その七ツ梅を深谷シネマの敷地内で味わうことができるのです!

それがここ「キネマ食堂七ツ梅結ぃ房」です!

キネマ食堂七ツ梅結ぃ房2

ここはもともと、お酒をつくっていた蔵人さんが休憩所として使っていた場所。

この場所を改装して、現在は食堂として運営されているのですが、こちらで七ツ梅を味わうことができます!

七ツ梅酒

深谷のレンガの歴史から始まり、300年以上の歴史がある日本酒、そして地域経済や地域コミュニティの活性化など、深谷シネマを歩いていると、これまでの軌跡を一日で体験できて不思議な感覚です。

歴史、映画、お酒など、入り口がたくさん用意されているので、まずは深谷シネマに足を運んでみてはいかがでしょう。

 

【アクセス】

〒366-0825 埼玉県深谷市深谷町9-12

JR高崎線深谷駅(北口)より徒歩約10分

掲載内容は2018年2月14日現在の情報です。最新の情報は会員専用サイトにてご確認ください。
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