総合ケア・別冊
高齢者の介護とターミナルケア
亀山正邦 監修
琵琶湖長寿科学シンポジウム実行委員会・村井淳志 編
◆A4変判・116頁
◆定価(本体2,800円+税)
◆1997年11月発行
高齢者の介護はどうあるべきか−その内容・実態・方法など多岐にわたる諸問題を実践的な立場から展開し,QOLを重視した高齢者の介護とターミナルケアのあり方に迫る.在宅医療における新しい試み,地域における24時間ケアシステムの紹介や,高齢者の人権や老人虐待の問題など,話題性のある内容が盛り込まれている.
■主要目次■
はじめに
老年者のQOL−その基本的な問題点−
Quality of Lifeとは/QOLの評価とその問題点など
高齢者の死生観と終末期の心の援助
死は生活文化の中で/生命観との関わりなど
ターミナルケアと医療哲学
死の文化の変容/医療の哲学/近代医療哲学の破綻/人間性の再認識など
高齢者・家族援助とアドボカシー「老人虐待」と支援に関する実態調査を通して
老人虐待とアドボカシーの定義など
24時間在宅ケアサービスの実際
水口町老人保健福祉計画と高齢者在宅ケア推進モデル事業など
地域における24時間介護の実態−追加発言−
老年者の在宅医療「病院外医療の再発見」と「死の看取り」
在宅医療ブームはなぜ来たか/在宅医療の対象患者・定義・目標・分類/在宅医療にかかわる専門家/在宅医療の優れている点など
大津市における高齢者の在宅医療−追加発言−
在宅事例検討会/ファックスサービスなど
施設における高齢者のターミナルケア
最近の特養ホームの入所者の実態など
「京都老人のターミナルケア研究会」から−高齢者の介護とターミナルケア−
研究会のアンケート調査など
高齢者に安全な居住環境を考える
知的に老いを乗り切るための住まいの条件など
老人の人権はどのように守られるのか
高齢者の人権とは/要介護高齢者の人権侵害の実態・背景など
新介護システム(介護保険)の方向について
公的介護保険制度創設に関する経緯・ねらいなど
Q&A
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