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懐カーコレクション

【今日の懐カー】時代の先を行き過ぎて、少し戻ってきたブルーバード・エステートワゴン(2代目後期・410型系)

■欧州車ふうのデザインに和風テイストを加えてアレンジした後期型
・モデル名 :ダットサンブルーバード エステートワゴン(2代目・410後期型)
・メーカー名:日産
・年式   :1966

・撮影場所 :横浜ヒストリックカーデイ2017

・撮影者  :会長

ピニンファリーナのデザインは最先端過ぎたようで・・・

nissan_bluebird_410_es_002

1959年に登場した初代ブルーバードは非常に好調な販売を続け、のちに永遠のライバルされるトヨペット・コロナが追っかけデビューしたあとも人気を保ちつづけていた。

だが、さすがにもの凄い勢いで国産車が進化していった60年代初頭にあって、50年代末期のデザインであった初代ブルーバードはいかにも時代遅れな感が強くなってしまっていた。

 

そこでわずか4年後、1963年に2代目ブルーバード・410型系が発表されることになるのだが、デザインを重視した日産が起用したのは、フェラーリ等のデザインで有名な「ピニンファリーナ」だった。

ピニンファリーナも意気に感じてくれたのか、かなり力の入った先鋭的なデザインで、当時の自動車雑誌等ではそのレベルの高さが絶賛されていた。

当時の国内ではどうやってもできないような流麗なボディラインやディテールの凝り方は、嘆息ものだった。

 

ところが実際に発売されてしばらくたってみると、特に特徴的だった「尻下がり」のラインが一般顧客には不評だったようで、販売に苦戦してしまった。

尻下がりのラインは、低重心を感じさせるスポーティなものであったのだが。

 

さらに翌年発表されたライバルの3代目コロナは、疾走感あふれる「アローライン」を採用し、またたくまにブルーバードの販売数を抜き去ってしまった。

このあたりは旧車ファンならば、聞いたことがある人も多いだろう。

 

そうなるといかに著名なデザイナーの手によるものだろうと、どれほど優れたデザインであろうともマイナーチェンジの手が入るのは致し方のないこと。

度重なる小変更のすえ、1966年にはビッグマイナーチェンジが行われた。

キャラクターラインは持ち上げられ、特にリア回りは大きく改変された。特徴的な「鍵穴テール」も一般的な長楕円形になり、すこしオーソドックスな印象に変わった。

これにともなって、エステートワゴンも同様の改変を受けた。

これにより車格がすこし上がったようにも見え、販売もすこし上向いたようだった。

 

ヨーロッパ風のデザインを意識したとき、尻下がりのラインが採用されることはその後もなんどかありいくつかの車種が世に出たが、残念なことにどれも意欲的なわりに人気が出なかったようだ。どうも日本では、尻下がりはいまいち受けないようだ。

なんだか尻すぼみで縁起がよくない・・・とかもあるのかな。

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