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懐カーコレクション

【今日の懐カー】「硬派の三菱」のイメージリーダー、ギャランGTO

■不良のにおいをプンプンさせる、スペシャリティクーペ
・モデル名 :ギャランGTO
・メーカー名:三菱
・年式   :1972

・撮影場所 :クラシックカーフェスティバルinところざわ 2017

・撮影者  :ミノ

生まれた時からセリカは宿命のライバルだった

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60年代の終わりから70年代にかけて、国産スペシャリティクーペが百花繚乱した時期があった。

各社が威信にかけて、格好よくて早くて、大人っぽくて不良っぽくて・・・と、男子なら誰もが憧れるようなクルマが次々と世に出てきた。

そんな素晴らしい時代をまっ先に駆け抜けていったのが、69年の東京モーターショーに「ギャランGTX-1」の名前で彗星のごとく現れた三菱コルトギャランGTOと、トヨタ・セリカだった。

 

硬派なクルマを作るメーカーとして知られてきた三菱が、そのすべてを注ぎ込むかのようにして開発し世に送り出したのが、このGTOだ。

パワフルなDOHCエンジンにシャープなハンドリングを誇る足回りとシャシー、高い操縦性を持つ上にアメリカン・マッスルカーを彷彿とさせる伸びやかなクーペボディ。極めつけはクイっと上がったテールのライン、ヒップアップ・クーペと呼ばれたこのスタイルだ。

 

こんなクルマが若者に人気にならないはずはなく、セリカとともに「スペシャリティカー」という存在を世に知らしめ、そして憧れのまなざしを一身に受けていった。

ライバルたるセリカとはどっちが速いんだ、どっちが格好いいんだ、と比較され続け雑誌やTV番組などで対決企画もたくさん組まれた。

 

もっとも、オプションを様々に選択できる「フルチョイスシステム」で有名なセリカはどちらかというとオシャレでスタイリッシュなイメージも併せ持っていたが、硬派の三菱が誇るギャランGTOはどこか不良のにおいがプンプンする、キケンでワルなイメージが強かった。

 

ターゲットが違ったのかもしれないが、よりストイックに走りの良さを追求しそれが価格差にもあらわれていた。

セリカより約25万円ほど高価な設定だったのに、快適装備などはセリカのほうが上だった。つまりその価格差を走行性能に全振りしていたということだろう。

出力はたった10psの差だけども高速域で伸びやかな走りを見せ、スポーツ志向が強く腕に覚えのあるドライバーにとってはたまらない操縦性を誇ったGTO。やはり硬派な漢(オトコ)のクルマだったのだ。

もちろん、年月を経た今見てみると、どちらもとても魅力的な1台であることに変わりはないのだけども。
 

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