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懐カーコレクション

【今日の懐カー】ロングホイルベースの高い実用性を誇るマツダ・シャンテ

■マツダ360cc軽自動車の最終形
・モデル名 :シャンテ
・メーカー名:マツダ
・年式   :1972

・撮影場所 :青梅宿懐古自動車同窓会2017

・撮影者  :ミノ

幻のロータリーエンジン計画もあった、悲運の軽

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R360やキャロルの投入で360cc時代の軽自動車では有力メーカーの一角を占めていた当時のマツダ。

市場が軽自動車中心から小型車へシフトしはじめると、独自性を強く求めたマツダはロータリーエンジンを搭載する小型乗用車に重点を置いた開発や販売戦略をとるようになった。

結果的にそれまで他車より優位にあったキャロルなどの車種が他社の後発車種に遅れをとる形になってしまい、主力モデルが生産終了となってしまう。

 

そんなマツダの軽自動車市場での起死回生の切り札がシャンテの投入だったのだけど、もともとシャンテにはロータリーエンジン(シングルローター)が搭載される計画で開発が進められていたのがさまざまな理由で見送りとなり、急遽水冷2ストエンジンが搭載されての発売となったんだ。

 

見送りとなった理由は、技術的な難しさのほか、当時の監督官庁が軽自動車へロータリーを積むことを反対したからとも言われている。反対した理由はいろいろと語られるところだが、技術的なこともあるし、ライバル会社の圧力とかロビー活動等もあったことだろう。

いずれにせよ、シャンテにはロータリーが積まれることはなく、ポーターキャブの空冷2ストエンジンを水冷化したものが積まれ、中途半端な形で発売となってしまう。

 

もともとシャンテはロングホイールベースで室内が広く、リアシートも分割可倒式(当時これはかなり珍しい)で広いラゲッジルームを持つなど優位性もあったのだが、4ドアや当時軽では人気が高かったバンモデルも設定されないなど、これまた必要な手が打てない状況で苦戦を強いられてしまった。

さらに悪いことに、軽自動車に車検制度を導入する話が持ち上がるなど、軽自動車業界自体の逆風もあって、このシャンテをもっていったんマツダのラインナップから軽乗用車が消えてしまったんだ(その後、1989年にオートザム・キャロルで復活する)。

 

こんな悲運の話もあってか、その後ロータリー車のチューニングやレースマシンで有名な「RE雨宮」が12A型2ローターエンジン+KKK製ターボを積んだ「RE雨宮スーパーシャンテ」を発表したのは有名な話だ。

(余談だけど、このスーパーシャンテはあの「よろしくメカドック」にも登場するよ)

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