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ガンプラ工場潜入レポート

ガンプラ工場潜入レポート

皆さんが大好きなガンダムの聖地、静岡のバンダイガンプラ工場に行ってきました。単なる工場ではなく実際のガンダムの世界観を取り入れた新しい工場です。そんなガンダムファンなら一度は行きたい工場について、ホビー事業部 事業推進チーム サブリーダーの中桐 美由貴さんにお話を伺いました。

ガンプラ工場の成り立ち。なぜ静岡県にあるのか?

エントランス風景

バンダイは1950年に出来た会社ですが、プラモデル事業を始めたのは1969年になります。サンダーバードのブームがあった頃に、今井科学さんというプラモデルメーカーがサンダーバードのプラモデルを作られていました。その今井科学さんが経営不振になった時に、静岡の清水にあった今井科学さんの工場と金型を丸ごとバンダイが買い取り、そのまま今井科学さんの工場でプラモデル作りを続けました。バンダイのプラモデル事業部が静岡にあるのは、そのような流れになります。

静岡にはプラモデルメーカーさんが集まっているようですが、どうしてですか?

手書きの設計図と木型

静岡はプラモデルメーカーがたくさん集まっている土地柄で、タミヤさんとか、アオシマなどの有名なプラモデルメーカーはみんな静岡にあります。日本のプラモデル生産の9割が静岡県と言われて、どうしてプラモデル事業が静岡で盛んなの?と言われていますが、一説では、静岡は江戸時代に徳川の領地で、この辺の葵区には駿府城があり、徳川家が作った神社とか仏閣などがあり、腕のいい木工職人さんを集めてこの辺に住まわせその方々が雛具とか家具とか指物とかをやられていたそうです。現在のプラモデルメーカーさんは、元々そういう腕のいい木型職人さんが木で作った船とか、木で作った飛行機とか、木製の模型を作られていたメーカーさんだったんですね。それが、石油が入ってきたことで、プラモデルメーカーに転身していったと言われています。

これは昔はパソコンがないので、手書きの設計図です。この設計図を木型職人さんが木で木型を彫って、その木型を元に型を倣って作るというのが昔の金型の作り方ですね。今はパソコンを使ってCADで設計していますけど、昔は職人さんが全部手作業でやっていたんですよ。

新しい工場をこういうコンセプトで作ろうと考えられた人は、どういう人なのでしょうか?

ガンプラ工場の扉

センター長を中心に全員で考えました。各チームからプロジェクトを作って。この成形機の位置をどうやって配置するかも全部みんなで考えました。どういう風に置くのが効率的かとか。ですので、この真ん中の緑の部分は金型ピットになっていて床下収納しているのですが、「床下収納したらいいんじゃない?」っていうのも社員のみんなで考えたことです。自動搬送機を走らせたのも、現場の方が重い原料を運んだりとか大変だよねって話になり、「じゃあ自動搬送機ってどうだろう?」みたいな話しから、もし走らせるのならデザインもザクみたいにしようとか。みんなの意見がとても反映されているんですよ。

「2階からガラス越しに工場見られるようにしたらどうかな?」とか。

この扉は宇宙船とか宇宙コロニーをイメージして作ってもらいました。こういう扉が欲しいのですが、と設計会社さんに言って。トイレもこだわった色合いのデザインのものを選んだりしています。あとこの工場では雨水を地下に貯めていてトイレなどで有効利用したり、社員全員がMy箸、Myカップを使っていて、エコにも力を入れています。次のページへ>>

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