案内人 青栁雄大・酒井隆幸 丹波山倶楽部(丹波山村)
子どもの頃に楽しんだ「田舎遊び」を都会の人たちに
幼なじみの2人が東京での生活を経て、手付かずの田舎の可能性を感じ、ふるさとに帰ってきました。
村での生活は、都会に決して負けてない
青栁
僕は丹波山生まれの丹波山育ち、村には高校がないので、中学卒業後は甲府の高校に行き、東京の大学を卒業して、この村に戻ってきました。
酒井
僕も丹波山生まれの丹波山育ち、高校から大学まで東京で生活し、卒業後は群馬でアウトドアガイドの仕事をした後に、丹波山に帰ってきました。2人とも帰ってきて10年くらい経ちますね。
青栁
東京にいた10年くらい前、ちょうどアウトドアや田舎志向のブームがあったんです。その一方で、自分のふるさとの丹波山は段々人が減っていて。この「手付かずの田舎」の自然が、もっと色んな人に影響を与えられるんじゃないかなと思って、帰ってくることにしました。
帰ってきて10年間、どんな活動をしていますか?
青栁
「丹波山倶楽部」という団体を作って、この小さい村の可能性を広げるための活動を行っています。舞茸等きのこの栽培、提携している企業の畑の管理運営、農業ツアーやキャンプのコーディネート、狩猟や鹿の解体などなど、かなり多岐に渡りますね(笑)
酒井
今はインターネットも発達して、田舎でも都会と同じような便利さを享受できますよね。そのうえこれだけの自然の中で生活できるわけですから、心豊かに過ごせているなと実感しています。田舎に住んでいても、これだけ豊かに生活できるんだということを見せていきたいですね。
「田舎遊び」をみなさんに
青栁
僕たちが子どもの頃に体験して楽しかった「田舎遊び」を、都会の人たちに経験してもらおうというのが体験のコンセプトです。学校から帰るなり川に行って遊んだり、親に「大根取ってきて!」って頼まれて畑に出かけたり、そんな子ども時代を過ごしてきたんですが、そういったひとつひとつの「田舎での日常の遊び」を体験してもらいたいんです。
酒井
具体的には、じゃがいもやきのこなどの農業体験、全身水しぶきを浴びながら手付かずの川に入るシャワークライミング、散弾銃で鹿を狩り解体も行う狩猟体験など、四季折々の自然を活かした体験を行っています。
都会では想像できないような「田舎のリアル」を体験いただけると思いますよ。
都会では想像できないような「田舎のリアル」を体験いただけると思いますよ。
小さい村だからこその親密感
青栁
ここは関東一小さい村で、極端に人が少ないし物事が小さい。そういった村ですから、人と人とのつながりがとても強くて深いんです。都会から来たお客さんもすぐに覚えられるので、来るたびに「よう久しぶり!」なんてふれあいができる。それがいちばんの良さですかね。
酒井
僕たちにとっては見慣れた普通の景色、風景でも、都会からのお客さんはすごい喜んでくれるんです。都心から2時間足らずの場所で都会とは真逆の生活を経験できる。それが自慢ですね。
遊びに来てくれるみなさんへ
青栁
ここでは、過疎の田舎でしか味わえない体験ができます。「おおおーっ!」と感激してくれることもある一方、もしかしたら「えええっ?」ってびっくりするようなこともあるかもしれません(笑)
でも、ハマることは間違いないと思いますので、ぜひ楽しみにしてください!
でも、ハマることは間違いないと思いますので、ぜひ楽しみにしてください!