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必須のプラグインアップデート(3)「JRE」を最新版(Version 8 Update 73 [1.8.0_73])に

インターネットを安全に使うためには、パソコンのOSやアプリケーションのアップデートが欠かせません。アプリケーションの中でも特にマルウェア(ウイルス)感染の原因になることが多いのが、3つのプラグイン「Adobe Reader」、「Adobe Flash Player」、「JRE」です。Webサイトを閲覧しただけで、知らない間にウイルスに感染してしまったという被害が後を絶ちませんが、この3つをアップデートすることで、そのほとんどを防ぐことができます。今回は、「JRE」のアップデート方法を解説します。
なお、OS(Windows、Mac)や他のプラグインのアップデートについては、下欄「インターネットの安全利用に欠かせないアップデート:全体の構成」を参照ください。

【インターネットの安全利用に欠かせないアップデート:全体の構成】

「JRE」とは

JRE(Java Runtime Environment:Java実行環境)は、オラクルのJava(ジャバ)というプログラミング言語で書かれたプログラムを実行するために必要なソフトウェアです。ブラウザのJavaScriptと名前が似ていますが全くの別もので、ブラウザ内で動くアプリケーション(アプレット)と、単体で動く通常のアプリケーションの両方を作成できます。開発環境も実行環境も無料で配布されており、実行環境のJREは、多くのパソコンにインストールされています。

バージョン7までは無償サポートを終了しており、現在はバージョン8(最新版:Update 73(1.8.0_73))が提供されています。下記のダウンロードページで最新版が無料入手できます。

新しいJREをインストールすると、古いバージョンが削除されずに残ることがあります。システムに複数インストールされている場合には、使用しない旧バージョンをすべてアンインストールしておくことをお勧めします。アンインストールの方法については、オラクルの下記ページをご覧ください。

【注】Google ChromeとWindowss 10のEdgeブラウザでは、JREのプラグインは利用できません。

使用しているバージョンを確認する

下記の「Javaソフトウェアのインストール状況の確認」ページを開き、[Javaのバージョン確認]のボタンを押します(図1)。Windows 8.1の場合は、デスクトップモードでアクセスしてください。

図1 Javaのバージョン確認ページ

Javaの実行にユーザーの許可を必要とするブラウザの場合には、ブラウザが確認を求めてくるので実行を許可します(図2)。

図2 Javaの実行許可

JREが実行の確認を求めてきたら、それも許可します(図3)。

図3 Javaの実行許可

最新版がインストールされている場合には、「推奨されるJavaがインストールされています」と表示されます(図4)。

図4 最新版がインストールされている時の表示

インストールされているJREが最新版でないときには、次のような表示になります(図5)。[Javaを今すぐダウンロード]をクリックすると、ダウンロードページでバージョン8の最新版が入手できます。

図5 最新版ではないときの表示

JREがインストールされていないか、無効になっている場合には、このような表示になります(図6)。そのままページを閉じてください。

図6 JREがインストールされていない場合

最新版へアップデートする

JREのバージョン確認とアップデートは、先のインストール状況の確認ページのほかに、パソコンの[Javaコントロール・パネル]で行うこともできます。 Windows Vista/7/8.1は[コントロールパネル]を、Macは[システム環境設定]を開いて[Java]をクリックすると、[Javaコントロール・パネル]が開きます。
[Java]タブの[表示]ボタンを押すと、インストールされているJREのバージョンが確認できます(図7)。Macは[更新]タブでも確認できます。

図7 [Javaコントロール・パネル]でバージョン確認

[Javaコントロール・パネル]の[更新]タブにある[今すぐ更新]ボタンを押すと、Java Updateが自動的に最新版の有無をチェックします(図8)。

図8 [今すぐ更新]ボタンで最新版の有無をチェック

アップデートがある場合には、更新利用可能を通知するので、指示に従って最新版に更新してください(図9)。[Javaコントロール・パネル]が更新されることもあるので、閉じておくのをお忘れなく。

図9 [Java Update利用可能]表示で[更新]をクリック

「自動更新」を設定する

JREには、アップデートの有無を自動的に確認し、ダウンロードする機能があります。この機能は無効にすることもできますが、常に最新のJREが利用できるように有効にしておきましょう(図10)。現在の設定状況は、「Javaコントロール・パネル」の[更新]タブで確認できます。[更新を自動的にチェック]がチェックされていると、定期的に確認が行われ、アップデートがある場合には通知されます(図11)。

図10 [更新を自動的にチェック]をチェック

図11 更新通知の例(Javaの起動時に更新チェックが行われた場合)

更新確認の頻度は既定で週1回ですが、Windows版では、[詳細]ボタンを押すと頻度を変更できます(図12)。

図12 更新確認を行う頻度を変更

「Java」をより安全に使うために

JRE 8には、Javaの安全性を高めるセキュリティ機能が用意されています。「Javaコントロール・パネル」の[セキュリティ]タブを開き(図13)、より安全性の高い設定にしておきましょう。

図13 セキュリティ・レベルを高設定に

(1)ブラウザのJavaを可能なら無効に

[ブラウザでJavaコンテンツを有効にする]のチェックボックスがチェックされていると(初期値)、ブラウザ上でJavaアプレットやJava Web Startアプリケーションを実行します。チェックボックスのチェックを外し[適用]ボタンを押すと、Webブラウザのプラグインがアンインストールされ、アプレットやアプリケーションは、Webブラウザ上で実行できなくなります。
パソコン内で実行するJavaアプリケーションしか使わない方や、ブラウザ上でJavaを利用する頻度の低い方は、チェックボックスのチェックを外し、無効化しておくことをお勧めします。無効化しておくと、サイトの閲覧中にブラウザ経由の脆弱性攻撃を受けることがなくなります。

(2)セキュリティ・レベルを高く

[例外サイトにないアプリケーションのセキュリティ・レベル]は、例外リストにない署名されたアプレットやアプリケーションをWebブラウザ上で実行する際の「ふるまい」を設定します。初期値の[高]は、証明書が失効しているかどうかを確認できない場合も実行しますが、[非常に高]に設定すると確認できるものしか実行しません(図13)。

(3)セキュリティ・プロンプトの復元

ブラウザからJavaアプレットを実行する際には、ユーザーに実行確認を求める「セキュリティ・プロンプト」が表示されます(図14)。

図14 実行確認を求める「セキュリティ・プロンプト」の表示

この時、「次回から表示しない」をチェックして実行を許可すると、その後は、そのアプレットを確認なしで実行するようになります。
[セキュリティ・プロンプトの復元]ボタンは、この確認なしで実行するようにした許可を取り消します。このボタンをクリックし、[すべて復元]をクリックすると、確認なしで実行していたアプレットが、再び確認を求めてくるようになります。

(4)更新時に余計なアプリのインストールを防ぐ

JREの更新時には、注意しないと余計なソフトウェアをインストールしてしまったり、ブラウザの設定を変更されてしまったりすることがあります。誤って操作しないように、不要な提案機能を無効にしておきましょう。
「Javaコントロール・パネル」の[詳細]タブを開いてリストを下方にスクロールし、[その他]の項目にある[Javaのインストールまたは更新時にスポンサーのオファーを表示しない]をチェックすると、提案機能が停止します(図15)。

図15 [Javaのインストールまたは更新時にスポンサーのオファーを表示しない]をチェック

(執筆:現代フォーラム/鈴木)



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