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インターネットの安全利用に欠かせないアップデート【Windows OS編】

パソコンのOSやアプリケーションに、外部からの侵入を許してしまうような深刻な問題が見つかることがあります。問題が見つかると、それを修正するプログラムが配布されるので、これを適用して最新の状態にする「アップデート」という作業を行います。この作業を怠ると、マルウェア(ウイルス)に感染しやすい危険な状態のまま、パソコンを使い続けることになってしまいます。今回のトピックスは、Windowsユーザーが必ずやっておかなければならないOSのアップデートについて説明します。Macについては次回で解説予定です。インターネットを安全に利用するために、常にシステムを最新の状態にしておきましょう。

「アップデート」が必要な理由

OS(注1)やアプリケーション(注2)、プラグイン(注3)などに不具合が見つかると、開発元は問題箇所を修正した新しいプログラムや、修正するための更新プログラム(パッチ)を公開します。「アップデート」とは、公開された新しいプログラムやパッチをインストールして、OS、アプリケーション、プラグインなどを最新の状態に書き変える(更新する)ことです。

不具合の中でも特に、パソコンのセキュリティ(安全性)を脅かすようなものを「脆弱性(ぜいじゃくせい)」と呼んでいます。この脆弱性の中には、悪用されるとマルウェア(ウイルス)感染の引き金になってしまうものもあります。この種の脆弱性を放置したままでいると、細工されたウェブサイトを閲覧するだけで、勝手にパソコン内に悪質なプログラムがインストールされてしまうことがあるのです。
そのような事態を防ぐためには、アップデートを実行して脆弱性を修正しておかなければいけません。アップデートをしないと、パソコンを危険な状態で使い続けていくことになるのです。

  • (注1) OS:オペレーティングシステム。パソコンを動かすための基本ソフト。Windowsでは、新しい順にWindows 8、7、Vistaなどがある。
  • (注2) アプリケーション:文書の作成やWebサイトの閲覧などの、特定の作業を行うためのソフトウェア。アプリ、応用ソフトなどと呼ばれることもある。
  • (注3) プラグイン:アプリケーションに機能を追加するためのプログラム。

Windows Vista のアップデート

Windows Vistaのアップデートは、「Windows Update」を使って行います。「Windows Update」には、アップデートを自動的に行う自動更新機能があり、初期設定で有効になっています。「予期しないタイミングでプログラムが通信を始めてしまうのはいやだ」ということで、自動更新を無効にしている方がいるかもしれませんが、常にコンピューターを最新の状態にしておけるように、自動更新を有効にしておくようおすすめします。

■Windows Update を利用する

[スタート] をクリックし、 [すべてのプログラム]→ [Windows Update] の順で選択すると、Windows Updateが起動します。

図1 「Windows Update」の起動

図2 Windows Update

[更新プログラムの確認] をクリックすると、自動更新を待たずに今すぐ更新プログラムを確認して入手できます。久しぶりにパソコンを起動した場合には、起動後直ちに確認することを心がけてください。

<自動更新の設定を行う>
パソコンを常に最新の状態に保つために、「Windows Update」の自動更新は必ず有効にしておきましょう。初期設定では、自動的に毎日更新チェックを行い、インストールするようになっています。設定の変更は、「Windows Update」の[設定の変更]で行えます。

図3 自動更新の設定

<Office製品なども自動更新する>
Microsoft Officeなどの他のマイクロソフト製品も利用している場合には、 [その他のマイクロソフト製品のプログラムを入手します] ボタンが表示されます。クリックし、画面の指示に従って必要なソフトウェアをインストールしましょう。インストール後は、「Windows Update」でWindowsと他の製品の両方の更新プログラムを取得できるようになります。

図4 他の製品の更新プログラムも入手する

■Windowsのサポート終了について

2014年4月にWindows XPの2015年7月にWindows Server 2003のサポートが終了し、話題になりました。サポート期間中は、セキュリティ更新プログラムが無償で提供されますが、サポートが終了すると、その後は製品に問題が生じてもアップデートは行われません。
マイクロソフト製品は、サポートがいつ終了するのかが予め決められており、Windows Vistaは、2017年4月12日にサポートを終了します。

サポート期間中には、不具合の修正や新しい機能を追加するプログラムをまとめたサービスパック(SP)と呼ばれるものも提供されます。このSPの提供から一定期間が過ぎると、適用していないOSは、更新プログラムが受け取れなくなってしまうので注意しなければいけません。
Windows Vistaは現在SP2が最新で、SP2を適用していない製品のサポートは終了しました。継続してセキュリティ更新プログラムを受け取りインストールするためには、SP2をインストールしておく必要があります。詳しくは、以下のページを参照してください。

現在使用しているWindowsのバージョンとサービスパックの確認方法については、以下の資料を参照してください。なお「Windowsのバージョン確認方法」の説明にある「Windowsキー」とは、キーボードの左下にある、Windowsのマークのついたキーのことです。

Windows 7 のアップデート

Windows 7のアップデートは、「Windows Update」を使って行います。「Windows Update」には、アップデートを自動的に行う自動更新機能があり、初期設定で有効になっています。「予期しないタイミングでプログラムが通信を始めてしまうのはいやだ」ということで、自動更新を無効にしている方がいるかもしれませんが、常にコンピューターを最新の状態にしておけるように、自動更新を有効にしておくようおすすめします。

■Windows Update を利用する

[スタート] をクリックし、 [すべてのプログラム]→ [Windows Update] の順で選択すると、「Windows Update」が起動します。

図5 「Windows Update」の起動

図6 Windows Update

[更新プログラムの確認] をクリックすると、自動更新を待たずに今すぐ更新プログラムを確認して入手できます。久しぶりにパソコンを起動した場合には、起動後直ちに確認することを心がけてください。

<自動更新の設定を行う>
パソコンを常に最新の状態に保つために、「Windows Update」の自動更新を有効にしておきましょう。初期設定では、自動的に毎日更新チェックを行い、インストールするようになっています。設定の変更は、「Windows Update」の[設定の変更]で行えます。

図7 自動更新の設定

<Office製品なども自動更新する>
Microsoft Officeなどの他のマイクロソフト製品も利用している場合には、[その他のマイクロソフト製品の更新プログラムを入手します。] と表示されます。[詳細情報の表示] をクリックし、画面の指示に従って必要なソフトウェアをインストールしましょう。インストール後は、「Windows Update」でWindowsと他の製品の両方の更新プログラムを取得できるようになります。

図8 他の製品の更新プログラムも入手する

■Windowsのサポート終了について

2014年4月にWindows XPの2015年7月にWindows Server 2003のサポートが終了し、話題になりました。サポート期間中は、セキュリティ更新プログラムが無償で提供されますが、サポートが終了すると、その後は製品に問題が生じてもアップデートは行われません。
マイクロソフト製品は、サポートがいつ終了するのかが予め決められており、Windows 7は、2020年1月15日にサポートを終了します。

サポート期間中には、不具合の修正や新しい機能を追加するプログラムをまとめたサービスパック(SP)と呼ばれるものも提供されます。このSPの提供から一定期間が過ぎると、適用していないOSは、更新プログラムが受け取れなくなってしまうので注意しなければいけません。
Windows 7は、現在SP1が最新で、SP1を適用していない製品のサポートは終了しました。継続してセキュリティ更新プログラムを受け取りインストールするためには、SP1をインストールしておく必要があります。詳しくは、以下のページを参照してください。

現在使用しているWindowsのバージョンとサービスパックの確認方法については、以下の資料を参照してください。なお「Windowsのバージョン確認方法」の説明にある「Windowsキー」とは、キーボードの左下にある、Windowsのマークのついたキーのことです。

Windows 8/8.1 のアップデート

Windows 8/8.1のアップデートは、「Windows Update」を使って行います。「Windows Update」には、アップデートを自動的に行う自動更新機能があり、初期設定で有効になっています。「予期しないタイミングでプログラムが通信を始めてしまうのはいやだ」ということで、自動更新を無効にしている方がいるかもしれませんが、常にコンピューターを最新の状態にしておけるように、自動更新を有効にしておくようおすすめします。

なおWindows 8は、2016年1月13日の更新までしか受け取ることができません。それ以降も引き続き更新できるように、Windows 8をお使いの方は、Windows 8.1に移行してください(無償提供)。詳しくは、最後の「Windowsのサポート終了について」をご覧ください。ここでは、移行済みであることを前提に、Windows 8.1の操作を中心にご紹介します。

■Windows Update を利用する

スタート画面で動作する[Windows Update]は、設定チャームから[PC設定の変更]をクリックまたはタップして[PC設定]を表示します。Windows 8は[Windows Update]を、Windows 8.1は[保守と管理]に進んで[Windows Update]を選択します。
設定チャームは、画面の右上隅にマウスポインターを合わせるか、タッチパネルの右端からスワイプしてチャームバーを表示し、[設定]を選択します。キーボードのWindowsキー(Windowsのロゴマークが書かれたキー)を押しながら[I]キーを押す操作でも、設定チャームを開くことができます。

図9 「PC設定」を開く

図10 Windows Update

[今すぐチェックする] をクリックまたはタップすると、自動更新を待たずに今すぐ更新プログラムを確認して入手できます。久しぶりにパソコンを起動した場合には、起動後直ちに確認することを心がけてください。

<自動更新の設定を行う>
パソコンを常に最新の状態に保つために、「Windows Update」の自動更新を有効にしておきましょう。初期設定では、自動的に毎日更新チェックを行い、インストールするようになっています。設定の変更は、「Windows Update」の[更新プログラムのインストール方法を選択する]で行えます。

図11 更新プログラムを自動的にインストールする

<Office製品なども自動更新する>
Microsoft Officeなどの他のマイクロソフト製品も利用している場合には、それらの更新プログラムも受け取るように設定できます。[更新プログラムのインストール方法を選択する]で、[Windowsの更新時に他のMicrosoft製品の更新プログラムを入手する]にチェックを入れて [適用]ボタンをクリックまたはタップします。

図12 他のMicrosoft製品の更新プログラムも入手する

Windows 8でこの設定を行う場合は、コントロールパネルの[Windows Update]を使用します。

■Windowsのサポート終了について

2014年4月にWindows XPの2015年7月にWindows Server 2003のサポートが終了し、大きな話題になりました。サポート期間中は、セキュリティ更新プログラムが無償で提供されますが、サポートが終了すると、その後は製品に問題が生じてもアップデートは行われません。
マイクロソフト製品は、サポートがいつ終了するのかが予め決められており、Windows 8/8.1は、2023年1月11日にサポートを終了します。

サポート期間中には、不具合の修正や新しい機能を追加するプログラムをまとめたサービスパック(SP)や最新の更新プログラムが提供されます。これらの提供から一定期間が過ぎると、適用していないOSは、更新プログラムが受け取れなくなってしまうので注意しなければいけません。

Windows 8.1は、Windows 8の更新プログラムとして提供されています。Windows 8にセキュリティ更新プログラムが提供されるのは、2016年1月13日までで、その後は受け取れなくなってします。継続してセキュリティ更新プログラムを受け取りインストールできるように、Windows 8.1に移行して下さい。詳しくは、下記のページ「Windows 8からWindows 8.1にアップデートする」を参照してください。
なお、Windows 8.1の最新の更新プログラムは「Windows 8.1 Update」といい、これを適用していないWindows 8.1は、2014年6月以降の更新プログラムを入手できません。「Windows 8.1 Update」はWindows Updateを通じて配布されているので、通常は自動的に適用されます。

現在使用しているWindowsのバージョンとサービスパックの確認方法については、以下の資料を参照してください。なお「Windowsのバージョン確認方法」の説明にある「Windowsキー」とは、キーボードの左下にある、Windowsのマークのついたキーのことです。

Windows 10 のアップデート

Windows 10のアップデートは、「Windows Update」を使って行います。アップデートは、自動的に行う自動更新機能があり、一般向けのパソコンに使われているHomeエディションでは、自動更新を無効にすることはでません。ダウンロードからインストール、必要に応じて再起動まで全て自動的に行われます。再起動のタイミングについては、指定できるように設定を変更するとができます。

■Windows Update を利用する

[スタート]→[設定]を選ぶか、[Windows]キーを押しながら[I]キーを押すと設定画面が開きます。[更新とセキュリティ]→[Windows Update]と進むとWindows Updateが開きます。

図13 設定画面を開く

図14 Windows Update

[更新プログラムのチェック] をクリックまたはタップすると、自動更新を待たずに今すぐ更新プログラムを確認して入手できます。久しぶりにパソコンを起動した場合には、起動後直ちに確認することを心がけてください。

<Office製品なども自動更新する>
Microsoft Officeなどの他のマイクロソフト製品も利用している場合には、それらの更新プログラムも受け取るように設定できます。[Windows Update]の[詳細オプション]に進み、[Windowsの更新時に他のMicrosoft製品の更新プログラムも入手します。]にチェックを入れておきます。

図15 他のMicrosoft製品の更新プログラムも入手する

<再起動の日時を設定できるようにする>
一般向けのパソコンに使われているHomeエディションのWindows 10では、Windows Updateが自動的に実行され、パソコンを常に最新の状態に保ちます。更新プログラムのチェックからダウンロード、インストール、必要に応じて再起動まで全て自動的に行われますが、再起動のタイミングについては、指定できるように設定を変更するとができます。
[詳細オプション]の[更新プログラムのインストール方法を選ぶ]の項目は、初期設定で[自動(推奨)]になっています。これを、[再起動の日時を設定するよう通知する]に変更すると、更新プログラムのインストール後7日間以内で再起動の日時が指定できるようになります。

図16 再起動の日時を設定するよう通知する

図17 再起動のスケジュール指定

<モバイル回線のダウンロードを抑制する>
家庭で利用している一般的なインターネット回線と違い、外出時などに使用するモバイル回線の多くは、データ量に制限があったり、データ量に応じて課金が発生したりします。Windowsでは、このような接続回線を「従量制課金接続」と呼び、Windows Updateなどで大量のダウンロードが発生しないように抑制することができます。この機能は、以前から提供されていますが、Windows Updateのダウンロードを止めることのできないWindows 10の場合には、これを利用すれば外出先でのデータの量を減少させることができます。
モバイル回線は、本体にSIM(シム)を挿して直接回線を利用している場合には、既定で従量制課金接続に設定されますが、モバイルルーターやスマートフォンのテザリングなどのWi-Fi接続を利用している場合には、既定では従量制課金接続に設定されません。データ量を抑制するためには、手動で設定する必要があります。
設定の変更は、設定画面の[ネットワークとインターネット] で行います。[Wi-Fi]→[詳細オプション]を選択し、[従量制課金接続]のセクションの[従量制課金接続として設定する]をオンにすると、現在のWi-Fi接続が従量制課金接続として扱われます。

図18 ネットワークとインターネット

図19 従量制課金接続として設定する

■Windowsのサポート終了について

2014年4月にWindows XPの2015年7月にWindows Server 2003のサポートが終了し話題になりました。サポート期間中は、セキュリティ更新プログラムが無償で提供されますが、サポートが終了すると、その後は製品に問題が生じてもアップデートは行われません。
マイクロソフト製品は、サポートがいつ終了するのかが予め決められており、Windows 10は、2025年10月15日にサポートを終了します。それまでの間は、最新の更新プログラムが適用されていれば、次の更新プログラムを受け取ることができます。



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