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生活に及ぶ危険
架空請求
ここ数年、利用した覚えがない有料コンテンツの利用料を請求するメールが届くという事例が増加しています。URLをクリックしただけで「会員登録が完了しました」といって会費の振り込みを促すワンクリック詐欺も増えています。その実態を知り、身を守りましょう。

1.騙されてしまう理由
2.架空請求メールの4大特徴
3.ワンクリック詐欺の正体
4.対策は「絶対にお金を払わない」「レスしない」
1.騙されてしまう理由

まったく利用したことがなければ、まさに架空の請求であり、不当な請求なのですが、中には言われるままに支払ってしまい被害にあっている人も少なくありません。

というのも、送られてくるメールやハガキには、「入金がなければ、自宅や勤務先に回収に行く」「弁護士と協議の上訴訟手続きに入る」「回収時に調査料や交通費を別途請求する」といった威圧的、脅迫的な内容が書かれている上、請求元として「××債権管理センター」など、いかにも正規の業者として存在しそうな内容となっています。これに驚いてしまい、面倒に巻き込まれたくないといった気持ちから支払いに応じてしまっていることが多いようです。さらに、請求額が数万円という場合が多く、ちょっと無理をすれば支払える額という点も、被害者を増やしている理由と思われます。いずれにしても、こういった「架空請求」は詐欺であり犯罪です。絶対に支払いに応じてはいけません。

ただし、裁判所の手続きを悪用したケースも報告されていますので、裁判所から届いた書面については放置せずに、必ず確認をしてください。

2.架空請求メールの4大特徴
予備知識のない人がいきなり高飛車な内容の請求メールを突きつけられれば、不安になりパニックになってしまうのも無理からぬことかもしれません。しかし、送られてくる架空請求メールには次のような4大特徴があります。この特徴を冷静にチェックすれば、これらのメールがまったくのでたらめであることが理解できるでしょう。
(1) 「宛名」はメールアドレス

宛名は個人名ではなく、メールアドレスになっていることが多い(abc@xxxx.net.jp様など)。

債権回収を頼まれたのに個人名を特定できていないわけで、たいへん怪しいですね。実際、相手はメールアドレスぐらいしかあなたの情報を知らないのです。これは、(4)の「自宅や勤務先に回収に行く」と大いに矛盾してもいます。

債権回収の代行は法務大臣の許可した会社しかできません。これらの会社は法務省のサイトで確認できるので、メールにある送信元の業者名と比べてみてください。

(2) 利用コンテンツが明確でない
「あなたが利用した有料コンテンツの利用料が支払われていないため、運営会社から債権の回収代行を依頼された」といったような趣旨を述べるが、肝心の利用したコンテンツのアドレスや利用日時などは書かれていないか、書いてあっても記憶があやふやな数ヶ月前の日付。
(3) 支払いを急がせる
記載されている支払期日には、ほとんど余裕が与えられていない。加えて、メール冒頭には、「大至急」「最終通告」といった言葉があることも多い。
(4) 個人情報を握っていると見せかける

入金がなければ、「自宅や勤務先」「家族・親戚」の家に訪問・回収に行くとし、こちらの個人情報を知っているといったことを匂わせる。また、法外な「調査費用や交通費」を別途請求してくる。

実際には、(1)でも明らかなようにメールアドレスしか知らないのです。中には、メールアドレスや利用時のIPアドレスから、個人情報を特定できるといった類のことを書いてくる場合もあるようですが、これも嘘です。犯罪捜査や裁判所からの命令以外にプロバイダがメールアドレスの持ち主の氏名や住所などを特定業者や個人に教えることは絶対にありません。また、IPアドレスから具体的な位置情報を知ることもできません。

3.ワンクリック詐欺の正体
届いたメールのURLをなにげなくクリックしたら知らないサイトに接続され、なにもしていないのに「会員登録が完了しました」などと表示される、ワンクリック詐欺が横行しています。この手の詐欺の巧妙なところは、あなたが使っているパソコンのIPアドレスやOSを表示させることなのです。

IPアドレスが表示されるだけでも驚いてしまう方がいるでしょう。ましてやOSやブラウザのバージョンなどが言い当てられると「なんでわかったんだ?」と恐れを抱いてしまうかもしれません。

しかし、全く心配いりません。IPアドレスやOSの情報など非常に漠然としたもので、掲示板のようなプログラムでも当たり前のように取得できるのです。先にも述べたように、IPアドレスから住所を調べることは、警察や裁判所でもない限り不可能です。「会員登録が完了」したからといって、身に覚えがなければ絶対に支払ってはいけません。

4.対策は「絶対にお金を払わない」「レスしない」
では、こういった架空請求メールが届いたらどう対処したらいいのでしょう。大きく2点あります。
(1) 無視し、絶対にお金を支払ってはいけない
とにかく「無視」すること。そして、絶対にお金を支払ってはいけません。「自宅にまで来ると言っているが大丈夫?」と思われるかもしれませんが、すでに上で説明したように、相手はあなたを特定できないのです。実際に家にまで現れたという例は、現在に至るまで聞いたことがありません。
(2) メールを返信したり電話をかけたりしない

請求先に連絡を取ってしまうと、あなたの個人情報をより詳細に与えてしまうことになります。たとえば「折り返し電話をしますので」という口実で、あなたの電話番号を知ろうとすることもあるでしょう。あなたの個人情報を不用意に相手に教えないためにも、「無視」を徹底してください。

検索サイトで、請求ハガキやメールに書かれた業者名などを検索すれば、同じような請求を受けた人の報告があるかもしれません。そういった報告は大いに参考にしましょう。インターネットには、架空請求を送る悪徳業者をリストアップし公開しているサイトもあります。普段から、そういったサイトで情報を集めておくのもいいでしょう。

何度もメールが来るようならば、メールアドレスを変えてしまいましょう。また、下に上げた参考サイトも参照してみてください。このようなことに一人で悩んでいる必要はありません。まずは冷静になること。そして、払う必要のない請求には絶対に応じないという強い気持ちで、徹底的に無視することが最善の策なのです。

<参考サイト>
インターネットホットライン連絡協議会
STOP! 架空請求(東京都)
国民生活センター
パソコンに及ぶ危険
メール編
Web閲覧編
P2Pツール編
ケータイのウイルス対策
Windows SP2のセキュリティ機能
生活に及ぶ危険
オンラインショップ編
ネットオークション編
掲示板・チャット編
オンラインバンキング編
架空請求
知って安心のセキュリティ情報
安全なパスワードとは?
無線LANの安全な使い方
フィッシング詐欺に注意!
IDとパスワードのセキュリティ
インターネットの基礎知識
加害者にならないために
親子で学ぶセキュリティ
ネット関連法制度の解説
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