まず初めに、悪意のある人間が作ったWebサイト(攻撃サイト)にユーザーがアクセスするところから始まります。そのWebサイトには、不正なスクリプトが記述されているリンクが用意されています。ユーザーがそのリンクをクリックすると、ユーザーはリンク先のWebサイト(攻撃対象あるいはターゲットサイト)に、不正なスクリプトを含んだ状態でアクセスします。ユーザーのブラウザにリンク先のWebサイトが表示されると、ユーザーのブラウザ上で不正なスクリプトが実行されます。そして、記述されている不正スクリプトの内容によって、さまざまな被害が発生することになります。
「クロスサイトスクリプティングに対する脆弱性」とは、上記のプロセスから分かるように、分かりやすくいえば「外部から送信されたスクリプトをブラウザがそのまま実行してしまう欠陥」ということになります。そして、攻撃対象となっているWebサイトが、いわゆる「クロスサイトスクリプティングに対する脆弱性があるサイト」になります。しかし、実際の攻撃は、ターゲットサイトの利用者であるユーザーに対して行われることになり、ユーザーが被害者となるわけです。
また、攻撃サイトからターゲットサイトへというように、あるサイトに記述されているスクリプトが別のサイトへとまたがって(クロスして)実行されることから、「クロスサイト」スクリプティングと呼ばれるのです。
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