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Hi! エリックです!なぜだか、僕は集団行動が苦手。大勢の人と旅をするとか、パレードに参加するとか。Christianでありながら教会にもいかない。友だちと出かけるなら、2、3人で十分。それ以上の団体行動は家族とバンドぐらいかな。
そんなアメリカ人の僕が集団行動の国、日本に住むということは辛い体験かというと、そうでもない。外国人ということで、すでに皆とちょっと違うからわりと楽にいける。アメリカに対して、個人主義、それぞれ独立しているというイメージがあるかもしれないけど、グループ・パワーもけっこう強い。
僕が学生のころに幅をきかせていたグループは "Dead Heads"
だった。"Dead Heads" は Grateful Dead というバンドのファンの集まり。Dead
Headsは、中心にGrateful Dead の全ツアーについていく、日本の「追っかけ」のような人たち、そしてその周りにいるいつも
Grateful Dead の音楽を聴いていて、年に何回かライブを見に行くという人たちで構成されている。(バンドのリーダー、Jerry
Garciaが亡くなってからはツアーをしなくなったけどね。) Dead Headsが着ている服はたいていがヒッピーっぽいものだけど、なかには
Dead Head サラリーマンもいる。大学生の頃、特別にGrateful Dead の音楽が嫌いというわけではなかったけど、Dead
Heads の存在があまりにも強くて、それがうっとうしくて、ほとんど聴かなかった。
今日、紹介するのは、この前アメリカにいた時、車のラジオで久しぶりに聴いた'Ripple'
という曲。あのGrateful Dead の曲だ。Dead Headでない僕だけど、この曲だけは心の中に特別な存在感を残している。初めて聴いたのは高校3年生の初日、物理の授業だった。
先生は古いカセット・プレイヤー を机の上に置くと、"OK, I'm going
to play a song called 'Ripple' and I want you to tell me everything
that has to do with physics." と言って、再生ボタンをおした。物理より何より、最初に思った事は
"Wow, cool teacher!"。先生は"やさしいおじさん"という感じの人で、「物理は日常生活と関係しているんだよ」という大切なメッセージを伝えるために息子のテープを借りてきたみたい。
さあ、どこが物理と関係しているの?と、楽しく授業がはじまった。まずは曲名の 'Ripple' と曲にでてくる歌詞、'Ripple
in still water' - 静かな水面のちいさな波。"That's right! Waves are physics!"
と先生がいう。スピーカーからでる音波- "That's right! Sound is physics!"。
Cassette player と机の間の振動-"That's right! Vibrations are physics!"。そんなふうに先生と僕達、生徒が一緒に考えていった。

ライブのあとにはデッドで!
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そんな出会い方をした'Ripple' だけど、今、聴いてみると、Physics(物理)というよりは
Metaphysics(形而上学) と関係しているような気がする。歌詞の続きを聴くと、ちょっと禅っぽい意味もあるような…。
Ripple in still water 静かな水面にちいさな波
When there is no pebble tossed 小石もないのに
Nor wind to blow 風もないのに
アコースティック・ギター と マンダリンがメインで、とても落ち着いた歌い方。もしかしたら、やさしいおじさん先生、 Mr Blackmer
は物理だけでなく、ちょっと、人生についてのメッセージ も伝えたかったのかな。
There is a road, no simple highway…
ただのハイウエイとはちがう道がある
And if you go no one may follow
歩いていっても、誰もついてこない
That path is for your steps alone
きみのためだけのみち
先生からのメッセージを、僕は受けとめたみたいだね。
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