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#01 音楽を聴いて、トランス体験!

Hi! エリックです!誰だって「英語しゃべれたらいいな」とか「英語を習いたいな」とか思うよね。僕にも「日本語しゃべれたらいいな」"I wish I could speak Japanese!"って毎日泣きながら勉強した時期があった。

 今から20年も前の交換留学生時代。それ以前はちっともそんな気持ちにならなかったけど、日本に来てからいろんな"喋りたい理由"ができて、どんどんその気持ちが大きくなっていった。その頃の僕の一番大きな"喋りたい理由"は「ブラスバンド部の仲間たちと一緒に歌を唄いたい」というものだった。特に仲間の1人、Sくんとはミュージシャンになるという共通の夢に向かって、自分達でつくった曲を一生懸命練習したんだ。自分たちの夢と大好きな音楽、そんな単純だけど、ものすごく大きな"理由"が僕の日本語習得の原動力だった。"喋りたい理由"は複雑である必要はまったくないよね。

 これから紹介していく僕の好きな曲を、「あ、この歌面白そう!」、「聞きたい!」、「うたいたい!」と思ってくれたら、GREAT! そして、その気持ちが、単純だけど大きな"英語をわかりたい、喋りたい理由"になったら、いいよね。

Transformational Experience through Music (T.E.M)

 CDを買ってきて音楽を聞く時の理想的な状況は、それが音楽だという事を忘れて、音楽家がその曲を作った時の気持ちを体感・再現できる時じゃないかな。この『音楽を乗り越えた時』を Transformational Experience through Music (音楽トランス体験)と勝手に(!)呼ばせてもらいます。

 ではさっそく、T.E.M.を試してみましょう。ここで取り上げるのはLou Reed の "New Sensations"。この曲 を聞くと、アメリカの ハイウェイを バイクで走っている気持ちになる。Lou がごく普通のことをおちついた声で会話のようにかっこよくうたう。

 心地よく響くエンジンの波動を両足で感じながら、バイクにまたがって荒涼とした東部のハイウェイを走り途中の鄙びたダイナーでハンバーガーを食べる。そんな当たり前な事だけなのに、すべてが新鮮に感じられる, "new sensations"。 Lou と一緒にこの曲を歌うと不思議と自分 にも new sensations=新鮮だー!という気持ちがわいてくる。 

 Louがノリにのってうたうこの曲。これが英語のもつ自然の、本物のノリなんだ。うたってみると気持ちいいよ!バイクにのったことがない僕でも、engineの熱を足で感じて、"I love that GPZ so much you know that I could kiss her. (キスをしたくなるほどバイクが大好き)"のところでは、「わかる!わかる!」と思ってしまう。

これがまさしく、T.E.M.なのだ! それでは、いい旅を!