2019年12月21(土)、ソニーネットワークコミュニケーションズはヤマハ株式会社と共同で「NURO 光」を通して遠隔地の小学生(品川シーサイド~浜松市)をつなぐオンラインバンドセッションの体験イベントを試験的に実施しました。
このトライアルは、通信事業を主力事業とする当社が「インターネットによって広がる可能性」について、子どもたちへ体験してもらうための新たな取り組みです。
活動の目的や、笑顔にあふれた当日の様子、今後の展開について紹介します。
ソニー、ヤマハ株式会社との協業
今回のトライアルでは、「NURO 光」の高速大容量通信の特性を活かしつつ、ソニーグループの技術とパートナーであるヤマハの技術やノウハウを組み合わせたコンテンツで、小学生向けの体験プログラムを企画しました。それが、遠隔地を繋いでリアルタイムに音楽を演奏する「オンラインバンドセッション」です。
このプログラムの実現にあたり、映像においては、ソニーの超短焦点4Kプロジェクターを使用することで遠くにいる子ども達を大画面で投影し、臨場感を付加。これを4Kで伝送することでリアルタイムに高精細な映像投影を達成。また、テレプレゼンスシステム「窓」を活用することにより、遠くにいる子どもたちがまるですぐ近くにいるかのような体験を実現しました。音の伝送においては、ヤマハが提供する、遠隔地をネットワークでつなぎリアルタイムにセッションできる「NETDUETTO」というソフトを利用させていただきました。
これらの技術を活用し、ギター・ベース・ドラム・キーボードを組み合わせ、遠隔地にいながら子どもたちがその場でバンドを結成することができるイベントを実施することができました。
NUROでつなぐオンラインバンドセッション🎸
当日は東京都品川区にあるソニーネットワークコミュニケーションズ本社と、静岡県浜松市にあるヤマハ本社をつなぎ、トライアルイベントを開催。
東京会場には当社社員の小学生の子どもを招致し、それぞれ10名前後の子どもたちが集まりました。
まずはカウントダウンの後、両会場を接続。
最初にインターネットに関する〇×クイズで、インターネットでできることについて楽しくお勉強。
そして、待ちに待ったバンド体験。
東京-浜松をつないでオンラインセッション!
プロのミュージシャンと一緒に音楽を作り上げていきます。
窓の前に立って、東京-浜松の子どもたちが向き合って演奏
初めて触る楽器でもすぐに弾けるようになる子どもたち
最後は東京・浜松両会場から全員で記念撮影!
「NURO 光」を通じたリアルタイムの音と映像の伝送は、ずれを感じることが無く、遠くにいることを忘れるくらい違和感のないバンドセッションを実現することができました。
”当日の模様の動画はこちら”
当日の模様を動画でご覧ください(約4分)
今後に向けて
当社は、主力サービスであるインターネット通信を通じたCSR活動に注力することで本業に近い領域で「社会価値」を生み出し、持続的な成長に貢献するべく、今回のトライアルを行いました。
今回の参加者へのアンケート結果から、子どもたちの好奇心や新しいことへチャレンジする気持ち、意欲などを喚起できたというデータも取れており、今後、さらにブラッシュアップを加えて、体験機会が不足している子どもたちに向けて本活動を展開し、子供たちが「インターネットによって広がる可能性」について考えるきっかけを提供していく予定です。