食べてみる
「もしもし」
「今日は何?」
「そう素っ気なくするもんじゃないよ。日頃の疲れが溜まっている貴方を労って、本日はご馳走してあげようと、そう思ったわけだよ」
「珍しいね」
「自分は元来こういう優しい性格なのだ。今から来たまえ」
「それじゃお言葉に甘えましょう」
呆けた顔をプラ下げてやってきた弟。目の前にはピクルス。要するに毒味である。瞬時に落胆した表情に変化した弟を、自分は一生忘れないだろう。
では早速毒味をしていただこう。
3日の沈黙を破り、奴は冷蔵庫から現れた。 |
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| 一見何も変わっていないように見えるが、禍々しさは桁違い。 |
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| あまりの禍々しさに目が離せない |
次から次へとピクルスを頬張る弟。ピクルス好きの自分から見ても、これは拷問である。まして弟はピクルスを別段好きでも何でもない。涙目になっている。
さて、肝心の結果が以下。
4段階評価で
◎=最高に美味い
○=まあ、当たり前に美味い
△=不味い
×=漬ける意味がわからない
となっている。
また、全ての評価が弟の主観に基づくものであることを最初に断っておく。
○キュウリ=普通に美味い。特に意外性もない。
○パプリカ=普通に美味い。特に意外性もない。
○ニンジン=普通に美味い。特に意外性もない。
△ミニトマト=まだ味が染みてない。
○リーフレタス=普通に美味い。特に意外性もない。
○カイワレ大根=予想してたよりも美味い。苦みが消えている。
△ヤングコーン=美味いのだろうが、好みの問題。
△アスパラガス=染みすぎ。酸っぱすぎ。
◎ミョウガ=意外。ミョウガが苦手な自分でも美味いと思った。
○長ネギ=意外とイケる。ネギの甘みが残っている。
×リンゴ=中途半端な味。甘さと酸っぱさがケンカしている。
×ピスタチオ=ピスタチオそのまんま。
○エリンギ=歯ごたえもあり、キノコを食べてる感じがする。
△生シイタケ=食えなくはないが、歯ごたえ無しで何を食ってるかわからない。
△タケノコ=もう少し歯ごたえがあったらいい感じ。
△カニかま=染みすぎ。繊維の間に染み渡ってカニかま本来の味が皆無。
○ちくわ=美味いけど何か物足りない感じ。
◎キュウリ・イン・ザ・チクワ=完璧。足りない何かが補完された感じ。
◎むきエビ=何故今まで無かったのか、と思うほど美味い。
◎イカそうめん=美味い。イカの歯ごたえが素晴らしい。
◎ウズラの卵=卵の味を残しつつ、微妙に染みてるバランスが最高。
弟ランキング
1位 ウズラの卵
2位 イカそうめん、むきエビ
3位 キュウリ・イン・ザ・チクワ
(弟コメント:この4種類はお店で出してお金取れます。感動しました。)
意外と海鮮系・練りモノ系がイケる、逆に期待していたキノコ系が不発に終わるという結果になった。
しかし、こうして見ると漬ける期間だったり、食材の切り方でどうにでもなりそうな気がする。例えばピスタチオなんかはもっと長い期間漬け込めば味が染みて美味くなるだろうし、生シイタケも大きめにカットすれば歯ごたえが出てくるかもしれない。
結局、何を漬けてもそれなりにはなるということだ。
自分は弟に感謝をしつつ、ウズラの卵、イカそうめん、むきエビ、キュウリ・イン・ザ・チクワ以外をタッパーに詰め込み、弟にお土産として渡した。
弟はまた涙目になった。
自分はウズラの卵を頬張りながら、帰路に着く弟を見送った。 |
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| キュウリ |
パプリカ |
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| ニンジン |
ミニトマト |
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| リーフレタス |
カイワレ大根 |
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| ヤングコーン |
アスパラガス |
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| ミョウガ |
長ネギ |
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| リンゴ |
ピスタチオ |
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| エリンギ |
生シイタケ |
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| タケノコ |
カニかま |
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| ちくわ&キュウリ・イン・ザ・チクワ |
むきエビ |
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| イカそうめん |
ウズラの卵 |
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