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AFCチャンピオンズリーグ2018 ラウンド16 第1戦
2018年05月09日(水)

2018年05月09日(水)  19:00キックオフ  県立カシマサッカースタジアム

【入場者数】8,860人 【天候】曇、弱風、 気温12.6度、 湿度82.0% 【ピッチ】 全面良芝、乾燥

【主審】イルギズ・タンタシェフ  【副審】アンドレイ・ツァペンコ  【副審】セルゲイ・グリシュチェンコ  【第4の審判員】ヤクーブ・アブドゥルバキ 

3

鹿島アントラーズ

  試合終了  
3 1 前半 0 1
2 後半 1

Shanghai _sipg

上海上港

43分 鈴木 優磨
49分 西 大伍
75分 OWN GOAL
【得点】
76分 エウケソン

【警告・退場】

イエローカード 65分 鈴木 優磨
イエローカード 88分 西 大伍
       
7シュート21
6 GK 7
7 CK 12
10 直接FK 13
1 間接FK 3
1 (オフサイド) 3
0 PK 0

【警告・退場】

イエローカード 47分 シー クー
76分 土居 聖真 → ペドロ ジュニオール
87分 金崎 夢生 → 小笠原 満男
90分+1 遠藤 康 → 犬飼 智也
【交代】
81分 ツァイ フイカン → ジャン イー
GK 1 クォン スンテ
DF 22 西 大伍
DF 5 植田 直通
DF 3 昌子 源
DF 32 安西 幸輝
MF 20 三竿 健斗
MF 6 永木 亮太
MF 25 遠藤 康
MF 9 鈴木 優磨
FW 8 土居 聖真
FW 10 金崎 夢生
【先発】
GK 1 イエン ジュンリン
DF 4 ワン シェンチャオ
DF 5 シー クー
DF 21 ユー ハイ
DF 28 ヘー グアン
MF 6 ツァイ フイカン
MF 8 オスカル
MF 25 オディル アフメドフ
FW 7 ウー レイ
FW 9 エウケソン
FW 11 リュ ウェンジュン
GK 21 曽ケ端 準
DF 24 伊東 幸敏
DF 39 犬飼 智也
MF 40 小笠原 満男
FW 7 ペドロ ジュニオール
FW 19 山口 一真
FW 30 安部 裕葵
【控え】
GK 22 スン レー
DF 2 ジャン ウェイ
DF 23 フー フアン
MF 15 リン チュアンイー
MF 18 ジャン イー
FW 14 リー ションロン
FW 19 フー ジンハン
監督 大岩 剛
【監督】
監督 ヴィトール ペレイラ
マッチレビュー
AFCチャンピオンズリーグ ラウンド16 第1戦

前半90分、3-1。鹿島が上海上港に先勝、聖地で公式戦3連勝!

「こえる」ための戦い、第1章。聖地で迎えた“前半90分”で、鹿島が力強く勝利を掴んだ。AFCチャンピオンズリーグ・ラウンド16 第1戦。カシマスタジアムに中国の上海上港を迎え撃つと、43分に鈴木、49分に西とセットプレーから2得点を挙げる。さらに75分には安西のクロスからオウンゴールで3点目。直後に1点を返されたが、3-1と先勝した。

4日前の浦和戦、鹿島は金崎のPK弾を守り切って1-0と完封勝利を収めた。満員の聖地で気迫をみなぎらせ、演じてみせた魂のウノゼロ。「力を出し切れたかと言われれば、そういうわけではない」と遠藤が振り返ったように、試合運びに課題が残ったことは事実だ。それでも、勝利という一点に全員のベクトルを集中させ、90分を闘い抜いた事実はこの上ない価値がある。鬼迫のファインセーブを連発した曽ケ端は「みんなの気持ちが入っていた。今後もしっかりと意思統一をしながら試合を進めていきたい」と、勝利の意味を噛み締めていた。

長崎戦に続いて、聖地で掴んでみせた勝ち点3。まだ余韻の残るカシマスタジアムで、土居は次なる戦いを見据えていた。「今日も大事だったけど、次はアントラーズの歴史にとって大事な試合になる」。視線の先には、中国の難敵と対峙する光景があった。ACLラウンド16、上海上港との激突。今季こそ、アジアの頂へ――。クラブの歴史に新たな栄光の頁を書き加えるべく、総力戦で挑むノックアウトステージだ。

つかの間の充電期間を挟み、選手たちは7日にトレーニングを再開した。冬のような寒さが戻った鹿嶋だが、クラブハウスのグラウンドは熱を帯びる。試合前日の公式練習を終え、植田は「第1戦をホームで戦えることを活かして第2戦に向かえるようにしたい」と、勝利を誓っていた。そして夕方の記者会見。指揮官は「このクラブの歴史において、ラウンド16をいかに突破するか、いかにして壁を乗り越えるか。そのことにフォーカスして、集中して臨みたい」と決意を刻んだ。そして三竿健斗も「アントラーズはACLのタイトルをまだ獲ったことがない。クラブとして壁を乗り越えるという目標がある」と言葉を重ねている。思いは一つだ。「壁を乗り越える」。

浦和戦から中3日で臨む“前半90分”へ、指揮官は2名の先発変更を断行。ゴールマウスをクォン スンテに託し、攻撃陣の一角に鈴木を復帰させた。最終ラインは前節と同じラインナップで、右から西、植田、昌子、安西が並ぶ。ボランチは健斗、そして浦和戦で左サイドハーフとして気迫に満ちたプレーを見せた永木が入った。2列目には鈴木ともに遠藤が並び、前線は土居と金崎のコンビだ。そしてベンチにはGKの曽ケ端、伊東、犬飼、小笠原、ペドロ ジュニオール、山口、そして復帰を果たした安部が座る。

週明けから厳しい寒さが続く鹿嶋は、大一番の水曜日も厚い雲に覆われた。雨が降ったり止んだりという不安定な天気、そして冬のような冷え込み。しかし、聖地を包むのは高揚感と勝利への決意だ。背番号12が続々と足を運び、ボルテージを高めていった。「この180分に全てを懸けろ!壁を打ち砕け!」。選手たちの闘争心に火をつけるメッセージが掲げられ、GK陣、そしてフィールドプレーヤーがウォーミングアップに姿を現す。ビッグマッチ直前の緊張感がピッチを覆い、そこへアントラーズレッドの情熱が降り注がれた。

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19時ちょうど、キックオフ。ホーム側スタンドを背に攻める鹿島は、開始わずか2分で決定機を作り出す。演出したのは、キャプテンマークを巻いた遠藤だった。右CKのクリアボールを拾うと、角度のないところから左足を振り抜く。内巻きの回転とともにゴールへ飛んだコントロールショットは、惜しくも左ポストを直撃してしまった。アイデアとテクニックの結晶がネットを揺らすことはなかったが、早々と上海上港を脅かしてみせた。

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鹿島は以後も攻勢をかけ続け、上海上港を押し込んでいく。ボールポゼッション率で相手を圧倒し、敵陣でのプレーを続けた。4分には鈴木が相手DFにプレスをかけ、ボールを奪ってカウンターを発動。金崎のパスを受けてペナルティーエリアに入ったが、切り返したところでカットされてしまった。

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5分足らずで2つのチャンスを作り出した鹿島だが、落とし穴が待っていた。9分、中盤右サイドで西がボールを失い、カウンターを受ける。ペナルティーエリア内で昌子がクリアしたボールをオスカルに拾われ、至近距離から狙われた。しかし、世界屈指のプレーメーカーが放ったシュートが結実することはなかった。スンテ、起死回生のビッグセーブ。背番号1が左手で弾き出し、鹿島を救った。

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守護神が見せた、魂のシュートストップ。勇気を注入された鹿島は以後も攻め続けた。12分には永木が敵陣中央で前を向き、迷うことなく右足を振り抜く。強烈なミドルシュートは枠を捉えたが、相手GKに阻まれてしまった。20分には西が最終ラインの背後へ抜け出し、中央の鈴木へグラウンダーでラストパス。雨に濡れたピッチを計算して高速クロスを転がしたが、カバーに戻った相手DFにスライディングでクリアされてしまった。

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スコアレスのまま、30分を経過した。上海上港に攻め込まれる場面も増え始めたが、昌子と植田が鋭いタックルと冷静なカバーリングを繰り返してピンチの芽を摘んでいく。スンテは安定感抜群のキャッチングを繰り返してチームに秩序を与え、ミドルゾーンでは永木と健斗が激しいボディコンタクトを連発した。土居は巧みなスペースメイクで攻撃の潤滑油となり、鈴木は気迫満点のポストプレーを繰り出した。全選手が勝利のために全身全霊を傾け続けていた。

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そして、待望のスコアが刻まれた。43分、永木が蹴った左CK。昌子が競り合ったボールがゴール方向へ飛ぶと、ライン上で阻まれたところに背番号9が走り込む。豪快な右足シュートがゴールネットを揺らした。1-0。前半のうちに欲しかった1点を、セットプレーから奪ってみせた。

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1点リードで迎えたハーフタイムを終え、ホーム側のスタンドへ攻める45分が始まった。歓喜の瞬間は4分後。49分、右CKのキッカーを務めた遠藤がニアサイドへ鋭いボールを送り込むと、ゴール前の密集から西がこぼれ球に反応する。常に冷静沈着な背番号22の選択は右足アウトサイド。ニアサイドを射抜くテクニカルショット、揺れるアントラーズレッド――。2-0。またもセットプレーからスコアを刻み、鹿島がリードを広げた。

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しかしここから、鹿島は劣勢を強いられることとなった。圧力を強めたビジターチームに押し込まれ、ボールポゼッション率で圧倒されてしまう。69分には自陣でのクリアミスからこぼれ球を拾われて強烈なシュートに襲われたものの、右ポストに救われた。71分からは7プレー連続でCKを与えるなど、苦しい時間が続く。それでもスンテがビッグセーブを繰り返し、クリーンシートを保ってみせた。

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必死に耐え続けた鹿島、信じて叫び続けた背番号12に3度目の歓喜が訪れる。75分、安西が左サイドを縦へ突破し、右足に持ち替えてクロス。ファーサイドへ飛んだボールを鈴木が競り合うと、相手DFの頭に当たったボールがゴールへ吸い込まれた。オウンゴール、3-0。今季の公式戦で初めて3得点を奪い、聖地が沸騰した。

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だが、中国の難敵は一筋縄ではいかなかった。3得点目の直後、ペナルティーエリア内での混戦からパスをつながれ、エウケソンに1点を返される。重要な意味を持つアウェイゴールを1つ奪われてしまった。

これ以上の失点を喫するわけにはいかない。鹿島は以後も押し込まれ続けたが、ゴール前でのバトルを繰り返して時計の針を進めていく。打たれたシュートは実に21本。ラストプレーも絶体絶命のピンチだった。それでも、至近距離から放たれた一撃は枠を越えていった。

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前半90分終了、3-1。ホイッスルが鳴り響くと、背番号12はタオルマフラーを掲げた。上海での後半90分へ、アントラーズファミリー全員で乗り込むという意志が鹿嶋の夜空に響き渡る。敵地に乗り込む第2戦は1週間後。大車輪の活躍を見せたスンテは「今日と同じ運動量では勝てない。油断を見せてはいけない」と気を引き締めた。総力戦で挑む、敵地での戦いへ――。チーム一丸での歩みは続く。

【この試合のトピックス】
・上海上港とは初対戦で、初勝利を挙げた。
・今季のACLホームゲームで初勝利を挙げた。
・中国のクラブとACLで対戦するのは通算15試合で、8勝3分4敗となった。
・ACLで中国クラブとホームで対戦するのは通算8試合目で、7勝1分となった。
・鈴木が今大会2得点目を挙げた。
・西が今季の公式戦初得点を挙げた。


監督コメント
[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:大岩 剛


上海上港:ヴィトール ペレイラ


[試合後]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
2試合のうちのホームで戦う1試合を、勝利で終えたことを非常に評価している。しかし、第2戦は上海に乗り込んで戦うので、非常に難しい試合になる。しっかりと勝ち切る準備をしたいと、気持ちは切り替わっている。

Q. リードした後半、試合をコントロールしきれていなかった。そういう試合が続いていると思うが?

A. リードしてからのゲームコントロールは、現在の課題だと感じている。今日は特に、2点をリードしてからのコントロールが非常に難しかった。選手たちは、少し後ろに重たくなることを自分たちで認識しながらも、前に出ていく力がなかった。ボールホルダーに対してのアプローチ、最終ラインの押し上げ、その両面でパワーがなかったと感じている。ここは第2戦に向けてしっかり改善しなくてはいけない。しっかり意思統一をして試合に臨みたい。

Q. コントロールが難しい状況で、経験のある小笠原選手を早く入れることは考えなかったか?

A. 後ろを重たくするか、前を増やすかという選択になるが、小笠原の経験と統率力は非常に頼りにしている。もう少し早い段階で入れていれば、試合を落ち着かせることができたと感じている。次の試合では生かしたい。

Q. 選手にどのような声をかけて試合に臨んだか?

A. 試合の立ち上がりも我々の課題であり、しっかり入ろうと話して選手を送り出した。相手のストロングポイント、ウイークポイントを踏まえて、狙うところを伝えていた。選手がセットプレーでのポイントをしっかり把握して、自分たちで判断して得点に結びつけてくれた。

Q. 第2戦のポイントはどこにあると考えるか?

A. 同じ相手であり、選手を代えるなど、いろいろなことを踏まえたうえで、分析したい。狙うところ、注意しなくてはいけないところをもう一度洗いなおして、しっかり準備して臨みたい。


上海上港:ヴィトール ペレイラ
3失点したことが受け入れがたい。このような高いレベルの戦いで、3失点することは考えられない。なぜだという気持ちだが、後半は私たちのサッカーを見せることができた。多くのチャンスを作り、1得点ではあったが、多くのチャンスを作った。上海で行われる第2戦を2-0、もしくはそれ以上で勝つことは可能だと思う。後半のサッカーを見せ、得点機をしっかり決めれば、問題ない。

選手コメント
[試合後]

【クォン スンテ】
今日は勝てたけど、油断を見せてはいけない。中国での試合は独特な雰囲気がある。相手よりは知らないといけないし、今日と同じ運動量では勝てない。満足せずにやっていきたい。

【鈴木 優磨】
ホームなのでアグレッシブに行こうと思っていた。立ち上がりから非常にいい試合ができたし、いい時間帯で得点を取れたことが良かったと思う。

【西 大伍】
ゴールの場面はニアに入るのが遅れたと思ったけど、ボールがこぼれてきた。前半はある程度はボールを持てたけど、本当はこれを90分、ある程度はできるようにしたい。相手はホームとアウェイで全然違うと思う。また新たな気持ちでやりたい。

【植田 直通】
自分たちで試合を苦しくしてしまった。失点するまではいい形で試合を運べていた。後半は引く形になった中で守りきれればいいと考えていたけど、相手に勢いを与えてしまった。次に活かしていきたい。まだ前半が終わったばかり。2戦目はアウェイなので別物として考えないといけない。

【永木 亮太】
3点を取れたことは良かった。バイタルエリアで相手のプレッシャーが来なかったのでボールを回せたし、ミドルシュートを打てると思っていた。3点を取ると重心が後ろになりがちだけど、無失点で終わらないといけなかった。中国のクラブはホームになるとガラッと変わる。声援を力に変えるし、ホームに強い印象。集中してやりたい。

【三竿 健斗】
3点を取れたのは大きいけど、アウェイゴールはもったいなかった。今日のことは早く忘れて、0-0として考えるように切り替える必要がある。中国でのアウェイは観客も多く入るし、相手は勝たないといけないので圧力もある。相手を上回る形で臨まないといけない。

【昌子 源】
まだ前半が終わっただけ。次はアウェイなので、相手は勢いに乗ってくる。3-1という結果をどう捉えるか、メンタル面でどのように受け止めるかが大事になってくると思う。

【安西 幸輝】
攻撃面ではある程度の手応えは掴めている。でも、自分のミスから失点しそうになった場面もあったし、修正しなければいけない。

【遠藤 康】
相手の個人技にやられた部分もあったけど、周囲の選手がうまくカバーし合えていた。それが機能したことが良かったと思う。
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