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第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会 準々決勝
2016年12月24日(土)

2016年12月24日(土)  13:04キックオフ  県立カシマサッカースタジアム

【入場者数】18,391人 【天候】晴、 気温10.5度、 湿度37.0% 【ピッチ】 全面良芝、乾燥

【主審】村上 伸次  【副審】唐紙 学志  【副審】西橋 勲  【第4の審判員】高山 啓義 

3

鹿島アントラーズ

  試合終了  
1 0 前半 0 0
1 後半 0

18

サンフレッチェ広島

57分 赤崎 秀平
【得点】

【警告・退場】

イエローカード 22分 赤崎 秀平
イエローカード 49分 永木 亮太
イエローカード 62分 昌子 源
       
12シュート13
16 GK 6
1 CK 12
17 直接FK 13
4 間接FK 3
4 (オフサイド) 3
0 PK 1

【警告・退場】

イエローカード 16分 柏 好文
イエローカード 45分+2 青山 敏弘
66分 中村 充孝 → 鈴木 優磨
76分 遠藤 康 → 三竿 健斗
86分 赤崎 秀平 → ファブリシオ
【交代】
68分 ミキッチ → 清水 航平
79分 丸谷 拓也 → 佐藤 寿人
88分 皆川 佑介 → 宮吉 拓実
GK 21 曽ケ端 準
DF 24 伊東 幸敏
DF 23 植田 直通
DF 3 昌子 源
DF 16 山本 脩斗
MF 6 永木 亮太
MF 40 小笠原 満男
MF 25 遠藤 康
MF 13 中村 充孝
FW 8 土居 聖真
FW 18 赤崎 秀平
【先発】
GK 1 林 卓人
DF 33 塩谷 司
DF 2 野上 結貴
DF 4 水本 裕貴
MF 14 ミキッチ
MF 28 丸谷 拓也
MF 6 青山 敏弘
MF 18 柏 好文
MF 44 アンデルソン ロペス
MF 30 柴崎 晃誠
FW 22 皆川 佑介
GK 1 櫛引 政敏
DF 14 ファン ソッコ
DF 17 ブエノ
MF 11 ファブリシオ
MF 20 三竿 健斗
MF 32 杉本 太郎
MF 34 鈴木 優磨
【控え】
GK 13 増田 卓也
MF 16 清水 航平
MF 34 高橋 壮也
MF 25 茶島 雄介
MF 7 森崎 浩司
FW 31 宮吉 拓実
FW 11 佐藤 寿人
監督 石井 正忠
【監督】
監督 森保 一
マッチレビュー
天皇杯 準々決勝

赤崎が決勝ゴール、曽ケ端がPKストップ!鹿島が広島を撃破、4年ぶりの天皇杯ベスト4進出!

元日決勝、そして19個目のタイトル獲得へ、鹿島が力強く歩みを進めた。天皇杯準々決勝、サンフレッチェ広島戦。久々に帰還したカシマスタジアムで、赤崎が決めた1点を守り切って1-0と勝利を収め、ベスト4進出を決めた。

鹿島は今月3日に浦和を破ってJ1制覇を果たしてから、FIFAワールドカップ ジャパン2016に臨んだ。11日間で4つの大陸王者と対峙した世界での戦いで、準優勝。レアル・マドリードとのファイナルは120分間の激闘だったが、頂点に立つことはできなかった。充実感と自信、そして悔しさを胸に、次なる戦いへと踏み出すこととなった。

つかの間のオフを経て、J1王者として全員が参加したJリーグアウォーズを終えた選手たち。21日にトレーニングを再開し、3日間の準備期間で集中力を高めていった。グラウンドに満ちていたのは、さらなる進化への意志と勝利への決意だ。山本は「練習にサポーターの方々が多く来てくれて、期待されているのがわかる。ずっと連戦だったけど、久しぶりに5日間空いた。身体の準備はできている」と次の戦いへ向けて闘志を燃やしていた。

指揮官はレアル・マドリード戦から先発メンバーを3名変更。右サイドバックに伊東、2列目に中村、前線に赤崎を起用した。クラブワールドカップで渾身のビッグセーブを連発した曽ケ端が最後尾に立ちはだかり、最終ラインには伊東のほか、植田と昌子、山本が並ぶ。ボランチは小笠原と永木のペア、2列目は中村と遠藤。そして前線は赤崎と土居が務める。ベンチにはGKの櫛引とブエノ、ファン ソッコ、ファブリシオ、三竿、杉本、鈴木が控える。

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青空に恵まれた鹿嶋。11月29日以来のホームゲームを待ちわびた背番号12が早くから待機列を成し、ボルテージを高めていった。来季に向けて改修を行い、サポーター席やベンチの入れ替えを行うカシマスタジアム。慣れ親しんだ光景で迎える最後の一戦で勝利を収めるために。ウォーミングアップに現れた選手たちに大きなチームコールが飛び、ピッチは熱を帯びていった。

13時4分、キックオフ。鹿島は立ち上がりから、なかなかボールを収めることができずに攻撃の形を作れない。中盤でのルーズボールの競り合いが繰り返され、互いにペースを掴めないまま推移していった。10分、鹿島は左サイドを縦へ突破した中村が中央へ折り返したが、相手GKに弾き出されてしまった。12分には中村の突破から山本を経由し、最後は遠藤が得意の左足を振り抜いたが、枠の上へと外れた。

なかなか決定機を作れない鹿島は18分、スルーパスを通されてピンチを迎えたが、柴崎晃のシュートは枠を逸れた。26分にもアンデルソン ロペスのドリブル突破からペナルティーエリア内まで進入されたものの、シュートをブロックして事なきを得た。

前半ラスト15分も、鹿島は攻撃のペースを掴めない。前線で起点を作れず、広島にボールキープを許す時間が続いた。それでも、両サイドを広く使った相手の攻撃をゴール前でしっかりと阻み、スコアレスでハーフタイムを迎えた。

前半45分で放ったシュートはわずか2本だったが、チームに焦りも動揺もなかった。のちにこの試合の主人公となる赤崎は「クラブワールドカップでも前半に耐えて後半に仕掛ける形で勝ってきた。ハーフタイムにも、ロッカールームではしっかりと声が出ていた」と振り返っている。

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迎えた後半、鹿島は積極的に攻勢をかける。49分、赤崎が最終ラインの背後へ抜け出してスルーパスに反応。飛び出してきた相手GKにキャッチされたものの、得点への意欲を見せた。54分には永木がペナルティーエリア手前からのFKを直接狙ったが、右足から放たれた鋭い一撃はわずかに枠を越えてしまった。

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少しずつ漂い始めた得点の予感。クリスマスイブのカシマに駆け付けたサポーターに、ゴールというプレゼントを届けたのは背番号18だった。57分、小笠原が敵陣中央から繰り出した浮き球のパスに反応。ペナルティーエリア右奥、ゴールライン際でボールに追い付くと、迷うことなく右足を振り抜く。角度のないところから放たれた、難易度の高い一撃は、ゴール左隅へと吸い込まれた。アントラーズレッドで埋め尽くされたゴール前で、歓喜のジャンピングガッツポーズを見せた赤崎。1-0。鹿島が先制に成功した。

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リードを奪った鹿島は勢いに乗って追加点を目指したが、5分後に絶体絶命のピンチを迎える。相手のドリブル突破に対応した昌子がスライディングを敢行すると、ペナルティーエリア内でファウルの判定。広島にPKが与えられた。

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キッカーはアンデルソン ロペス。初対峙のブラジル人アタッカーとの駆け引きの先で、鹿島が誇る守護神が起死回生のビッグセーブを見せた。左足でゴール右隅を狙ったシュート、そこに背番号21の右手が伸びるのが同時だった。コースを完璧に読み切った曽ケ端がシュートを弾き出す。ペナルティーエリアにこぼれたボールには植田がいち早く反応し、タッチラインの外へ蹴り出した。スコアは1-0のまま。鹿島がピンチを脱した。

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石井監督は66分、中村に代えて鈴木を投入した。貪欲な若武者はサイドで身体を張り、力強い突破を繰り返して存在感を見せた。70分を経過してからは、互いにゴール前でのチャンスを作り合うオープンな展開になっていく。75分には相手の右CKからこぼれ球を拾われ、強烈なシュートでサイドネットを襲われる場面があったが、枠を逸れて事なきを得た。

鹿島は76分、赤崎がペナルティーエリア内へ突破して右足シュート。相手GKとの1対1という決定機だったものの、惜しくも枠の右へ逸れてしまった。広島は79分、移籍が決まっている佐藤を前線に投入して反撃を期してきたが、鹿島の守備陣は集中力を切らすことなく応戦を続ける。終盤には鈴木の突破から相手DFとの接触があり、ファウルかと思われた場面で笛が鳴らずにスタジアムが騒然となる場面もあった。後半アディショナルタイムにはポスト直撃のシュートもあった。最後まで落ち着かない試合展開になったが、鹿島はしっかりとリードを守り切った。

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試合終了のホイッスルが鳴り響いた。カシマスタジアムでの今季最終戦で、1-0で勝利を収めた鹿島。歓喜の歌声がこだまする聖地で、ベスト4進出の切符を掴み取った。次戦は29日、ヤンマースタジアム長居で行われる準決勝で横浜F・マリノスと対戦する。中4日で迎える一戦に向けて、チームは26日からトレーニングを再開。元日決勝へ、そして19個目のタイトル獲得へ、一丸となって突き進む。

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【この試合のトピックス】
・2012年以来、4年ぶりの天皇杯ベスト4進出を果たした。
・広島相手の公式戦は、2015年8月12日のJ1 2nd 第6節以降4連勝となった。
・赤崎が2回戦の富山戦以来となる今季の天皇杯2得点目を挙げた。
監督コメント
[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・中盤でしっかりボールをおさめて、相手陣内でのポゼッションを高めること。
・自陣では相手に簡単に前を向かせないこと。遅れずに対応していこう。
・クロスに対するマークを再度確認して、ディフェンスラインの裏を取られないこと。


サンフレッチェ広島:森保 一
・体はハードに、頭は冷静に戦うこと。
・チャンスは作れている。シュートで終わること。
・魂を込めて戦うこと。

[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
今日の試合は天皇杯だったが、18,000人を超える多くの方が観戦に来ていただいた。選手は観に来てくれる人が多ければ多いほど燃えるので、ありがたく思う。クラブワールドカップからタイトなスケジュールで戦ってきたが、前半はなんとか崩されることなく我慢できた。後半、苦しい戦いではあったが、比較的相手陣内でボールを保持できるようになった。シュート数を見ても、前半2本から後半は10本となり、点を取るという気持ちが表れていた。秀平も角度のないところからいいシュートを決めてくれた。PKの場面ではソガが防いでくれて、チーム全体がこの一戦にかける気持ちを見せていた。90分間戦ってくれた選手たちに感謝したい。

Q. 伊東選手の評価は?
A. ユキは、久しぶりに90分出場した。途中、頭部をケガしたが、チームの役割を90分間果たしてくれた。

Q. 準決勝で横浜FMと戦うことになったが対策は?
A. 横浜FMは、前線のスピードがかなりあるチーム。組織された守備からスピードある攻撃が特長的。そのあたりをしっかり分析して準備したい。

Q. タイトなスケジュールのなかで選手たちにどんな声をかけたか?
A. クラブワールドカップから1週間で今日の試合を戦ったが、疲労に関して、あまり意識して言わないようにしていた。体は当然疲れている。しかし、今年はまだリーグタイトルしか獲っていない。天皇杯を獲りたい。そこに向けて選手たちもモチベーションが高いので、うまく切り替えてくれたと思う。

Q. 三竿選手を入れて永木選手を前に出したが、狙いは?
A. サイドハーフでの守備が、広島と戦うときは重要になる。そこの対応を考えたとき、まず優磨を入れて、聖真を下げ攻撃をつくりながら、健斗を入れて、亮太を1枚出すことによって、逆サイドも同様の狙いとした。健斗は途中出場から、なかなかゲームに乗っていけない部分もあると思うが、要求に対してしっかりやってくれた。亮太も慣れないサイドハーフで役割を果たしてくれた。ポジションが変わってもいいパフォーマンスを出してくれるのは、チャンピオンシップ、クラブワールドカップで身につけたものが、今日の戦いにも出ていると思う。


サンフレッチェ広島:森保 一
結果がすべて。アントラーズが強かった。我々の力不足。選手たちは持っているものすべてを出してくれた。アントラーズに勝って準決勝に進むだけのパフォーマンスを見せてくれたと思うが、結果に結びつけることができず、私の力不足。チャンスを作っていたし、得点ゼロで終わる試合ではなかった。失点も、前半からの守備の厳しさがあれば、防げたかもしれない。後半、少しゆるくなったところで、疲れてしまう。攻撃も守備も、そこで力をつけていかなくてはいけない。1-0だったが、いい試合はできたかもしれない。しかし、ここから勝っていく力をつけなくてはいけない。鹿島のように、より勝負強く、ギリギリのところで勝ち切れるように、これから成長していきたい。

選手コメント
[試合後]

【赤崎 秀平】
シュートが決まって良かった。自分に出たパスではなかったと思うけど、チャンスを逃さずに準備ができていた。勝ち切ることが大事。クラブワールドカップも、良い内容で勝っていたわけではない。耐えて勝つ形、しっかりと我慢することができている。

【曽ケ端 準】
自分がPKを弾いた後の反応が早かった。そういう意識は大事だし、チームの守備意識に助けられた。チームとしてしっかりと戦っている結果。ホームでの今季最後の試合だったし、勝つことができて良かった。

【伊東 幸敏】
クラブワールドカップの後ということもあって、一番の山になるとわかっていた。その中で勝てたことは良かった。良い内容ではなかったけど、アントラーズは勝つことが重要。全員が同じ戦術理解をして、誰が出ても変わらずに同じサッカーができることを示していかないといけない。その意味でも今日、勝てたことは良かった。

【昌子 源】
(PKの場面は)自分の対応のミス。足もかかっていたし、イエローカードも素直に受け入れた。聖真も亮太くんも言っていたけど、PKは絶対に入らないと思った。ソガさんに感謝しないといけない。挽回するチャンスをチームが作ってくれた。レアル戦の後で、いろいろな見方をされる試合で勝てて良かった。ここまで来たら優勝して終わりたい。

【遠藤 康】
相手は気合いが入っていたけど、0-0で耐えることができて良かった。攻め込まれても慌てずに対応することができていた。いつも通りプレーしているけど、自信をもってできている。

【中村 充孝】
大事な試合だった。難しくなることもわかっていたけど、そういう中でももっとやらないといけない。勝てて良かった。相手のプレッシャーが来ていた中で、もっとボールを収めないといけなかった。ソガさんのPKストップはチームのみんなが信じていた。そういうことが勝利につながるんだと改めて思った。

【永木 亮太】
チャンピオンシップやクラブワールドカップのようなテンションの高い試合でプレッシャーの速さを経験していたので、それが今に生きていると思う。この試合に向けては時間も空いていたし、気持ちも切り替えられていた。優勝が目標だけど、まずは次の試合に勝つことに集中したい。
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