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2007 J1 第32節
 
2007 Jリーグ ディビジョン1 リーグ戦 第32節 vs柏レイソル
2007.11.18(日)14:00キックオフ
 
マッチレビュー
 
 初先発の船山が「古巣」レイソル相手に決勝ゴールとなるプロ初得点を決め、アントラーズが1-0で7連勝を飾った。引き分けたガンバを抜いて2位に浮上し、同じく引き分けたレッズとの差は4へと縮まった。また、J1通算勝利数を299へと伸ばし、次節(11月24日)、J初の300勝と優勝への夢をかけレッズとの決戦に臨む。

 本山の当たり損ねのシュートに、船山が反応する。後ろから飛んできた、決して易しくはないボールに、体を反転させるようにして左足を合わせた。42分、ペナルティーエリアライン上からのシュートは、サポーターの歓声に後押しされるように、ポンポンとバウンド。意志を持つようにGKの伸ばす左手から逃げ、ゴールへと吸い込まれた。

 出場停止の小笠原、U-22代表の興梠と内田、負傷(左足首)の中後を欠くアントラーズに対し、柏も故障のフランサと菅沼、U-22代表の李と小林を欠く。柏の戦力ダウンは攻撃陣に集中し、前節までリーグ2位の失点率0.97の堅守を誇る守備陣は揺るがない。1点取れるかどうかの勝負になることは予想されていた。勝つためにはデータ上、何とか1点を奪って失点を0に抑えなければならなかった。

 序盤からほぼ交互に主導権を握り合う展開だったが、互いにゴール前での決定機は作れなかった。ただ、攻守の切り替え時の速さ、攻撃に加わる枚数などで上回るアントラーズが、徐々にゲームの流れをつかんでいった。

 14分のマルキーニョスの惜しいヘッドの後、右サイドバックに入っていた新井場が中央に回り込み、左足で強烈なミドルシュートを放った。距離25メートルからの抑えの効いたシュートはゴール左へと飛んで行ったが、必死に右手を伸ばしたGKによって防がれた。その後も攻勢を強めるアントラーズだが、時折訪れるエアポケットのような時間にレイソルにゴール前に迫られ、29分には永井にバー直撃のシュートを放たれた。前半の最後の15分は、再び交互にボールがわたる展開に戻ったが、そんな中で得たFKのチャンスから船山が先制点を奪い、1-0で折り返した。

 後半はアントラーズがしっかりと試合のタクトを握っていたが、なかなかチャンスは生まれなかった。53分に石神が次節(レッズ戦)出場停止となるイエローカードを受けると、判定にもナーバスにならざるをえなかった。その不安は的中する。75分に投入されたダニーロは、85分に決定的な横っ飛びボレーシュートを放ってスタンドを沸かせたが、86、88分と連続して警告を受け退場処分となってしまった。1人少なくなったものの、レイソルも89分に古賀が負傷してピッチ外へ。交代枠を使い切っていたため、選手の補充ができず、そのまま10人で戦った。

 4分間のロスタイムを含め、約5分間を互いに10人対10人で戦ったが、スコアは動かないまま、1-0で試合が終了した。終了のホイッスル後に、レイソルのアルセウが審判団に異議を唱え、試合終了後に退場処分となった。

 結果的に、前半の船山のゴールが決勝点。小学校4年生から中学校3年生まで、下部組織に所属していた「古巣」レイソル戦でプロ入り初先発し、結果を出した。ルーキーの大きな大きな一撃で7連勝(今季J1全クラブで最長連勝)としたチームは、今季最高の2位へと浮上。同時に、埼玉スタジアムでのレッズ戦を「決戦」の場へと変えた。アジア王者相手に300勝目を飾り、カシマでの最終戦(12月1日vsエスパルス)に望みをつなげたい。

 
会場:カシマサッカースタジアム・観衆:18887人・天候:晴
鹿島アントラーズ vs 柏レイソル
1 1 前半 0 0
0 後半 0
42分:船山 祐二 得点
(アシスト)
 
53分:石神 直哉
86分:ダニーロ
88分:ダニーロ
警告 56分:アルセウ
90分:アルセウ
88分:ダニーロ 退場 90分:アルセウ
74分:IN:ダニーロ
    (OUT:野沢 拓也)
82分:IN:柳沢 敦
    (OUT:マルキーニョス)
87分:IN:大道 広幸
    (OUT:石神 直哉)
交代 61分:IN:ドゥンビア
    (OUT:太田 圭輔)
72分:IN:佐藤 由紀彦
    (OUT:谷澤 達也)
76分:IN:大久保 哲哉
    (OUT:永井 俊太)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
新井場 徹 DF 7
岩政 大樹 DF 3
大岩 剛 DF 4
石神 直哉 DF 22
青木 剛 MF 15
船山 祐二 MF 23
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
マルキーニョス FW 18
田代 有三 FW 9
 SUB
小澤 英明 GK 1
ダニーロ MF 11
増田 誓志 MF 14
大道 広幸 MF 30
吉澤 佑哉 MF 32
柳沢 敦 FW 13
田中 康平 FW 27
 
柏レイソル
水谷 雄一 GK 1
蔵川 洋平 DF 23
古賀 正紘 DF 5
近藤 直也 DF 3
大谷 秀和 DF 7
太田 圭輔 MF 39
永井 俊太 MF 17
アルセウ MF 4
谷澤 達也 MF 28
北嶋 秀朗 FW 9
鈴木 達也 FW 22
 SUB
南 雄太 GK 21
石川 直樹 DF 26
小林 亮 DF 2
柳澤 隼 MF 27
佐藤 由紀彦 MF 14
ドゥンビア FW 35
大久保 哲哉 FW 19
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
・相手は勝つために前に出てくるだろう。そうしたら両サイドのスペースを使って攻撃を組み立てよう。
・もっとサイドチェンジを有効的に使うこと。
柏レイソル:石崎信弘監督
  ・相手のシュートに対してもっと体を寄せていこう。
・相手DFラインの裏をもっと狙っていこう。
・攻守の切り替えをもっと早く。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  シーズン当初から代表召集などで選手の抜けることは分かっていたこと。
今日は船山、石神が出場し、彼らは必要なときに力を発揮してくれた。彼らの活躍は今後のためにもつながっていく。良い意味でチーム内の競争力を高められればと思う。
初めて今シーズン2位となり、得点も若い選手が挙げてくれた。順位を上げることはすばらしいこと。
シーズン通していろいろと修正しなければならないが、今日はデメリットよりもメリットが多かった。押されてもチャンスを作らせなかったことと、レイソル相手に勝ったことを評価しないといけない。
今の状況を継続することがチームが今やらなければならないこと。
次は浦和レッズとの対戦だが、厳しい相手であり、厳しい戦いになることは分かっている。
今日勝ったことで高いモチベーションにもなるので、いい準備をして試合に臨みたい。タフなゲームとなるだろう。
柏レイソル:石崎信弘監督
  ケガ人がたくさんいて、U-22の選手も不在ということで厳しい戦いは予想していた。
攻撃のところで決定的なチャンスを決めることができなかった。
後半押し込む形はできたものの、最後の決定力が足りなかった。そこを克服していかなければならない。
残り2試合、来年につながるような試合で頑張りたい。
 
 
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