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2017年09月29日(金)

FREAKS Vol. 265(2017/10)より〜ジーコ インタビュー〜

今回、FREAKS前回号(Vol.265)からご紹介するのは、ジーコのインタビュー!

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ジーコの言葉で、キャプテンの資質を浮かび上がらせる。
アントラーズでキャプテンマークを巻くことの重みを最も理解しているのがジーコといってもいいだろう。
「誰もが簡単に巻けるものではない」と力を込める。
選手として、監督として、さまざまなキャプテンを見てきた経験から、キャプテンに必要な資質を語ってもらった。

アントラーズのキャプテンマークには、
大きな責任が伴う

 アントラーズのJリーグ初年度加盟が認められ、世界的スーパースターであったジーコの加入が発表されたのは1991年のことだった。当時、アントラーズの前身である住友金属は日本サッカーリーグ2部に所属。芝のはげた、でこぼこのピッチでプレーするジーコは、当然のようにキャプテンマークを巻いていた。

──ジーコがキャリアのなかで、初めてキャプテンマークを巻いたときのことを覚えていますか? やはり下部組織でもキャプテンでしたか?
 いや、私は30歳になるまでキャプテンマークを巻く機会はありませんでした。プロになる前は、一度もキャプテンをやったことはなかったですね。30歳になったとき、フラメンゴをカルペジャーニという監督が率いていたのですが、彼からキャプテンマークを託されたのが最初です。キャプテンをやってみたいと思ったこともなかったし、いきなりその重責に耐えられるものではありません。しっかりと準備をして、選手としても人間としても成熟する必要があります。30歳で任されたときも、まだ早い、私がキャプテンになるべきではないと感じたほどです。それより以前に、一度、ブラジル代表の親善試合でキャプテンを任されたことがあったのですが、そのときはいきなり言われて本当に驚きました。キャプテンというものは、やはり長い時間をかけて準備を重ね、しかるべきタイミングで任されるもの。決して、誰もができるものではないのです。
──アントラーズでは来日当初からキャプテンマークを巻いてプレーしていました。キャプテンとしてどんな役割を意識していましたか?
 当時を振り返ると、第一に「常にチームメートを守る」ということを考えていました。具体的にはフロントとのパイプ役になり、選手たちにいい環境を与えてプレーに専念させること。ときにはフロントと戦うことも必要でした。そうすることで、選手たちがより高いパフォーマンスを発揮してチームが勝利に近づくわけですから、キャプテンとして話し合う機会は多かったですね。もう一つは、選手たちにプロとしての意識を芽生えさせ、成長を促すために、自分の経験を伝えることを意識していました。ピッチ上では技術的なことやポジショニングなどを伝え、生活のなかでは、規律やチームのためにできることを理解させる。チームを機能させるために、選手に何が求められ、彼らができることは何かを伝えていました。キャプテンマークは、ただ巻くだけのものではありません。やはり、巻いた人間がチームの代表者となるわけですから、当然、大きな責任を背負うことになります。それでは、その責任とは何か。チームが勝つために、常に引っ張っていく存在にならなくてはいけないし、自分のことだけ考えたプレーをするわけにはいきません。自分の中にさまざまな制約が生じ、模範となることが求められるわけです。キャプテンとは、非常に重みのあるものではないかと思います。

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監督としてキャプテンを選ぶとき
明確な判断基準は存在しない

 かつてアントラーズを指揮したトニーニョ・セレーゾ監督は、ボランチの位置にキャプテンを置くことを好んだ。ゲーム中、レフェリーとコミュニケーションを取ることもキャプテンに求められる重要な役割の一つだ。ポジション的な制約があるフォワードやゴールキーパーよりも、中盤にキャプテンを置くというのも考え方の一つだろう。また、どんな選手にキャプテンを託すか、年齢からも監督の意図がチームに伝わる。チームに安定をもたらすためにベテランへ託す監督がいれば、成長途上の若い選手に任せて、さらなる飛躍を期待する監督もいる。日本代表をはじめ、各国の代表やクラブチームを率いてきたジーコは、監督の視点として、どんな選手にキャプテンを任せてきたのだろうか。

──ジーコが監督としてキャプテンを任せていたのは、どんなタイプの選手でしたか?
 ルールや明確な判断基準というものは存在しません。やはり、自分がそのチームの監督に就任して、クラブの状況を観察する時間が必要になります。チームを作っていくなかで、選手たちとコミュニケーションを取りながら決めていく。チームの模範となるような選手を選ぶのは当然のことです。大切なことは、監督として試合に使うかを迷うような選手を選ぶようでは、キャプテンに指名しても説得力がないと思います。まずは、レギュラーであることが第一条件といえるでしょう。キャプテンに指名された選手は、普通にプレーすることに加えて試合中の役割が増えるわけですから、それを嫌がる選手もいます。あるいは、キャプテンマークを巻くことでプレッシャーを感じすぎて、本来のパフォーマンスを出せなくなる選手もいるでしょう。そういったことも踏まえて、選手をよく観察して、本人とも時間をかけてコミュニケーションを重ねながら決める必要があります。
──ジーコの話を聞くと、キャプテンにはサッカー選手としての成熟が求められているように感じます。Jリーグが誕生して25年が経ちますが、日本サッカー界の成長はどう感じていますか?
 やはり、日本の各クラブも、キャプテンの持つ意味を理解して、重要性を把握してきたと思います。25年の歴史のなかで、数多くの日本人の優秀なキャプテンを見てきました。代表レベルではもちろんですが、クラブレベルでもサッカー選手として成熟しているキャプテンが増えたと感じています。指導者の考え方も、変わってきたはずです。ただ単に、ベテランだからといってキャプテンマークを託すという考え方をする指導者はいないのではないでしょうか。やはり、チームに安心感、安定感、あるいは自信をもたらす選手を観察して選ぶ。要はチームのなかで模範となる姿勢を示せる選手かどうか、そこに注目する指導者が増えているはずです。
──サポーターも25年のなかで変化を遂げています。最後にメッセージをお願いします。
 私はサポーターこそがクラブにとって最大の財産であると言い続けています。彼らがこれからも自分の子どもや孫を連れて、スタジアムに足を運んでくれることを期待しています。そうすることで、クラブの伝統やサポーターの伝統といったものが引き継がれていくわけです。ここ数年でサポーターの入れ替わりもあったと思いますが、アントラーズを勝者たるクラブとして支えているのはサポーターです。大切なのは継承されること。それは、キャプテンの資質も同じだといえるでしょう。

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