オシム監督語録

2008年12月28日(日)自宅にて

「昨シーズンは奇跡的な結果で終了したが、ミラクルは一度限りで、二度はおこらない。これは私だけの思いでなく、ファン・サポーターの声を代表している。ジェフの選手、クラブ関係者は肝に銘じて欲しい」

2009/1/5 イビチャ・オシム元監督帰国

2006年7月29日(土)UNITED 8月号(No.138)にて

「私は日本にいるじゃないか。これでお別れではないだろ」

2006年6月8日(木)C大阪戦にて

□試合後の監督会見

「正直、去年は準決勝に進むことを期待していなかった。その中で予選リーグを通過し、準決勝まで進んだのだ。準決勝に残った4チームは実力が伯仲している4つのチーム。あとは何が起こるかはわからない。日本もワールドカップの予選を通過できるといいね。そう思っているよ」

「今回の試合で一番よかった部分が最初の40分間をしっかりと戦えたことだ。これからも試合は続くが、難しい試合、簡単な試合、どんな試合でも全力を尽くして、真剣に戦うということが、大事なことで、今回はそれができたことが一番の収穫なのだ。若い選手やいろいろな選手がいるが、とにかく、戦えたことが一番だ。要因を聞いているのはわかるが、選手が一生懸命戦うのは当然のことだ。何をさておいても、一番にやるべきことだ」

「マリオと巻はまったくタイプが違うので、巻は巻にしか取れないようなゴールの取りかたができるし、ディフェンスもするし、スペースを作ることもできる。欲をいえば、ほかにも選手はほしいが、ジェフはいつまでたってもジェフだから、自分たちの道をみつけてやるだけだ」

2006年6月5日(月)W杯開幕を控えクラブハウスでの共同会見(全文と動画はUNITED onlineに収録)

クロアチアが日本と同じグループになりましたが、クロアチアに対してどういう印象をお持ちですか?

「私はオーストラリアにいい印象を持っています。オーストラリアを忘れないでほしいという意味で、あえて答えを言いました。なぜなら初戦がオーストラリア戦ですから。ひとつ飛ばして聞かないでください。オーストラリアを飛ばすのはそんな簡単じゃないです。あんなに良いチームですから。その後がクロアチア戦です。その試合の後になったらクロアチアについて話しましょう(中略)わたしはいま日本にいるわけで、そういう意味では日本に気持ちがいっているのは確かなんです。そこで日本がオーストラリアに勝ったときに、あなたが私に『あなたが言ってることは間違ってたじゃないか』とそう言ってくれるほうが本当は望ましい結果だと私も思っているんです。ただ私はオーストラリアに対して注意深くやってほしいという思いで言っているだけで。ただあなたは注意しなくていいですよ。あなたが試合に出る訳じゃないので(笑)怒ってないですよね?」

オーストラリア戦で日本が戦術的に気をつけなければいけないのはどういうところでしょうか?

「電話を持ってますか?ジーコに電話しましょう(笑)それは言えません。戦術的なことを私が言うのは間違っています。残念ですけど、それは答えられません」

「日本で言えば、例えば中盤に小野がいますよね。小笠原、中村、中田、それだけいてさらに、アレックスもいます。さらに前線でいえば、玉田、柳沢、いっぱいいるわけです。まあ誰が見てもこの6人は試合に出るべきだという選手がいます。ただ、そういう選手のうち、ディフェンシブな選手は一体いるのですか?全員攻撃的な選手です。誰がいったいディフェンスをやるんですか?サッカーは4人で守ることはできないです。

対戦相手が真剣にタイトにマークしてくるチームだった時に、そういうことができない。実際にサッカーというのは、バランスを保つために水を運ぶ役割をするような選手が必要になってくるわけです。そういう意味では同じことが実際このチームに対しても起こっているわけです。その話をさっきしていたわけです。福西ひとりで水が運べるでしょうか?福西が、まあトラックを運転して運ぶことはできますけど。だからチームのバランスというのはそういうことを言うのだと思います」

2006年6月4日(日)C大阪戦にて

□試合後の監督会見

「マリオがきょうまで多くの試合で力を発揮していなかったことを考えれば、きょうの活躍だけでは決して十分ではない。これで全てを打ち消せるんだったらシンプルすぎる。ただ1試合で全てを打ち消せはしない。あとは、彼がきょうのような試合をなんども繰り返せることを期待している」

2006年5月21日(日)清水戦にて

□試合後の監督会見

「うちは勝ったが、普段のレギュラー選手(巻、阿部)2人がいないということで、落ち着いたプレーができない。二人いないだけなのにだ。それが現実で、まだ成熟したチームではないということ。そういったことも周囲の人には見てもらえたと思う」

「みなさんは見たと思うが、うちは、ディフェンスの(斎藤)大輔が相手のゴール前まで攻め込んでシュートを放つシチュエーションが何度あっただろうか。水本も同じだ。何度攻め上がったか。これが、うちのやり方だ。うちが完全に1点を守りきるために、守るためのサッカーをするのは、次のステップだ。(最後に拍手がでると)拍手は代表チームにしてください」

2006年5月18日(木)新潟戦にて

□試合前ミーティング

「戦術は自分たちで決めるものではなく、相手に対して作るもの。バルサだって同じ。相手がどうくるかによって、バルサだって戦術を変えている。今日も同じ。まず相手をしっかりおさえること。」

「自分たちを信じないとサッカーなんてできない。だからこそ賢くやる!ここで誰がどのように動くか話したって、グラウンドでできなければ意味がない。タイトにつくことと、動くこと!」

□ハーフタイム

「遅い、すべてが遅い。考えるのも、走るのも、スローインもだ。まったく何もやっていない。危険なプレーも全然できていない。まずは、全員でしっかりと全力でプレーしよう。目を覚ませ」

□試合後の監督会見

「まず、アルビレックスというのは、すごく観客が多く、環境がいい。そういう中でお互いが戦って、いい試合をしたと思う。今は、日本中が代表のほうに気がいっていて、ナビスコカップのはあまり注目されていない。そういう環境でありながらも、実際にここで2つのチームがいい試合をしたというのはいいことだと思う。前半はアルビレックスのほうが完全にいいプレーをしていた。簡単にプレーし、どんどん攻めて、すごくよかった。あとは、機能していた寺川とシルビーニョに疲れがでて、彼らがプレーをしなくなったことから、うちもいいプレーをしはじめた。結果的には互いにチャンスはあった。それを決めきれなかった。残念なことではあるが、うちは、巻がいないということで、危険なプレーができなかった。それがうちの欠点だ」

2006年5月6日(土)横浜戦にて

□試合前ミーティング

「大事なのは、1試合、1試合気持ちを切り替えてやるということ。浦和戦に勝った。だけど浦和戦は終わっているのだから。そこから、またあらたな気持ちで1つ1つ試合に臨まないといけない。」

「うちには何か足りないものがあるから、大宮戦や福岡戦で勝ち点を失った。それを忘れてはダメ!だからこそ、自分たちがしっかりやるということに耐えられないのであれば、サッカーなんてやめたほうがいい。それが続けられないのなら・・・そうでなければ成長していけないわけだから。」

□ハーフタイム

「タイトにマークにつけていない。もう少し厳しくつこう。今は1-0で勝っているが運がよかった。攻撃は悪くない。もう少しコンビネーションを使って、落ち着いてつないでいこう」

□試合後の監督会見

「試合の前に、今日は引き分けになるよと誰かが言ってくれればよかったんだけどね。こういう結果になって、まあそれでもよかったけどね。コメントする内容を探しているけど、結局サッカーとは難しいスポーツだということだ。試合が続いていて、選手が疲れているという面はある。ただ、疲れというのは身体的部分だけではなく、メンタル的なものまで鈍らせて集中できなくなってしまう。それが今日の試合の最後に出たと思う」

2006年5月3日(水・祝)浦和戦にて

□ハーフタイム

「今のところ悪くない。もう少し集中しよう。相手ペナルティエリアに近づいたときに、もう少し集中していこう。相手は変えてくるかもしれないが、自分たちのプレーを続けること。」

□試合後の監督会見

「試合の感想は、あなたたちメディアが書いてくれるでしょう。私が何をいっても、あなたたちは好きなように書くでしょうから、あまりいうことはありません。短くいえば、私も驚いた。正直いって、このような対戦相手に対して、これほどテンポのいいサッカーができるとは思わなかった。」

「ウチは守りにいったのではなく、しっかりプレーできたのが大きかった。その中で、ワールドカップの候補に入っている二人を後押しするわけではないが、客観的に見ても素晴らしいプレーをしていたと思う。私のプライベートな考えだけどね」

 前半、ゴールネットを揺らしてノーゴールだったが、後半、イヤな感じはしなかったか。ハーフタイムでどんな指示をしたのか。

「レッズに対して、とにかく前半の時点で0-0ということ自体に意味がある。ウチはバルセロナじゃないんだし、レッズに対して前半に3点取るようなことはない。また、逆に前半の時点で0-0だったということも、少しウチに運があったといえるだろう。ずっと0-0が続いたとしても、最後に相手をだますように点を取るのがウチの方法だったと思いますよ。」

今日、登録メンバーが一人少なかったが。

実際には若い選手もいるし、ジェフの未来を担う貴重なプレーヤーだ。毎日、練習や何かしらの試合をやっているわけだが、今日は空いているポジションに入ってくるだけのプレーを見せた選手がいなかった。ただ、若い選手たちが、このような場所を埋めてくれることを願っている。

2006年4月29日(土)大分戦にて

□試合前ミーティングにて

「スケジュールがタイトなのはわかっている。もしかしたら今日から3連敗することも考えられる。そうなってから言い訳をしないように!スケジュールだとか、相手が、とかそんなものは言い訳にならない。それは相手も同じなのだから。」

「今まで多くのミスで落とすことのないゲームを落としてきた。それを無くすには集中力が一番大事!!」

□ハーフタイム

「このような試合は、ワンチャンスでやられることもある。チャンスをものにするのか、ものにされるのか、そのどちらかだ」

□試合後の会見

「私の国の言葉で『こんにちは』をドバルダン(dobar dan)という。いわゆる『良い日』だが、常に毎日が良い日とはかぎらないですよね。今日はすごく戦術的な試合だった。」

2006年4月26日(水)広島戦にて

□試合前ミーティングにて

「今日のゲームは特に大事!そのまま大分戦につながるからだ。それをよく意識しなくてはいけない。そして浦和・横浜と続くゲームで、勝てるかどうかで下位争いするか?上位争いするか?展開が違ってくる。我々はあまりにもホームで勝ち点を失いすぎた・・・どうだろう?おだやかな生活を送りすぎてはいないか?サポーターはまだ拍手をくれるが、もうそんな状況ではない。終わったことは変えられないが、未来は変えられる。自分たちのプレーに責任を持たなくてはいけない。」

「やったことが返ってくるのが人生というもの。もっと走るべきだし、タイトにプレーすべきだ。全てが返ってくるのだからやらなくてはいけない。」

「走ることと責任感がなければ、ゲームは成り立たない。」

□ハーフタイム

「なぜ、複雑なことをするのだ。リードしているのだから、もっとシンプルにプレーすること。やることはいつも同じ。しっかり、タイトにつくことから後半は始めよう」

□試合後の会見

「残念なことは、最後に結果がひっくり返らなかったこと。うちの選手にとって、あのプレーの内容では、逆に結果がひっくり返ったほうがよかったと思っている。選手たちには言うべきことを言った。それとここで話すこととは別だけどね。」

「サッカーというものはすごく難しいしいスポーツなので、サッカーというひとつのいい学校だと思ってほしい。もし、サッカー学校を卒業したら、素晴らしい人生を送れると思う」

後半崩れたのは、一人少ない状況だったからか。

「一番最初にもいったが、今日のゲームはすごくいい経験になったし、もっといい経験をするには、逆転負けをしたほうがよかった。そうすれば、選手もどういうプレーをするべきか、何をしちゃいけないのかがよくわかったはず。本当に逆転されればよかったと思っている。」

2006年4月22日(土)磐田戦にて

□ハーフタイム

「このような試合は、ワンチャンスでやられることもある。チャンスをものにするのか、ものにされるのか、そのどちらかだ」

□試合後の会見

「両チームが満足するとともに、両チームが嘆いてもおかしくない結果だった。ゴールが転がったほうに勝ち点が転んだわけだが、両チームにチャンスがあったし、両チーム失点してもおかしくない場面があった。ウチは点が入らなかったが、正直、内容的にはいい試合だった。ジュビロは調子が上がっているから、これから対戦するチームは大変じゃないかな。ウチに関して、あとはいうことはない。ただ、ケガの関係で実力を発揮できない選手がいたし、あるいは何人か普段どおりのプレーをできない選手もいた」

今季初の無失点試合だが。

「得点をしていないのも珍しいことだ。0点に抑えたからといって、相手の攻撃を100回受けて無失点もあるし、あるいは、いいプレーをしても相手が偶然に2点入れてしまうことだってある。数字だけでは語れないものだ。」

巻が競り合うたびにファウルを受けていたが、それについての感想は。

「巻に関しては、技術的にすごく成長したと思う。トラップやキープ、あるいは体を張るプレーに関してもそうだ。あとはドリブルも成長すればいいが、ドリブラーとは成長するものではなく生まれるもの。それに、そういうものは役割分担かもしれないし、とにかく体を張る巻のプレーは重要といえる。」

無失点に関してだが、オシム監督はゼロに抑えるサッカーは目指していないと思う。そういう意味で、ストヤノフ不在が痛かったのではないか。

「確かに私は、失点をゼロに抑えろといったことはない。試合だから、可能性的にはゼロに抑えることもあるだろうが、先ほどいったように、よくないプレーをしても無失点で終えることはあるし、いいプレーをしても負けることがある。今日はいいプレーをして失点ゼロで終えたといえるだろう。」

得点を取れなかったのはジェフの問題か。それとも、日本代表選手が数多く後方に控えるジュビロの守りがよかったのか。

「両方じゃないかな。失点とはGKだけで防ぎきれないものもある。もし、川口があのまま守り続けて3カ月も失点しなければ、日本はワールドチャンピオンになるんじゃないかな。」

2006年4月15日(土)FC東京戦にて

□試合前ミーティングにて

〔FC東京の想定される動きをボード上に示し、それに対してどのように対応するのかを何パターンも指示したあとに・・・〕 この上(ボード上)で示すことは簡単だが、グラウンドではこう簡単にはいかない。選手同士、話し合って解決をすること。

マークの受渡しが重要。受渡しは話せばできるはず。走るだけでなく賢く(相手に数的優位を作らせない)サッカーをすること。

□ハーフタイム

「今のところうまくいっているが、自分たちでリズムを崩すことはやめよう。同じミスを繰り返してはいけない。ちょっとしたことで流れは変わる。後半はタイトにマークするところから始めよう。相手も何かを変えてくるはず。しっかり対応しよう」

□試合後の会見

「3-0でリードしていたとはいえ、あのような攻撃を受け、負けていてもおかしくなかった。流れがFC東京にいかなかったのがラッキーだったといえる。ウチの何人かは集中力が切れ、何人かはうぬぼれたプレーでボールを失っていた。そういう意味では負けても不思議ではなかったわけだが、逆にいえば、こういうチームに対して一時は3-0でリードしたわけだから、内容的にも勝てた試合だといえる」

サブメンバーが6人しかいなかったが。

「選手がいなかっただけ。実際はいますけど(笑)、前日にやった練習試合で情けないプレーをして、ベンチに座るべき選手がいなかった。」

中2日の影響もあったのか。

「なぜ皆さんは、試合が込み入ってくると疲労のことを持ち出すのか。彼らはプロだ。たとえ試合がなくても練習はするわけだし、ときには練習のほうがきつい場合もある。疲労が溜まっているというのは言い訳にならない。スタジアムは彼らが仕事をする場所だ。」

2006年4月12日(水)新潟戦にて

□試合前ミーティングにて

「リーグ(セレッソ戦)で少し良いプレーができるようになったが、まだ厳しい。まず自分たちのゲーム・プレーを心がける。だからこそ自分たちのプレーをするチャンス(ゲーム)があるのだからそれをみせなくてはいけない。観客は今考えている状態。初めはスタジアムがいっぱいだったが少しずつまた減っている。そこを注意深く考えなくてはいけない。」

「グラウンドは良いし風もない。雨も問題ない。そのような環境でサッカーができるのだから、ジェフのサッカーができるということ。そういう環境がこのスタジアムにはある。スピードを意識しよう。」

「技術は全体のトレーニングで学ぶものではない。近代サッカーのトレーニングは、そういう上のレベルだということ。技術なんてものはこのレベルに来る前にやっておくべきこと。」

□ハーフタイム

「よくない。全員マークが離れている。全員が足元でボールを止めてパスをしている。遅い。まずは、中盤がタイトにマークをすること。ボールを奪ったら動いてボールをもらえ。すべりやすい。シュートを簡単に遠くから打たせないようにしよう」

□試合後の会見

「(今日の試合の感想をお願いしますという言葉に対して)何をお願いするのですか? ここは教会ではないので、何かをお願いするのはやめてほしい。私が何かを言うのを待つのではなく、まずは記者のみなさんが考えてほしい。私が逆に聞きたいぐらいだ。私は何が起こったか全部知っている。」

「観客にとってはすごく面白い試合だっただろう。ただし、監督にとっては厳しい試合だった。普段試合に出ていない選手にとって、今日はとてもいい機会だった。彼らは試合の流れや実戦が足りなかったからね。本人たちにとっても、何ができるかわかったと思うし、監督やスタッフにとっても見ることができたのはよかった。」

GKのミスがあったものの、シーズン当初よりも走れているように思うが。

「GKはミスしたと簡単にいうが、そういった目で見られるとGKも厳しい。GKがミスをせずに全部止めていたら、たぶん、彼はアーセナルにいるでしょう。」

前半苦しんだが、その最大の原因は?

「一番の原因は、対戦相手がいたからだ。相手がうちにプレーをさせてくれなかったからで、それは、相手が元気だったところまではということだ。」

「すごいシンプルな説明だけどね。そして、なんでうちの選手の技術が低いのかと尋ねるならば、ちょっとそれを説明するには時間がかかるんだよね。」

2006年3月29日(水)広島戦にて

□試合前ミーティングにて

「鹿島戦は勝ってもおかしくはなかった。しかし負けたということは、チームとしては落ちていること。それを忘れないこと!」

「鹿島戦ではファンが戻ってきた。走ってサッカーをできたという証だろう。結局走るということがいかに重要か感じてほしい」

□ハーフタイム

「立ち上がりの20分はよかった。それ以外は何もしていない。ボールを動かすのが遅い。もう一度、マークを確認してしっかりとつくこと。中盤でマークをつききれていないところからはじまっている。怖れず、確実につないでいこう。ボールを持ったらどんどんしかけよう」

□試合後の会見

「両チームともに若い選手を使い、メディアのみなさん、観客のみなさんがそういったゲームを見れたのはよかったと思うし、うちのチームにとっても、どこが欠点で、どの選手に何ができるといったことを把握できたのはよかった。」

楽山選手について

「自分のプレーに責任をもって、ディフェンスをしたが、彼はあのように引いて守るべき選手ではない。彼はうちのチームのでは珍しく、1対1で勝負できる選手。本来ならば、もっと前線で彼の力を発揮してほしかった。私は、彼が何をできるかはわかっている。そうじゃなく、ディフェンス面やしっかりと走ること、走るために準備することをやってもらいたいと思う。」

2006年3月25日(土)鹿島戦にて

□試合前ミーティングにて

「まずはこうやって落ち着いて考えることが重要!私はできると考えているから同じことを言っている。相手が上かどうかではなくて、我々が自分のサッカーができるかが重要!走ることをサボってプレーして成り立つサッカーなど世界中どこを探しても、そんなチームはない。」

□ハーフタイム

「疲れてくるとミスもする。相手も疲れてきている。アントラーズは経験のあるチーム。マークを外したらやられる。ボールを持っているときはもう少し集中しよう。ここを集中して、しっかりと走ろう」

□試合後の会見

「試合の感想を毎回聞かないでほしい。みんな見ているのだから。いい試合ではあった。私の想像以上のいいゲームだった。」

「人生の中で運が必要なときもある。このような試合は勝ったほうが勝つに値するチームだということ。ようはうちが勝っても勝つに値していたはずだ。」

「この結果は残念だが、試合後に選手に言うことはない。走っていたし、それでこの結果なのだからね。」

2006年3月21日(祝・火)清水戦にて

□試合前ミーティングにて

「守るだけではチャンスなんて来る訳がない。攻撃がなければ相手はどんなに楽にできるだろうか」

「君たちは何か勘違いをしている。自分だけが良い生活をして、良い車に乗っていれば良いということは絶対にない。サポーター・街・市原市・千葉市のためにも最高のプレーをみせないでどうする。」

□ハーフタイム

「その中でどのように対応していくのかというと、力を合わせて、賢く、出来ることをやるということが大事。今後、そういったことを考えていかないといけない。」

□試合後の会見

パスミスが多くドタバタしていた感があるが、結果が出ないことによる心理的なものからきているのか。

「首にナイフを突きつけられた、ギリギリの状態だったといえるだろう。その中で確実にプレーするのは難しい。あるいは今の質問に対して答えが難しいのは、プレー中にミスをするのはウチだけではないからだ。」

今日の勝利でナイフが少し首から離れたか。

「まだ突きつけられた状態だね。ただ、そっちのほうがウチにはいい。ナイフが離れてしまうと、またプレーが悪くなってしまう。」

守備面で改善した点は。

「ただ、選手には「もう言い訳はきかない」ということをいった。プロの選手なんだから、責任を持ってタイトにマークしなければいけない。」

「ミスをした選手は試合に出ることができなくなる。競争を高める意味ではいいことだろう。ただ、ウチはチェルシーでもアーセナルでもバイエルン・ミュンヘンでもない。レッズやガンバ、マリノスでもない。選手は足りない。ビッグクラブならミスした選手の代わりに新しいプレーヤーを買ってくればいいが、ウチはそうもいかない。今いる選手で戦っていかなければならないし、結果的に最後は同じ選手が試合に出ている。ただ、それでもチームが変わらなければ、何らかの手を打たなければいけないだろうけどね。」

2006年3月18日(土)福岡戦にて

□試合前ミーティングにて

「ベンチから「疲れているか?」と聞いても誰もダメとは言わない。だがベンチから見ていてマークができていないから聞いているのだ。交代することは恥ずかしいことではない。チームのためにもそこを良く考えてほしい。」

□ハーフタイム

「どこかで恐れている部分があるので失点した。もう一度、マークをつきなおすこと。もう少し速くボールを動かそう。グラウンドへ出たら全員が動くこと。一人少ないなか戦っているようだ」

□試合後の会見

「サッカーは戦いではなく、プレーするもの。」

「ジェフのサポーターたちには、グラウンドに立ってプレーをしているのはジェフだけではない。対戦相手がいて試合が成り立っているわけで、そこで具体的にうちがどれほどのチームなのか、2部から上がってきたアビスパ福岡とか、試合に勝っている浦和レッズとか、名前は関係ない。どんな相手だろうが、自分たちと、対戦相手がいるなかでやっていること。そこを理解してほしい。」

「その中でどのように対応していくのかというと、力を合わせて、賢く、出来ることをやるということが大事。今後、そういったことを考えていかないといけない。」

マリオ・ハースが欠場したが。

「巻にとっては難しい試合だった。巻は戦って走るプレースタイルの選手。彼に何もいうことはない。はっきりとは言わないが、巻に足りないのはそういったことではない部分。それは巻も知っていること。」

「巻には何もいうことはない。巻はジダンになれない。だけど、ジダンにないものを持っている。」

なにかを変えていかなければならないのか。

「このチームはまだ熟してないといえる。いつもいってることだけどね。いつもそうだが、このチームは流れがいいときはいいプレーをするが、厳しいシチュエーションになってプレッシャーがかかったときには力を発揮できない。ただ、選手のせいだけにすることはできない。プレッシャーの中でプレーできる選手もいれば、できない選手もいる。それが、うちの選手の一人ひとりのキャラクターであり、その中でいまそういうことができない状態なので、見ていかないといけないし、そこが重要なことだ。人生では何が起こるかわからないので、このような状況が続けば、もしかしたら、降格争いをするかもしれない。」

「逆に、私がいいたいのは、ジェフはほかに選手いない。常に、一番いい選手を選んでいる。そういう意味では正しいことをやっている。選手を代えることは難しいことではない。ただ、実力の低い選手を出して、実力の高い選手をベンチに座らせるのはサポーターに対してもメディアに対してもいいことではないと思っている。このまま、うまくいかなかったら、何かをするしかないけどね。」

2006年3月11日(土)甲府戦にて

□試合前ミーティングにて

「我々だって危険なことのできるチーム。自分たちのスタイルは崩さずにあいてのスタイルに合わせていろいろなことができるチーム。そういう選手がそろっているはず。自身をもってプレーしてほしい。」

「全力でプレーしてかしこくやること!そういうプレーを続けることで勝利というものが転がり込んでくるはず。」

「タイトにマークして相手にプレーさせないこと。10mも離してプレーをしている選手がいるようでは、勝利なんて転がり込んでくるはずがない。要はパニックにならずに恐れずプレーができる冷静さをキープしよう。そして走ること!忘れるな!」

□ハーフタイム

「相手はリスクを冒して攻めてきている。パニックになる必要はない。後半の立ち上がり、まずは相手にしっかりとついていこう恐れる必要はない。」

□試合後の会見

「もう正月は終わったと思っていたが、彼らはまだ正月気分のようだ。客観的に見ても選手に言うことはない。やれることを全部やって2-0でリードしていて、その時点で相手は終わっていたはず。そこから簡単にゴールを失って、このような結果になった。ただ、他に代える選手もいない。今はこれを耐えるしかない。選手を怒鳴ったり、あるいは何かを言うことは正直ない。ただ、言えることは、一つ一つのプレーに選手が恐れをなしている。」

ヴァンフォーレについては。

「J1のチームらしくないプレーをしている。すごく勇気をもって攻めているし、戦術的にも勇気がある。」
「あのようなプレーをしていくというのは本当に興味深い。すごくサッカーに対していいことだと思う。普通と違う考えをしたプレーをしている。」

2006年3月5日(日)大宮戦にて

□試合前ミーティングにて

「立ち止まらずに動いてボールを動かすことで、相手はキツくなるはず。相手のリズムを崩すためにもタイトなマークを心がけること!それができなくてはだめ。できなきゃうちも引いて守るだけ。それでいいのか?」

「リスクを犯すのはボールを相手のエリア近くに運んだときに犯すもので、自陣で犯すのは間違っている。」

「ゲームに負けることはある。ただ負けるにしても自分たちのプレーをやりきって負けるのと、そうでないのでは大きな違いだ。」

「考えなくてはいけないことは、相手に足りないところをプレーで見せること。走ること。考えること。かしこくプレーすること。それを見せて欲しい!」

□ハーフタイム

「恐れる必要はない。しっかり走れている。続けよう。集中しよう。大事な試合だ。かしこくプレーすること。」

□試合後の会見

「何人かの選手は一人前になったと思っている。ナビスコカップの優勝でうぬぼれが生じている。忘れるべきでしょう。終わったことです。カップ戦で優勝したなら、本来であれば、その後の試合ではもっと走って証明していかなければならない。もちろん、このことは選手に伝えたし、目を覚ましてほしい。」

セットプレーで失点したが、守り方に問題はないか。

「ペナルティエリア内で競り合うということは結構難しいものだし、練習できない部分でもある。ウチは若い選手と対戦して練習しているが、かといってアルディージャの選手を連れてきてトレーニングするわけにもいかないからね。競り合い方を身につけるには、練習だけでは十分ではないのだ。」

「セットプレーうんぬんではなく、変えられるところは変えていくが、アンリをはじめとする海外の195センチもある選手とは練習をやっていけない。」

「リードしている間はいいが、あのような2点目の取られ方で集中が切れてしまった。できるならバスケットボールのようにタイムをとって試合を止めたいけどね。でも、実際にはタイムを取れないわけだから。」

2006年3月2日(木)UNITED 3月号(No.133)にて

オーストリアはヨーロッパの中でもレベルの低いリーグ。そのチームにあのような負け方をして、Jリーグのカップ戦ウィナーはこの程度なのかと思わせてしまったのが悲しい。(中略)この危険な状態は、去年の天皇杯(セレッソ戦)から始まっている。クラブ全体が去年の成績に満足しているフシがある。

2006年2月19日(日)ちばぎんカップ終了後 監督会見にて

□ハーフタイム

「集中してどうつなぐか。力を出し切って走れなくなったら言ってくれ。惜しまないこと。全力を尽くすこと」

□試合後の会見

「新シーズンが始まるときに大事なのは、健康であり新たな気持ちを持つということ。それを踏まえたうえで、今日の話ができる。結果はそんなに大事ではなかったが、試合には常に結果がつきもの。」

今季で4年目の指揮となりますが、抱負を教えてほしい。

皆さんが上を向いて聞いてみてください。ひょっとすると答えが返ってくるかもしれませんよ(笑)。私の口から、今季に関して何ができるかは言いにくい。他のチームは大きな補強をしてきた。たくさんのチームが上位を狙っているし、白熱した争いになるのは間違いないだろう。そういう意味で、ジェフは今までよりも大変なシーズンだと思っている。今季、ウチがどういうシーズンを送れるのか、誰とも約束はできないしウソもつけない。

2006年2月8日(水)UNITED 2月号(No.132)にて

今シーズンに掲げる目標を教えてください。

「わざわざこの口からウソはいえません。多くの人を裏切ったり、ウソぶったりするわけにはいかないのです。もちろん、サポーターの皆さんにもウソをいうことはできない。ここ2、3年、ウチは15〜16人の選手で戦ってきました。このことはポジティブにも考えられますが、同じメンバーが同じ力を発揮できるかどうか分からないもの確かです」

2006年1月1日(日)朝日新聞千葉版にて

「個人の抱負は別にない。私というより、全体として世界のバランスが取れたらいい。結構、不幸な出来事が多い。日本は生活水準が高く、その意味では幸運だ。世界には生まれてくること自体が不幸だということがまだまだある」

「千葉には千葉のチームがある。地元に誇りを持つという部分をうまく生かしていければいい」

千葉の将来を担う若者に向けてひと言。
「なぜ、若い人だけへのメッセージなのか。当然、街を発展させるためには若い力が必要だ。問題は若者が力を発揮できる場所があるかどうかだ。そんな場所がない、若者がどんどん外に出ていくようにならないような街にするのが大事だ」

2005年のオシム監督語録へ
全ての文章、画像の無断転載・引用をお断り致します。
また許可なく複製、転用、販売等の二次利用をすることを固く禁じます。
 

ページトップへ